遠く北アルプスが少しかすんで見えます。晴天つづきは変わらないもののようやく天気は下り坂。明日、明後日は曇りから雨になる予報、降るならしっかり地面にしみこむように降ってほしいものです。
夕べも妻と息子が来てくれて、1階のファミマでしばらく雑談。息子は一泊しただけで、渋滞を避けて遅くに帰るのだという。スマホを見ながら、あちこちで事故・渋滞が起こっているとため息をついていました。昨日の午前中もまた畑仕事を手伝ってくれたようで、妻は作業が結構はかどったとよろこんでいました。
病院にいると、畑が懐かしい。手塩にかけた作物に会えないというのは、なかなか辛いものがあります。
病院生活は4月22日から数えて10日目。退院が待ち遠しいという気持ちになっています。
体調はまずまず良好。集中して本を読むとか、何か書き物をするとかということはまだ全然できないので、日中は勢い寝ていることになります。
今日は、午前中(?)に洗髪、午後から放射線科に行ってレントゲン。まだ抜糸の話はありません。
リハビリの担当者は、平日が今日・明日しかないので、退院後の生活指導をこの2日で集中的にやると言っていましたから、リハビリ室では結構いろんなことをやらされそうな気配です。
「退院」という言葉は待ち遠しいのですが、装着している巨大なコルセットを思えば・・・です。そうはいって、これは時間が解決。
今日はメーデー、全労連系のメーデーは当たり前のことですが5月1日開催。この病院の労組からも若い組合員達が参加するのでしょう。ただ組合の場合は昔からのことですが、基本的に「動員」。日程「消化」という色彩をぬぐうことは全く出来ていません。むしろ加速しているんじゃないですかね。だいたいメーデーの歴史を学ぶなんてこともほとんどないのでしょうし。
ちょっと話は変わりますが、
岩波ホール50周年記念作品として、若き日のカール・マルクス、F・エンゲルスを描いた映画「マルクス・エンゲルス」が4月28日から公開されるという解説記事(しんぶん赤旗:4月27日)を見ました。
この映画自体はマルクス生誕200年を記念する作品。私が病院にいなければ、一日すべてを休んでも見に出かけたろう映画。近くどこかで必ず見ることができるでしょう。
赤旗の谷本氏の解説によると、「監督ラウル・ベックは『ベルリンの壁』崩壊から4半世紀が経った今だからこそ、『マルクスの科学的論文』の『原点』に立ち戻ることができると考え、伝記や解説書でなく、二人の往復書簡などの1次史料にあたりながら制作したと語っています」ということ。
谷本さんによれば、この映画のもう一つの見所はマルクス夫人イェニーなどの「知性を感じさせる女性たちの描写」だといいます。
これは「年寄り」の話じゃない。マルクス26才、エンゲルス24才の頃の実話。「社会の不合理に怒り、人間の尊厳を侵す暴圧を許さない、青年マルクスの情熱と信念」を躍動的に描いた作品ですから、とりわけ劣悪な労働条件で呻吟させられている日本の若者たちに見てほしい映画ですね。
午後1時半。本日の予定の検査などをすべて終わり、そのあとの果報は寝て待てです。
その後の連絡では、抜糸は連休明けの7日か8日になるだろうということ、明日午後、妻と共に主治医から経過と今後の予定などについての話があるということでした。