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  12月28日(水)
穏やかに晴れた今日一日。お昼から歯医者にでかけ、さらにお花の先生のところに寄って展示会の作品を回収してきました。
歯医者では先日穴をあけた歯を掃除して、それからよけいに痛くなり、夜に入っても痛みが治まらず鎮痛剤を飲んで様子見状態。今まで全く痛みがなかったのに治療して痛くなるってどうよ。何とかしてくれ先生!!
お花の先生のところでは、ちょうど大掃除中。何人かの生徒も相次いで訪問してきたので、しばしお茶を飲みながら世間話をしておりました。
今度の先生の作品展では先日私がつくって提供した四角錐の入れ物を使って作品をつくるのだとか。「幾らにする?」と聞くので「幾らでもいいよ」と返事をしておきました。使ってもらえるだけで今は満足ですからね。1月末の展示会が楽しみです。
その帰り、つるを取りに近くの山に行ったのですが、とにかく足が冷たく1時間もいることができませんでした。冬のつる取りはなかなか大変です。
午後4時頃なのにもう日没。つる取りの山から見た夕日です。きれいでした。



これまで私のホームページに付属していた「まきのバヌアツ便り」ですが、彼女のホームページが完成したのでようやく独立しました。これからの彼女の活躍とホームページの充実を期待しましょう。
彼女のサイトはこちらです。



  12月27日(火)
クリスマスは猛烈な冷え込み。零下10度くらいまで下がったのではないかと思われるほどでした。その後はやや落ち着いていますが寒いことには変わりがありません。とにかくどこにも出ないで閉じこもりの日が続いている年の瀬です。

つい先日のこと、班長さんが会費を集めに来たついでにある署名を頼んでいきました。事情を聞くと、ある新興宗教団体が町内の広い空き地に施設を建設する予定になっているので、それを阻止するために署名運動を始めたのだということでした。
配られた署名の趣意書によれば、その団体の名称は「世界真光文明教団」といい、「人々の俗信を煽るような一種の脅迫観念を人々に与え客観的な判断力を失わせるような教団」(ネット上での記事からの引用)であり、「このような宗教団体が小学校の近隣に本拠地を建設して布教活動を展開しようとして」いるので「全住民が一致団結して断固反対し、署名活動を通じて建設阻止」をするのだということでした。
私は説明を聞いた上で「一般的には思想信条の自由・信教の自由が尊重されなければならず、新興宗教団体だからといって反社会的・犯罪的な活動をしているのでなければ機械的に排除されるべきではないと思う。ただしこの団体についてはまだよくわからないので、もう少し検討をさせてほしい。情報があれば知らせてもらえるとありがたい」と伝えておきました。
その後、とりあえずネット上でいろいろとこの団体に関する情報を集めてはいるのですが、実際まだわからないことが多いですね。
「手かざしの真光」といえば相当昔から全国のあちこちで見聞きするわりとポピュラーな教団ではないかと思っていました。しかし、その実相はとなるともともと関心もなかったこともあって調べてみたことも考えたこともありませんでした。何の因果でこんな馬鹿馬鹿しい教団のことに首をつっこまなければいけないのか全く憂鬱なのですが乗りかかった船ですからしかたがありませんね。
一般的にこの手の宗教団体は啓示を受けたと称する教祖がそれなりの教義をつくり信者を集めていくのですが、その教義や方法が荒唐無稽であればあるほど心に問題を抱える人々に一定のインパクトを与えるわけで、単に教義がいかがわしいというだけで排斥するほどに単純なものでもないでしょう。確かに洗脳的な手法や財産を吸い上げる手口を取り出せば決してほめられた組織でないことは明らかです。被害者の会も作られているようで、対応がなかなか難しい。
「真光」についての全体的な概観は次のサイトが役にたちそう。また時間をみて自分なりの考えをまとめてみようと思っています。もしこうした団体についての情報をお持ちの方はお知恵をお貸しください。

宗教法人世界真光文明教団
真光について


  12月24日(土)
昨日から間断なく降り続いた雪のために、池田でも今朝までにかなりの積雪がありました。ホワイトクリスマスもあまり降りすぎても困りものですね。
今朝は早起きして久しぶりの本格的な除雪。こちらは雪が融けないし車が通ると圧雪になるので早めに除雪をしておく方がいいのです。約1時間ほど動き回って着替えをしなければならないほど汗をかいてしまいました。
富山に行っている妻も向こうの家の除雪でかなり悪戦苦闘しているようです。今日はまだ北陸を中心にかなりの積雪が見込まれているので道中気をつけて帰ってきてほしいものです。




  12月22日(木)
今日は午後から松本まで歯の治療に行ってきました。ずっと奥歯の具合が悪かったのでここ1か月ほど通院を続けているのです。詰め物に穴をあけて神経を抜いてというかなり大がかりな治療をしました。痛みはないので何とか片方で食事もできています。
池田は昨夜から今朝までまた5センチほど積雪がありましたが、松本方面は全くと言っていいほど雪がありません。安曇野はちょっと移動しただけで雪の量が極端に違うので不思議なところです。

さて夜に入って外はマイナス7,8度まで気温が下がっているらしく家も車も氷漬けになっています。日本海側では大雪が続いて、新潟市内では長時間の停電まで発生しているとテレビが伝えていました。関西でも同程度の停電が発生とはまた何ということか。
気象庁は「暖冬傾向」としていた予報を12月に入って「寒冬」と修正、20年ぶりの寒い冬になるということらしい。 いままで雪の降らないところにまで記録的な雪が降って、いやが上にも気候変動の影響を感じてしまいます。
ちょうど見ていたビデオが「The day after tomorrow」。タイムリーと言うべきか皮肉と言うべきか。
原油高に加えてこの寒波の影響もあり灯油代が大幅に上昇しています。来年度予算でも庶民いじめの収奪路線が強化されるわけで、どうやって生活を防衛するか頭のいたい冬です。こうなったら早く布団に入って寝てしまうに限りますね・・・。おやすみなさい。ZZZ


  12月20日(火)
今日の信濃毎日を見ていたらおもしろい記事が目にとまった。「沖縄県民の4人に一人が日本から独立すべきだと考えている」という記事だ。琉球新報でもこのことは報道されている。
琉大・林泉忠助教授の調査チームが行った県民意識調査で分かったものだという。
注目すべきは、自分を「沖縄人と思う」が全体の4割(40.6%)。「沖縄人で日本人」(36.5%)や「日本人」(21.3%)よりも多かったということだ。
自分たちを沖縄人(ウチナンチュー)と呼び「本土」の人間を”ヤマトンチュー”と呼ぶ意識は私が妻と結婚した本土復帰直前の頃とさほど違ってはいないのだろうか。いや、そうではなくその意識は現実の中でどんどん進化し研ぎ澄まされ一つの形をなしてきているらしい。そう思わずにはいられなかった。そして、この記事を読みながら二つのことを思った。

第1。そもそも「日本人」とは誰のことなのか。国民の皆さんに支持されたことになっているあの政党やチョウチン持ち「学者」・「評論家」などが「日本人のこころ」だとか「日本の伝統」とかというあの日本人のことでは断じてあるまい。なぜならこれには沖縄人やアイヌ人は入っていない。日本に帰化した元外国人も入っていないはずだからだ。
これについては何度も引き合いに出す森巣博さんが「無境界の人」の冒頭でドッカ〜ンと問題提起して、さらに話を進める中で明快に”完全解答”を与えている。某政党などのふりまく「日本人」はこれとは全く異質の得体のしれない正体不明の差別的・抑圧的「日本人」であることも明らかにされている。
先の沖縄独立の指向こそはまさにこの「日本人」論への強烈なアンチテーゼであり、見事なカウンターパンチなのだ。
森巣さんはこう言う。

「つまり『日本人』論とは、差別と排除という確乎たる方法論を用いた思想から神秘の糸を手繰って論者の想像する『日本人の神髄・本義』を創出し、そこから展開されたイカレポンチ論なのだ」

第2。現在進行中の在日米軍再編・自衛隊の増強という路線がまさしく「日米共同謀議による『沖縄処分』」であるということ。
実は何を隠そう、これらの「再編」が琉球処分とまで筆者が言い切るほどの深さと規模とをもっているとの認識を私はつい先日まで持っていなかった。
雑誌「世界」の1月号で批評家の仲里効さんが「『独立琉球』という想像力」という一文を書いている。目が覚めた。ほとんど何も知らなかった自分を恥じた。
ここでどれほどのことを書いてもこの一文の真意を伝えることはできない。ただ、読んでほしいという他はないのだが、筆者がここでは「想像力」と控えめに、しかも痛烈な批判を込めて書いている「独立」が、実際には沖縄県民のかなりの部分に広がっている意識だったのだ。
「世界」の次の一文「なぜ基地の平等負担ができないのか」で知念ウシさんが述べていることを私たちはどうとらえるのか。考えて考えて考え抜かなければならない問題提起がここにはなされている。それほどの激しい意識を根底に置いた「沖縄独立」の指向であることを我々は知るべきだ。

「私は、安保条約を覆せていない以上、その結果責任を国民が平等に負担すべき、と考える。よって、沖縄からの米軍基地の県外移転を求める」
「私は、日米安保というあり方に反対し、沖縄差別を解消したいと思っているものこそ、在沖米軍基地の県外移転平等負担、という『苦渋の選択』をすべきではないか、と思う」
「そもそも、沖縄人の在沖米軍基地の県外移転平等負担要求とは、『私たちを同じ日本人として認めてくれ』というお願いでも、『0.6%なら喜んで負担する』というものでもない。『私たちを差別するな。侮辱するな。近代以来の、私たちや他の地域・民族を犠牲にする生き方をやめてくれ、責任をとってくれ』という沖縄人から日本人への呼びかけなのだ」
「たとえ、沖縄人からのこのような呼びかけに日本人が応えなくても、私たちのたたかいは続くばかりだ。そして、いつの日か私たちは勝だろう。しかしそのとき、日本人は、自己を解放、回復し、人間になるチャンスを、失うことになる」





  12月19日(月)
一昨日から今日までに池田では約10センチの積雪。昨日は一日チラチラと降り続いていましたが、それほど積もるわけでもなく北陸の大雪と比べればたいしたことはありません。昨夜松本方面まで出かけていた妻の話によれば松本は全く雪がなく、19号線を北上して明科から池田に入るところから雪があったということでした。ほんの10キロほどの違いで雪の状態にもずいぶん差があります。
私はといえば相変わらず家にこもりきりでつる織りに専念しておりました。これまでの成果を一挙公開といきましょうか。趣味の民芸品という趣ですね。
まだ作成を始めてから一年くらいですから織り方も2種類しか知らないしフォルムも限られているし、技量もたいしたことはありませんが、まあはじめの一歩ということでご了解を願います。4,5年も修行をすれば、鑑賞に耐える「作品」を作り出すことができるのではと内心ちょっぴり期待。


ランプシェードは今年4個目。今度はうんと小さいものをつくりました。電気の傘はやっぱり大きめの方が見栄えがします。小さいとはいえやたら時間がかかるので、あとは年明けまでしばらくお預けです。
フォルムや編み方はネットで検索をしたりしていろいろ調べて参考にしてはいるのですが、私のように「青つづら藤」のみを材料にしている人はそれほどは見かけないし、作品もいろんなレベルがあるので、これはもう私のオリジナルでやるしかないと思っています。ただ、「あけび」「籐」とかを材料にした作品にはハイレベルのものがたくさんあり、その編み方は研究に値します。そのうちどこか適当なところで習ってこようかなと。


  12月15日(木)
冬型の気圧配置が強まって相変わらず寒い一日。ただし今朝はすっきり晴れ渡って素晴らしい天気。北アルプスがくっきりと見えました。例によって妻と高台までアルプス見学に。一面雪に覆われた北アルプスのパノラマはいままで見たこともないほどきれいでした。


昨日の午前中はあの姉歯元建築士への証人喚問を見ていて時間がたってしまった。午後からはお花に出かけなければいけなかったので残りの3人はあとでダイジェストでみました。
この空前の規模の耐震強度偽造・建築法違反事件の全容を解明するには証人喚問だけでは当然限界がありますが、それでもこの業界(多分建築業界だけではないだろう)の闇の深さ・腐敗の底知れなさを感じさせてくれるには十分でした。
「鉄筋量をへらせと何度も言われた」「法律に触れることは理解していたし木村建設も法令違反の認識はあったと思う」という姉歯証人に対して、直接に指示していた木村建設の篠塚東京支店長は「法令の枠内で経済効果を求めただけ」とのべ正反対の証言。自分の設計した建築物がどのようなことになるのかを一番知り得たはずなのに神経が全く麻痺してしまっているとしか見えない姉歯証人。自分たちには関係がない、全く寝耳に水とうそぶく建築会社やコンサルタント会社。どうみたって狂っています。
今回の尋問でのクリーンヒットは民主党が入手し暴露した総研の内部文書でしょう。鉄筋量を具体的にどれだけまで落とせとかこうすればコストを削減できるという生々しい指示。耐震構造など2の次という恐るべき実態が明らかにされています。
「自分一人だけでは(偽装は)できない」という姉歯元建築士の言葉はその通りでしょうね。
関係者の構図は番組改変を求める政治家の圧力が問題にされた例のNHK問題とうり二つ。巨悪は高枕。とかげのしっぽ切りで「自分の弱さ」に負けた建築士とか建築に直接関わった関係者が切られて幕ということなのか。それにしても問題が発覚することを彼らはおおよそ認識していたでしょう。そのために責任の所在をあいまいにするための策をいろいろ巡らせていたはずです。
それにしてもあまりに単純で素人にさえわかるような耐震設計の偽造。それをすら見抜けない民間検査機関のずさんさ。これからマンションやホテルに入るときは鉄筋量や耐震構造の説明を十分に求めてからにしないといけないのでしょうかね。ああ、アホらし。

アホらしついでに、東アジアサミットに出ていたKOIZUMIの発言。「一人の国民、総理大臣として自分の国の施設で平和を祈り、戦没者に哀悼の意を表すことを批判する気持ちが分からない」だって。わからないならサッサと総理大臣を辞めたら? 靖国神社がどのような性格のものかを外国の人たちは知らないとでも思っているのかしらね、この人は。War Shrineってどんな意味? 
「アメリカべったりであの戦争を精算できない日本」についてプレスセンターでは外国の記者たちの辛辣なコメントが相次いでいた。彼らはよく本質を理解している。ひとりわがKOIZUMIだけが恥さらしな外交を続けている。中国の首相からペンを借りるというウケねらい見え見えのパフォーマンスも軽佻浮薄そのもの。アジア諸国はますます中国に信頼を寄せ、日本は政治・外向的にはますます孤立の道を歩んでまいります。はい。


  12月14日(水)
私が現在Linuxで使っているワープロソフトは懐かしの「一太郎」です。別に凝った文書を作ることが目的ではありませんから普段は日本語が入力可能なエディタで十分なのですが、いま一太郎がどこまで進化しているかを知りたいと言う好奇心もあってよく利用しています。
ところで、このソフトの登録をするためにジャストシステムのサイトにアクセスして登録状況を調べてみたのです。すると、何と!今から15年も前の登録がちゃんと残っているではありませんか。感激。
「一太郎 V.2 PC98 5"2HD 1900/01/01」という記録です。あのペラペラでドデカイ5インチ・フロッピーのね。懐かしくて涙がちょちょぎれそうでした!!
当時はPC98シリーズの全盛期。新しものの私としては何とか工面して購入したところまではよかったけれど、そのマシンで使ったソフトはといえば結局この一太郎だけ。教え子がBASICを駆使して数学のシートを作っていたのを指をくわえてみていたっけなあ。良くも悪くもこの「一太郎」、私にとってはパソコンと同義語であったのであります。ついでに言えばその後の数年は何といってもワープロ専用機の時代でしたね。
それから40年(これは綾小路きみまろの文句だった)、じゃなかった数年後に、東京でMacintosh Power Bookとの”運命の出会い”を果たし、それからというものワープロソフトはNisus Writer(当時はSolo Writer)オンリーになってしまったのでした。ちなみにこのSolo Writer、私のOld Macでまだ現役です。
もともとマイクロソフトのワードやエクセルはMacのソフトとして開発されたのですが、いつの頃からか Windowsの中心ソフトになっちゃったために私にはほとんど無縁。Nisus Writerのシンプルさと使い勝手の良さは群を抜いていましたから、それ以来これ一筋でやってきました。
そしてそれからまた数年。今度はLinuxとの運命の出会いをして、とうとうまた「一太郎」に戻ってしまったというわけです。こんなこと、どうでもいいことなんですけど、懐かしさのあまりついワープロの履歴を披瀝してしまいました。



  12月13日(火)
あたり一面銀世界になってしまいました。昨夜からの雪が数センチ。北陸・東北の感覚からいえば降った中には入りませんが、たまにこうして真っ白になるとなつかしい子どもの頃の思い出がよみがえってきます。
最低気温マイナス5度、最高気温2度という昨日今日はじっと部屋にこもっているに限ります。あんなによく近所の人たちと挨拶したり世間話をしていたのに、冬になるととたんに疎遠になってひどいときは一週間も顔をみないときさえあるほど。まさに冬ごもりの季節です。



さて、新聞紙上ではまたまた腹の立つことがたくさん。いったいこの世はどうなっちゃったんですかね。人類滅亡も近いのかな。
第1。北海道県警の裏金づくりで検察は刑事告発を見送ったという記事。
2003年から今年にかけて全国で現職警官やOBの内部告発が相次ぎました。北海道では地元の新聞がかなりくわしく裏金問題を追及してきました。 それらを読むともう腐敗しきった警察組織の実態が浮かんできて空恐ろしくなってしまいます。
今回の報道では、道警は6年間で捜査報償費など約11億円を裏金化し、うち約7億円を本来支出できない交際費などに使い国と道に損害を与えたと認めながら「私的流用は否定しており、札幌地検が不起訴処分で刑事責任を問わないと決めたのは道警の捜査結果を追認する形となった」とかかれている。調べればいくらでも飲み食いやゴルフ接待などの証拠固めができるだろうに聞き取り調査だけで幕とする検察には「同じ穴のむじなのにおい」すら感じさせます。内部で処分が済んでいるから起訴はしなくていいというんじゃ、私的流用さえしなければ罪に問われないというのと同じです。

つい先日紹介した「ご臨終メディア」の中で森巣さんは次のように書いていますね。

森巣 :日本全国津々浦々の警察署で裏金が作られていたのは、すでに明らかになった。そのうち公的にそれを認めたのが、北海道警、高知県警、福岡県警などの13都道府県警で、これだけは飲み食いしたから金だから、と横領した公金を返還した。
ちょっと待てよ。警察の裏金が作られる過程で、どれだけの犯罪が重ねられたのか?
嫌だ嫌だと言っても、署員は偽造領収書に署名押印させれらたわけです。これが偽造有印私文書作成、同行使。これだけで5年以下の青べべ(懲役刑)です。書かせた奴には、強要罪を貼り付けられる。この偽造領収書は会計課に回された。会計課では、虚偽有印公文書作成、同行使、詐欺、公金横領が行われた。これでできた裏ガネは、一部は警察庁に上納、その残りは、所轄でいえば課長職以上に配られた。おそらくもらった連中は、雑収入として税金申告していないと思う。すると脱税という反国家的犯罪。おまけに公務員には、不正を見つけたときには、それを告発しなければならない義務(「地方公務員法」、「国家公務員法」)もある。
すると、いち、に、さん、よん、ご、ろく、しち、はち。合計8つの犯罪がほぼ日常的に全国の警察署で行われていたことを、警察は公的に認めたわけです。もう、犯罪者集団ですね(笑)。
しかし、一人でもパクられましたか?まだ誰もパクられていない。みんなお巡りさんを続けている。一方、オウムみたいな非国民たちは微罪逮捕長期勾留。立川の反戦ビラ入れ事件では郵便受けにビラを入れただけなのに、75日間、檻の中にしゃがませられた。これが「法のもとで万人が平等である」ことなのでしょうか。なんでやねん。おかしいやんけ(笑)、と北海道新聞も高知新聞も続けるべきだった。
権力は腐敗する。絶対的権力は絶対に腐敗する。
その権力の腐敗を、国民の代わりに監視するのが、ジャーナリズムの役割なのです。

少々長い引用でしたが、実に的確な指摘です。
権力の実体解明を放棄したこの国のマス・メディアもまた腐敗の渦中にあると言わなければならないでしょう。

続いて第2。アメリカ産牛肉の輸入再開決定のニュース。アメリカの検査体制に欠陥があることは周知の事実なのに、国民の命より政治決着を優先させたKOIZUMI政権の底なしの奴隷根性。
日本やヨーロッパのような牛の月齢個体識別システムをもたないアメリカでどうやって「査察」を実効あるものにしようというのでしょうか。
先の裏金問題にからんでやりとりされた座談会で道警の元釧路方面本部長、原田宏二氏はのべます。「結局、だれかが犠牲にならないと変わらないということですね」
BSEでも国民の誰かが犠牲にならなければ変わらないというんですかねえ。もし重大な問題が生じたとき、誰が責任をとるのか。責任をとる前にそもそも被害者を救う方法があるのか。何もない。ただ親分のアメリカを信じろという無責任体制があるだけです。
「牛丼復活」に期待をかける向きもあるかもしれないけれど、それほど消費者は愚かではない。買い控え・拒否という方法で抗議をつづける方法は残されてはいます。しかし、問題は加工品。
さて、この完全な対米従属状態の日本の政治経済体制は北朝鮮の軍事独裁体制と好一対という感じになってきましたね。もっと足下をみなくっちゃ。


  12月12日(月)
寒波の影響で昨晩から今朝にかけて猛烈な冷え込み。マイナス5度くらいまで下がったようでした。あんまり寒くて早朝からストーブをつけて、それでも寒い。朝にはバケツに分厚い氷が張ってネコは氷をなめておりました。
夕方からは本格的に雪が降り出して明日までに数センチから10センチくらい積雪がありそうです。

Turbo Linuxの新バージョンFUJI(バージョン11)が届いたので、これまで使っていた前の環境を一切削除してFUJIをインストールしてみました。
別のマシンで試せばよかったのですが、セットするのが面倒だったのと、新バージョンに期待していたこともあって思い切って入れ替えてしまったのでした。
インストールそのものはそう大した作業ではなかったのですが、いままで使っていた環境、とくにインターネットラジオを聞くためのXMMSというソフトを入れようとして早速挫折。ダウンロードしたソースをバイナリコードに変換するためのソフトのバージョンがあわない(新しすぎ??)ために、いろいろやってみたのですが、結局だめ。
WindowsのOfficeをそのままインストールして使えるというエミュレータを搭載しているしGimpの新しいバージョンも使えるから魅力的ではあったのですが、前のようにデスクトップ機として楽しめる環境にはとうてい及ばず、結局あきらめてまた前の環境にもどしてしまいました。< br>そうはいっても、またまた猛烈にやっかいで時間のかかる作業を延々とやっていたわけで、linuxには泣かされています。5回ほどやり直してようやく完成。節電のためとはいえ我ながらよくやるな〜〜という感じ(ほめているのではなく、呆れているのです・・・)

さて、最近小学生の受難が相次いでいます。出口のない真っ暗闇の世相を直接反映したような陰惨でやりきれない事件ばかりです。なぜこうも簡単に人の命を、しかも幼気盛りの子どもの命を奪ってしまうのか。
人と人とのつながりの希薄さ、他人の命のかけがえのなさということに思いを寄せられない殺伐とした心性、自己肯定感をもてないで簡単に被害者意識を抱きそれを他人への攻撃に転嫁してしまう倒錯した心理などを見て取るのは間違いでしょうか。
思えば現代の教育と労働のありかたそのもの にその根っこをみることができるような気がします。若年労働者の半分がすでに派遣・一時雇用などの不安定雇用労働者といいます。過酷な競争教育のなかでさまざまな知識のみをつめこんで高校や大学を卒業したと思ったら、明日も見えない仕事と生活。一部の富めるものと貧しいものとの所得格差がますます開いて「下流意識」という言葉が流行語になるような社会。これらの事件がもっと大きな事件の序章でなければいいがと真剣に思います。
悲しく残念なこうした事件の再発をふせぐために地域の連帯が求められていることはいうまでもありませんが、同時に問題の根源に立ち向かう社会的運動をひろげ発展させていかなければならないのではないでしょうか。


  12月10日(土)
昨日から今日にかけて報じられたニュースは全く耳を疑うようなことばかり。怒り・腹立たしさなんてなまやさしいものじゃない。
もっとも慣れっこになったり諦めて何も考えなくなったり感じなくなるのを誰かさんは待っているのだろうなあ。
第1。米軍の再編のための費用をぜ〜〜〜んぶ日本が持つんだって??グアムへの移転費用だけで軽く1兆円を超えるだろうと報じられている。重税・高負担などで庶民の生活をまるごと破壊してきたのはそのためだったのかア〜〜〜。
こうなったらブッシュのペットというよりブッシュの忠実な奴隷。こんな金ビタ一文出す必要はないし、むしろ向こうの負担で基地を元通りの肥沃な土地に復元させるべきでしょうに。KOIZUMIはもう完全にイカレている。倒閣の運動を始めなければいけないんじゃないですか。
第2。KOIZUMIはいよいよ完全小選挙区制を狙い始めた。消費税や改憲を射程距離に入れるには参議院を何とかしなければならないから、手っ取り早い方法として選挙制度をいじればいいわけだ。もう平成大一揆しかないかな。これは。
第3。自衛隊官舎にビラ入れをした3人に対して高裁が逆転有罪。地裁判決はきわめて常識的だったのに、これはまたとんでもない判決。この裁判官、常識の通用する社会に生きているんかしら。
フツーに考えてもこんなもの微罪中の微罪なのに、まず警察は3か月半も拘留し、そしてこの判決。警察と司法がグルで「治安体制」づくりにとりかかっているという印象を受ける。それじゃ自衛官募集のビラ入れをどうしてくれるんだ。これを指揮した自衛隊幹部、マンションや一般民家にビラ入れをした人物などを全員逮捕し数ヶ月拘留・有罪判決を出してみろ。”法治”国家が屋台骨から腐って”崩智”黒渦、”呆痴”骨化、”放置”国家になっていく。
第4。民主党の代表のアメリカでの発言。自民党さえ「言いたくてもいえない」ことをよくもまあベラベラとご披露なさる。アメリカの方がびっくりしていたのではないかしら。骨がらみ改憲右翼だね。きっと哀れな末路をたどることになることでしょう。今から予言しておきます。


  12月8日(木)
一日のうちで明るい時間の何と短いこと。朝6時半はまだ薄暗く、夕方3時をまわるともう日が傾いて5時にはほとんど真っ暗です。ちょっと外にでかけても帰りには車のライトをつけなければなりません。
商店街や洋風の家にはクリスマスのイルミネーションや飾りが取り付けられて一年の終わりを感じさせます。ときどき雪をたくさん屋根に乗せた車と出会います。大町でも10センチ、白馬方面はもう20,30センチの積雪らしい。今朝も薄氷が張って寒かったけれど、空は晴れ。夜明けの空がきれいでした。


昨日はNHKの「そのとき歴史は動いた」という番組を見ていました。先週からの2回連続もの。真珠湾攻撃までの山本五十六海軍司令長官の言動を跡づけるという趣向でした。
この番組で描きたかったのはいかに山本が開戦に反対していたか、真珠湾攻撃の作戦をたててからも開戦回避に期待をつないでいたかを印象づけるだけのものでした。
彼が長期戦になれば日本には勝算がないと見ていたことや「兵を養うのはただ平和のためだ」という言葉を紹介するだけで、あの戦争の中での彼の果たした役割や当時の陸軍・海軍がどのような侵略行為をアジアで働いていたかは一切不問。
感想を聞かれればその返事はただひとこと・・・「NHK」
今日、太平洋戦争開始から64年。ジョン・レノンが凶弾に倒れてから25年。その日、日本政府は自衛隊のイラク派兵延長を決定。




  12月7日(水)
きのう、おとといと2回も「終わりに見た街」というドラマを見てしまいました。テレ朝の終戦60周年特別企画として先日放送された「山田太一ドラマスペシャル」の録画版です。ごていねいにコマーシャルをのぞいたDVDをつくってあったので昨日は妻と一緒に映画鑑賞をしておりました。

物語は川崎市の多摩川沿いに住む親子4人と幼友達親子がある朝気がつくと60年前の昭和19年にタイムスリップ、当初はただ突然のできごとに翻弄されるのみだったものが、やがてその「現実」を受け入れざるをえなくなり敗戦前夜のナマの生活を余儀なくされる。そして東京大空襲。
戦争に流されていく庶民の暗さを突き放した視点でえがき、家族が味わう恐怖・理不尽さに焦点をあててあの戦争のもつ今日的な意味を問うという山田監督の意図は明確に伝わってきます。
しかし一面、そのテーマの割に時間が短いため、もっと深めてほしい場面もいくつかありました。それでも見所がたくさんあるし、見方によっては観客にゲタを預けたところもあって、これを戦争を深く考えさせられるという意味では大変すぐれたドラマになっていると思われました。柄本明、津川雅彦、小林桂樹といった俳優がちょい役で登場するのも楽しい。
とりわけ最後の東京大空襲のシーンは日本における”戦争の連続性”を示唆する重要な場面です。「歴史とちがう!」という主人公のつぶやきも重たい。
また子どもたちにはあの戦争の時代とはどのようなものであったのか、もし現代に住む人間が突然そこに置かれたらどうなるのかを登場人物とともに考えさせる大変貴重な映像となっています。
私には、ドラマに登場する昭和19年の東京の生活が、マスメディアなどの「批判」してやまないあの北朝鮮の現状と重なって見えてしかたがありませんでした。おい、メディアさんよ、そんなに威張っていいのかい。あの時代への批判的視点をとうの昔に捨て去ったアンタたちに、彼らのことが言えるのかいとつい言いたくなってしまう。

テレ朝のこのドラマのサイトを見るとたくさんの感想が寄せられています。なるほどと思う意見もあっておもしろい。役者へのインタビューやドラマの裏話も楽しませてくれます。ドラマとともにこのサイトもぜひご一見を。

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午後から久しぶりにドライフラワーの教室にでかけました。10日から教室の生徒さんたちの作品展を行うというので何人かの出入りがあったりして先生も忙しそう。
今日は3週間前から持ち越しになっていたクリスマス・リースをほぼ完成させました。前に一度リース作りをしているので割と早くつくることができました。
やればやるほどむずかしいリース作り。一人前につくることができるのはいつのことでしょう。

クリスマス用の花かご
クリスマス・リース

下はランプシェード三作目。



  12月6日(火)
ちょっと更新をサボるとあっという間に日が過ぎていきます。
昨日は終日強風が吹き雪がチラチラ舞っていましたが、今日はうってかわって穏やかな晴天。朝久しぶりにカメラを持って風景を納めてきました。
山は一面まっしろ。雲が中腹にたなびいて目を見張るほど美しい。しかしその雲も見ている間にまわりに広がり、しばらくすると山頂までもやもやした雲に覆われて北アルプスの冬の絶景も朝の短時間見られただけでした。それでも上空は青い空が一面にひろがっています。
天気予報によれば明日までまた相当に雪が降るらしい。昼近くになるとかなりかなりあやしい”雲行き”になってきました。


我がKOIZUMI首相の思考停止状態はもう相当なものだと思います。ほとんどプッツンしているのではないでしょうか。
日中韓首脳会談の延期をうけての朝日web版での報道は耳(目?)を疑うほど。これほどの暴言を放置しているマスメディアもひどいが、政党をはじめ各方面から非難の声が大きくならない現状は大政翼賛状況といっていいとさえ思います。
麻生外相の発言も輪をかけてひどい。KOIZUMIの完全なタイコ持ち。
タカ派ぶりが着任早々出てきたといえばそうなのだけれど、町村前外相といいこの大臣といい、どうしてこうも軽薄な人物ばかりを対外的な責任者にするんでしょうね。まさしくKOIZUMI内閣の本質そのものとしか言いようがありません。


  12月1日(木)
とうとう12月。私のホームページも作成からほぼ2年が過ぎたことになります。長い間リニューアルもせずややマンネリ気味のきらいはあるものの、私も妻もよくまああれこれと書き続けてきたものだと我ながら感心しています。果たしていつまで続くのやら。

昨日の夜はガイドマスターの反省会兼忘年会がありました。参加者は20名ちょっと。登録した人は当初30数名でしたからかなり減っています。
参加者の最高齢は80歳。ほとんどが60代で一人だけ40代がいました。私ももうちょっとで60代に突入ですから、何と高齢のガイドばかりでしょう。しかし目的は池田町の紹介や案内が中心業務ですから、時間の余裕のある退職後の人たちになるのはやむを得ないことですし、それはそれで味があっていいかもしれません。
前半は参加者が二人ずつ組になり相手になりきって自己紹介をしました。あらかじめ3分ほどで相手の情報を聞き取ってそれをもとに相手の紹介をするわけです。私は76歳のかたの紹介をしました。
この会をリードしているのは池田商工会のYさんですが、毎回いろいろと趣向を考えていて、場をもりあげようと腐心されていることがよくわかります。結局前半はこの自己紹介だけで時間が来てしまいました。
Yさんは前半の終わりに当たって「3分間だけ、将来の池田町はこうあってほしいと思うことを目を閉じてイメージしてほしい」と通告しました。みんなはそれぞれどんなことを考えていたのでしょうね。私は前から考えていた「電柱のない町。花とハーブであふれた町」をイメージしておりました。
その後は席を変えて忘年会となりました。参加者はさすがに池田町の出身が多く顔見知りも大勢いるのでそれぞれに盛り上がっておりましたが、私は知っている人もほとんどありませんでしたが、それでも席がとなりになった人たちといろんな情報交換をすることができて有意義でした。
来年度からは池田町も観光にかなり力を入れ始めるということで、年が改まってから再度ガイドマスターの登録を行い、4月からの始動に備えるということでした。




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