この前、五木寛之さんの「戒厳令の夜」について触れたあと、ここ3日ほど時間の許す限り”机の上で”2巻の最後まで読み続けていました。
奥付を見ると1977(S52)年3月となっており、単行本として発売されてから3ヶ月後に入手したんですね。私が妻とともに名古屋から富山に戻って2年目にあたります。
発売当時、私の頭を占めていたのは、チリ連合政権のクーデターによる崩壊という衝撃的な出来事の追跡が中心だったため、この作品の中では、その他のことは付随的な問題としてとらえていたような気がします。
しかし、いま読み返してみると、この物語のかなりの部分は、い
