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2月29日
(日)
人間の頭の中ってどうなっているのだろうと不思議に思うことがよくあります。考えてみると私の頭脳はほとんど半世紀もの間相当部分が数学で埋められていたはずでした。しかし、今はそれがまるで消え去って何事もなかったようにふるまっている。教室のみなさんがこれを読むことがあれば、ある意味ではとても奇妙に思うかもしれませんね。なにしろみなさんとは数学で結びついていたわけですから。もし何か問われればそのときはきっと記憶中枢からいろんなデータが呼び戻されて前と何ら変わらない調子で講義することもできるのでしょう。人間の頭とはよくできたものです。
しかし一方で、それが壊れたら記憶は残ってもそれを引き出すことができなくなる。または記憶中枢の古い記憶だけが取り出され、新しく蓄積していく部分が絶えず消去される、そんなことにもなるのでしょう。母の場合は後者です。でも最近はそれもあやしくなっていろんなデータがランダムに取り出され、夢と現実とがごちゃごちゃになってしまっています。だいぶそんな記憶とつきあうことにも慣れてきましたが、そうした頭からは時間という概念が消えていくので、意識的に働きかけて規則正しい生活にもどし ていかないといけません。これは口でいうほどやさしくない。気長に、母の気持ちにそって動くこと。何か突飛なことをやることがあってもそれはそれなりの理由が必ずあるのだからそれを理解するようにつとめること、ですね。うう〜〜ん。毎日それが(!)大変です。たたかいです。自分との。
2月28日
(土)
きのうは大変重い問題について書いてしまいました。今日は軽いノリで私の好きなマックの話題。マックといっても関西風のマクドではありません。AppleのコンピュータMac。考えてみるとつきあい始めてからもうかれこれ10年近くなるんですね。
アメリカ映画の中でコンピュータとかパソコンというとこのMacintoshが大変よく使われます。私はかなり注目して観ているのですが、いくつかあげると一番有名なところではMission Imposibleかな。I IIの両方ともマックが使われていたような気がします。Independence DayではずっとPower Book 5300がでていましたね。I've got a mailではメグ・ライアンがPower Book 3400を使っていた。極めつけは私のお気に入り「Dark Angel」。これはCubeとシネマ・ディスプレーというよだれがでそうな組み合わせで、しかもでかいアップルマークとともにいつも画面に登場する。思い出せばいろんなシーンで使われているんですねえ。ほかにももっとあったと思います。そうそう、パソコンではないけれど、暴走特急ではメッセージ・パッドがでてきました。シェアは少ないのにどうしてアップルなんでしょうね。思えば不思議です。だれか、この謎を解明してくださいませんか。
2月27日
(金)
今日の一番のニュースは何といっても松本でのサリン事件や、同じサリンによる地下鉄内無差別殺人事件のオーム真理教松本被告に対する死刑の判決でしょう。
今からもう10年も前に引き起こされた一連の事件は、戦争という愚かさは別としても、なぜこうもグロテスクなまでの犯罪が行われうるのかを問い、人間の持つ負の側面、宗教的な狂信の行き着く果ての浅ましさを余すところなく示したものとして強烈な印象を残しました。
地下鉄サリン攻撃という犯罪が実行された当時は、多くの有能な青年がなぜこれほど易々と松本被告のような陳腐な人間に取り込まれていったのかといった議論がうるさいほどにマスコミをにぎわせていたように思います。しかし、それはこの10年の間にいつしか人々の意識から(私からも)忘れ去られ、一つの特異な現象があったというだけの知識として普段と変わらない生活の中に溶け込んでしまってきました。今日の判決は、果たしてそれでいいのかということをあらためて私に問いだしました。
私はどちらかというと9.11にはずっとこだわりつづけ今なおそれ以後の国際的な情勢の推移に注目してはきましたが、オーム事件のような問題にはそれほどの目をむけてはこなかったというのが正直なところ。しかし、息つく間もなく起こっているたくさんの殺傷事件を解くためには、人間のさまざまな心理の中で最近注目されている「自己肯定感」という問題がすぐれて大切なキーワードになっているような気がしています。
今日の社会的、文化的な状況の中で成長する子どもたちの発達のゆがみとか精神的な発達のおくれとかという問題とともに、自分を認めてくれて心地よく感じる場所がどこにもなくなってきている劣悪な人間環境の問題があると思えます。だから、こと宗教的なカルトからの誘惑に対しては、どこも受け入れてくれなかったのにここだけは違うという意識を引き起こしやすいし、容易にそれへの帰属意識に転化していくことになると考えられます。
奇異な殺人や誘拐事件などの多発は、腐敗し崩壊しつつある日本の政治・経済・文化状況の反映なのであり、いくつかの突出形態にすぎないのではないかとさえ思えます。逆にそうであればこそ、それに抗って人間とは何であり、どのようにしたら人間らしい生き方ができるのかと問いかける動きも加速せざるをえません。現代はまさにそうした途方もなく大きい混沌の渦が複雑に幾重にもできているようなまれにみる時代と私には思えます。
2月26日
(木)
ちょっと複雑なものをつくろうとすると途端にわからなくなって今日はずっと悩みっぱなし。全く進展なしでした。気長に基本からちゃんとやらないとだめですね。Mikeとのチャットでもこっちが遅いのでイライラしているのがわかって落ち込むし、いいことなしです。気分転換にビデオでもみましょうか。
今日は壊れたビデオデッキを修理するために八王子の東芝センターまではるばる行ってきました。どうも壊れたビデオを収拾する癖があるらしく部屋には古いデッキがもう数台ころがっています。録画した山のようなビデオを見るにはデッキがいる。一台ではちょっと心細いと思って中古をオークションで買っているうち、たまってしまったというわけです。修理すると大変な費用がかかるのに、100円というオークションの値をみるとついボタンをポチッと押してしまっている私でした。
修理工場は八王子の方面にあるのです。今日は汗ばむくらいの陽気でずっと車の窓を全開にして走っていました。野猿街道から北野へ向かっていったのですが、どうしたわけか拝島の方まで行ってしまい、あわてて戻ってきました。
1ヶ月に1度か2度ほどしか車に乗らないし、乗るときにはほとんど長距離なので車も悲鳴をあげているんじゃないでしょうか。途中田舎道を走っていたら梅の花がきれいに咲いていてあわや追突というきわどい場面がありましたが、それからは気をひきしめてよそ見をしないで運転しました。
最近母が食事をする際に食べ物をあっちへ移しこっちへ移し結局食べられなくしてしまうという不可解な行動をよくします。どれだけ言い聞かせても直らないのでつい大きな声を出してまたまた反省しています。きっと母なりの根拠があってそうしているのでしょうが、自分の世界に住んでいる母と上手につきあっていくには本当に私自身が変わらないといけないのだと毎日思わされてしまいます。
2月25日
(水)
昨日からCSSの勉強をはじめました。indexページのリンクに適用して色を変えることに成功し感動。こんなことで「やったー」と小躍りするようでは単純ですね。いまに見ておれ、あっという仕掛けを・・・いやいや Simple is bestであったはず。自重。
引っ越し準備で、向こうのインテリア関係の店と連絡をとったり銀行口座を整理したりして、ようやく引っ越しの準備にちょっと入りました。3月にはいよいよ荷物を箱詰めにしたりして本腰を入れなければなりません。
2月24日
(火)
今日の参議院でのアナン国連事務総長の演説はずいぶん矛盾に満ちたものでした。まあ、日本の国会で演説するんだから多少のお世辞もいるのかもしれないけれど、それにしても自衛隊の派遣に手放しの賛意を表明したのはいかにも軽率です。
イラクへの主権委譲について国連が主要な役割を果たさなければならないというのはその通りだが、その障害となってきたのはアメリカ・イギリスの横暴だしそれに全面的に追随していたのは日本だったんではないんですか。アナンさんはさんざん煮え湯を飲まされ最後にはさじを投げてしまった格好だったのに・・・。一方の小泉首相は「いまほど国連が注目されているときはない」と言ったそうです。最初から国連より「日米同盟」重視でアメリカ一辺倒だった人がそういうものだから、あまりにその意図がみえすいて笑っちゃいました。
小泉首相はまた今日の夜の記者会見で、日本の国連安保理の常任理事国入りについて「今も慎重だ」と語ったようですね。(Asahi.com)この日本の常任理事国入りという問題について井上ひさしさんが面白いことを言っています。
「日本の常任理事国入りが問題になっています。これ、絶対に無理です」(新潮文庫「井上ひさしの作文教室」152、153ページ)
その理由を簡単に言うと、戦前の国際連盟をぶち壊したのは常任理事国の責任ある立場の日本だ。これは世界の常識としていまも通用している。日本の指導者はそれをきれいさっぱり忘れている。過去のことをきっちり誤りもせずにまた常任理事国になりますと言っても世界の常識が許さない、というわけです。
日本の軍隊がのこのこイラクに出かけていくということをアジアの人たちはどう見ているのでしょう。あの戦争に対するまじめな反省もなく憲法を変えてでもアメリカの要請に応えて戦争できる国にしようという現在の日本の状況と過去のいまいましい歴史とをきっと重ねてみていることでしょうね。
2月23日
(月)
昨夜は夕方から久しぶりにまとまった雨が降ったと思ったら、今日はまたよいお天気。しかし午後からどんどん気温が下がって、明日の朝はどうやら冬の寒さに逆戻りのようだと天気予報が伝えていました。
またたく間に日が過ぎていきます。どうも生活の実感は退職というより夏休みのような感じで今ひとつメリハリがないので、何とか立て直さないといけません。ついついあることに集中すると夜が遅くなってしまうんですね。だから起きるのが遅くなる。たまに早く目が覚めても、昼近くになるとまた頭がいうことを聞かなくなる。長い間の習慣っておそろしいものです。身体が長い長い生活のリズムをしっかり覚えているのでしょうか。
今日は二つ目の引っ越し屋さんが来て見積もりをおいていきました。何となく弱々しい感じの青年で頼りなげ。しかも高い。
昼は井上ひさしさんの「12人の手紙」後半をよんで、夕食のあとはスタイルシートの概論を一冊さっと読みました。よくわからないことが多かったけれど、情報と構造はHTMLで、デザインはCSSでと分けて記述することやテーブルを使わないでページをレイアウトすることができるということぐらいはわかりました。C言語については全く無知だからHTMLのような単純なものは比較的早く理解できても、CSSとなるとちょっと敷居が高いですね。でも、これも勉強だから少しずつ実践的に覚えていくことにしましょう。当分は最初にHTMLで書いたものをアップロードしておいて、いずれCSSをつかったものにリニューアルというのがいいのかもしれません。いつのことやら。
しばらく前から地方自治関係の本を何冊か買って読み始めています。最近の市町村合併のことについて何にも知識がなかったので、多少は関心を持っておかないと長野に移ってからあわてることになりそうな予感がしたからです。いずれこのことについても書きたいと思っています。
2月22日
(日)
今日は朝から何という暖かさ。まだ母は夢の中なので外に散歩に出ましたが30分ほど歩いて帰ってくると汗ばむほど。まだ2月ですよ。これはもう3月から4月の陽気です。どこかおかしいですね。
梅の花が一斉に咲き始め紅梅・白梅が家の庭先にたくさん見えます。ボケの花ももうほとんど咲き始めです。
多分あと10年も経って気がついたら北極や南極の氷が解けて海面が1メートルほど上昇、その対策が一番の政治課題ということになりかねません。共産党の不破さんにならって言うと、もはや現在の日本の資本主義には地球の管理能力がなくなってしまっているということでしょう。もともとあったかどうか疑わしいですけれど。気候変動が続き、異常気象の続発という自然の反撃のもとで、これからの日本はいったいどうなるんでしょうね。そんなことを考えながら歩いていましたら、どっと疲れがでてしまいました。
昨日は午後から友人のマイクの家に行ってお別れをしてきました。彼と奥さんは近く子どもができるので奥さんの里である韓国に帰るのです。奥さんは一足先にもう今週日本を発ちますが、彼は仕事の関係で一ヶ月遅れの出発。私もほとんど同じ時期に東京を離れるので名残を惜しんできたというわけです。
彼の世話もずいぶんしたけれど、彼にもかなりお世話になってしまいました。いまも私のつたない英文を直してもらっているので頭が上がりません。とても気さくな人柄なので、年のことを気にする必要もなく対等につきあってくることができました。
2月21日
(土)
猛烈に忙しいのにものすごい読書家、研究家という人が世の中にいますね。いつそんなに本が読めるのだろう、どうしてそんなことができるのだろうといつも不思議に思います。私なんかは「超」ひまなのにぜんぜん本がよめません。気持ちはあるんですよ。あっても身体と頭がついていかないのです。頭の構造の問題は横においておくにしても、問題意識自体がちがうんだろうかと考えてしまいます。まねをしようったってできないんだから、そんなことを考えても仕方がありませんが、でもやっぱりちょっとくらいはまねをしてみたい。井上ひさしさんの何気ない話を読んでいても、そんなことを感じさせられます。
さて、今日はクリーニング屋さんに午前9時に起こしてもらってそれから母の確定申告の書類を書きました。たいしたことを書くわけではないのにめんどうくさいという気持ちが先にたってしまいます。
でも考えてみると税金の問題はものすごく大切なことですね。自分の家計がいったいどうなっているのか、どれほど税金がかかっているのか、よけいな税金を取られてしまうのをいかに防ぐかなどをしっかり見直すよい機会です。
昨日母といっしょに見ていた「寅さん」シリーズの中で、タコ社長が寅さんを評して「あいつの頭の中はいつも恋で一杯だけどこっちの頭は税金でいっぱいだよ」というのがありました。いいですねえ、こんなせりふ。これから確定申告の季節です。私もこれからしっかり家計を管理して来年はたくさん税金をとりかえさなくては。あ、収入がないんだった・・・・。お母さん、しっかりめんどうみますからよろしくお願いします。
それにしても「新生銀行」の件は腹が立つ。19日に株式が上場された新生銀行に買い注文が殺到して827円の終値だったそうです。8兆円の公的資金(税金)を使い、うち4兆円が損失でパー。1兆円近い利益をあげた米投資グループには課税権も及ばない(及ばせない)というのだからもう開いた口がふさがりません。4人家族に直すと・・(計算中)・・。 
2月20日
(金)
本屋に行くと私の足はたいていパソコン書籍のコーナーにすぐに向かってしまいます。ここ7、8年の悲しい習性です。何か新しい本が出ていないか、あのソフトの解説は出ていないか、そんなことを考えながら見ているとついほしくなって買ってしまうんですねえ。だいたいソフトウエアは一年に一回くらいバーション・アップしますからパソコンの本も売れ行きは衰えない。つまり私も全くその戦略にはまってしまっているわけです。
しかし今日はそれをちょっとだけ反省して、前から読もうと思っていた井上ひさしさんの「井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室」、それに小沢征爾さんの「ボクの音楽武者修行」という文庫本を手に入れてきました。
私にはこっちを半分読んで、次にこっちを読んでと2,3冊を平行して読んでいく悪い癖があります。今日も「作文教室」を先によみはじめたんですが、母の世話で長く中断せざるをえなかったので、今度は「武者修行」に目が移ってしまいました。これが面白い。とうとうやめられなくなって結局先に読み終えてしまいました。
小沢さんには私にはちょっと忘れられない思い出があるんです。私がまだ高校生のころのことです。若き小沢さんがN響の指揮をしているのをテレビ(白黒です!)で見たことがあったのです。ところが彼の指揮は身振り・顔つきがハンパじゃない。口をとんがらし、とにかく大きな身振りで型破りの指揮をするんですね。それをテレビはアップで迫る。それを見ていた父が「これじゃねえ・・」とポロリ。私にも大変異質なものがお茶の間に飛び込んできたという印象でした。それまではレコードかラジオでしか聞いたことがなかったのに、今度は指揮者そのものに焦点をあてたものを見せられてしまったわけです。クラシック音楽にそれほど接したことがなかった私には、音より身振りにどうしても目がいってしまっていました。
でも本当の音楽をよく理解しているヨーロッパやアメリカの人々は違ったんですね。当然のことながらオーケストラの奏でる音そのものをとらえて指揮者を評価してますから。それからまもなく日本を発って外国でますます名声を高めていく小沢征爾の名前を聞くたび、日本の(私自身の)音楽水準の低さと欧米の音楽水準の高さとを常に考えさせられていました。この本でまだ20代半ばの青年だった小沢さんの当時の生活ぶりに触れて、思わずそのことを思い出してしまったというわけです。
ちなみに小沢さんの指揮で私の一番のお気に入りの曲は、若きキーシンのピアノでボストン交響楽団が熱演するラフマニノフPC第3番です。この曲は映画「シャイン」の中心曲にもなっていますよね。実際忘れられないすばらしい指揮・演奏です。
本日が私の正式な退職日。みなさんお世話になりました。ありがとうございました。
2月19日
(木)
昨日母と一緒にしばらくニュースを見ていましたら、日本経済はこれまでの4半期で1.7%のGDPの伸びがあったという話をしていました。一年に換算すると実に7%の成長だといいますが、同時に放送されていた庶民へのインタビューでは「ま〜ったくそんな実感はないですねえ・・・」とシラケきった反応。高成長の牽引車は中国への輸出とりわけ車の輸出なんだそうですが、さもありなん。
最近ある人がこんな話をしていました。「かたや長時間超過密労働で過労死するという悲惨な実態がありながら、職のない人がものすごく増えている」と。恐るべき矛盾。資本主義の無政府性ってやつですね。それと同じで高成長といっても基幹産業のある部分だけが突出してもうけを上げているというのであって、政府や大企業のえらい人がやっていることは「新生銀行」の一件だけで推測できるというものです。ね、竹中さん。
来年度予算や今後の年金のゆくえ・消費税の増税などをみれば、どうやらとんでもない世の中になりそうだという予感だけがはっきりしてきます。だって、国の財政はもう借金にまみれ借金を借金で返すどろなわ財政だし、そんな中で庶民への増税額と大企業への減税額とがほとんど同じだというし、国内ではものが売れないから、これはどうしてもアジアに資源と市場を求めて進出していかないとやっていけない状態に近づきつつある・・・・自衛隊のイラク派遣はその地ならし。憲法9条の明文改悪はその仕上げ・・・なんだかそんな予感。ええっ??これっていつの話なんですか???
2月18日
(水)
昨日はこれからの課題について書いたばかりでしたが、さっそくちょっとまずい生活になってしまい大いに反省しています。
実は友人のMikeに英文の日記についての添削を頼んでいたんです。その返事がきたので、自分の書いたものと見比べたり新しく書いたりしていたらあっという間に夜更けになっていたという次第。
こんなことを考えなければよかったと思いましたが後の祭り。スタートしてしまったし、Mikeも快く引き受けてくれたのでやるっきゃない。自分の勉強のつもりであんまりあせらず少しずつ思ったことを書いていこうと思います。
ところでどうしてこんなことをやり始めたかというと、長野に引っ越してからいろんな人との交流を願っているからです。それはその土地の人にとどまらず、日本中の人や世界の人と仲良しになれたらいいなあという素朴な願いからです。
たどたどしい英語でも、何かのきっかけで長野・安曇野を訪れてくれるかもしれないし、そうでなくてもいろんな情報を交換できるかもしれませんからね。ただ母の世話をしてひっそりと田舎で暮らすというのはどう考えても寂しいです。それにもう一つの考えがあるんです。それはまた改めて書くことにしましょう。
東京は連日暖かい日差しにめぐまれています。今日はようやく行きつけの理容店に散髪に行ってきました。さっぱり。でも薄くなったな〜〜〜〜〜。ヘルパーさんは「白髪がないですね」と慰めてくれましたが、白髪が生える余地がないのです。トホホ。
2月17日
(火)
今はまだ午後3時間ほどヘルパーさんに入ってもらっているので外出することもできますが、3月からはそれも終了し当分私一人で母の世話をしなければならなくなるのでいろいろと頭と心の切り替えが必要になります。
何よりも一日の生活設計が大切なんですね。無計画にその場その場で対応していると昼に寝て夜ずっと起きていたり、運動が全くできなかったり、人や動物と交わることができなくなって精神的な変調にもつながってしまいます。
私自身がそれほど計画的な人間でないし、こうしてパソコンに向かう時間が長いとどうしても時間の使い方にルーズになってしまうのです。解決をする鍵はどうやら母ではなく私の生活の立て直しというか、とらえ直し・作り直しが必要のようです。母の気持ちの動きも実はほとんどの場合私の心の中の反映なんだとみることが大事なんだと少しずつわかってきたこのごろでです。
何とか、ここ数日は寝るのは遅いけれど固めて寝てくれているので昼はずっと寝ないでいることができ、一定のリズムをつくりだすことに成功しています。どうやってこれを維持し恒常的なリズムにしていけるかがこれからの大きな課題です。
2月16日
(月)
今日は2回目の鍼灸接骨院通いでした。電気マッサージを20分ほどやってその後マッサージ、鍼の順でほぼ40分くらいじっくりと筋肉のこりをほぐし痛みを和らげてくれます。1回、2回やっただけでよくなるわけではないし、身体を鍛えることと平行して治療しないといけないので、昨日からまたウオーキングを再開しています。
さて、お待ちかねの掲示板ですが、昨日申し込んで現在は家族で調整中です。いろいろ試しているところです。なかなか快適なのできっといろんな会話を楽しむことができるでしょう。
単に私との会話だけでなくお互いの意見について感想を述べあったり励ましたり、近況を伝えあったりすることができます。携帯からもアクセスできるので便利かな。早く公開できるようにしましょう。
実質的な退職からもう一週間以上過ぎてしまいました。長い休みみたいな感じだし、引っ越しを控えているので引退したという印象とはまるで違います。しかも母の介護以外は毎日パソコンとにらめっこでソフトのお勉強をしているので時間があっという間に過ぎていきます。これは当初の目的でもあるのであと2ヶ月は必死で取り組まないといけません。
今日から本格的にホームページ・ビルダーを使ってのサイトの構築にかかります。ちょっとキザで生意気なものにしようと考えているところ。違うソフトで3つほど作ってみる予定です。今はウインドウズで作業していますがこのあとはMacで作ることにしています。果たしてどうなることやら。もちろん公開するのはHTMLで書いた一番初めのものですよ。期待せずまっていてくださいね。まだ誰も聞いていないんだった・・・・・。
2月15日
(日)
昨年の暮れから腰を痛めて(多分椎間板ヘルニアからくる座骨神経痛?)ずっと悩んでおり、医者に行こうと思いながらずっと果たせないでいました。退職を機にようやく以前お世話になった明大前の針灸接骨院に行ってきました。非常に丁寧に親切に対応してくれ、ケアもしっかりしているのでしばらく通ってみることにしました。若い頃からのキャリアなので心して治療にあたらないとまたまた再発ということになりかねません。治療は当然続けるとして、日頃の運動不足を解消する手だてを同時にとらないと・・・。
ホームページ作りにかかりきりになっているとどうしても時間管理がルーズになってしまいます。明日から、毎日30分のウオーキングを日課とするべくがんばります。2ヶ月歩いて3キロ減量するぞ!!成功したら奥さんからご褒美がでます。
ホームページを作り始めてからほぼ一ヶ月たちました。HTMLだけならまあこんなもんかと思います。スタイルシートを使ったり、ジャバ・スクリプトを利用したりとなればさらに高度な知識が要求されてくるので、それはこれからの課題。当分はシンプル・イズ・ベストの精神でいくことにしましょう。サーバーにアップする前に掲示板を申し込みテストをしているところです。うまくいきますように・・・・。
受験生のみなさんの結果はどうだったでしょうか。明日あたり電話して聞いてみようと思います。
教室は新学年が始まってあわただしいことでしょうね。一年学年のあがったみんなは元気でやっているかな。毎日寄せ書きなどを見ながら思い出しています。私に元気をくれます!!。
2月14日
(土)
HTMLの入力についてほぼわかってきたので、今日からを専用ソフト使ってみようとホームページ・ビルダー8を起動してみました。
まず手始めに「日々のこと」を苦労して書いてさあ保存しようとしたらいきなりクラッシュ。「ご迷惑をおかけします」だって?もう怒り狂いました。いったんは保存してあったのにそのデータも消えてしまっていた。どうして??
昨日はBlue Piano ManさんからリンクOKのとても丁寧な返事をいただきました。
「いろいろな思いを胸にHPを立ち上げるんですね。お気に入りであればどの曲を何曲使って頂いても構いません。制作の方、頑張ってください。睡眠不足にはお気をつけ下さいね(笑)。僕はその経験者です・・」
どうもありがとうございました。うれしくて勝手に私信を引用ちゃいました。すみません。曲から想像していたとおりの本当に素敵な方です。
ところでアップするホームページは結局、専用ソフトを使わないでこれまで通りソースコードでを書くことにしました。その方が勉強になるし・・。ホームページ・ビルダーは練習として別のサイト構築に使うことにしました。私のページ・リニューアルはGoLiveか、Macromediaの専用ソフト群でいずれ(いつになるかわからないけれど)やることにしよっかな・・。
ところで、長野の池田町の久子通信の紙面で合併の是非を問う住民投票の結果が掲載されていました。自立を願う人が有効回答に対して過半数をわずかに下回る46.8%だったようで、よかったです。これから移住する立場としてはやっぱり「花とハーブの池田町」であってほしいですからね。
ただ、町の財政や基盤整備などの問題から合併で町の発展が図れるのではないかと考える人も結構多いわけで、そこは住民自治の根本をふまえて町づくりのための話し合いを今後とも進めていかなければならないと思わされました。
2月13日
(金)
これを読んでくれているN教室の皆さんはどこにも「数学」の話がでてこないので、きっと不思議な気持ちかもしれませんね。あるいはホッとしているかも・・・。
ところで、私がいま作っているホームページに掲示板(BBS)を載せるといったら、すでにたくさんの人が予約を入れてくれました。うれしかったです。きっとたくさん書き込みをしてくださいね。心待ちにしています。
これをごらんの方で安曇野や介護に関心のおありの方、情報の交換を希望される方もどうぞ遠慮なくお話をお聞かせください。
閉鎖的で一方的で他の人が入り込めないような掲示板にはしたくありません。よく独特の省略形の表現や絵文字が使われている掲示板をみかけたりしますが、私はちょっと苦手です・・・(^_^;)(年のせい??)。当然のことながら、自由で楽しい交流の場を望むみなさんであれば、おそらくひとりでにルールや書き方が生まれてくるのではないかと思うので、どうか遠慮なく自由に意見を寄せてくださいね。 そうはいってもまだアップまでには長い道のりが・・・。
2月12日
(木)
昨夜遅く夜行バスで妻が帰っていきました。また一ヶ月後にはこちらに来てくれることになっています。というわけで、いよいよ人生最後の長い幕が切って落とされたことになります。
母は昨日はちょっと喉がいたいようで声がかすれていましたが、今日は割と調子がよいようで安心しました。高齢になるといつどのようなことが起こっても不思議ではありません。昨日も私と妻が母を残してちょっと外出している間に、足を滑らせたのか倒れたまま動かないでいたのでびっくりしました。今朝もベッドから落ちて、布団も全部剥いで寝ていましたから目が離せません。自分のことにかまけて母の介護がおろそかにならないように心しなければならないと改めて思わされています。
朝、ベッドから落ちてそのままになっていた母を起こして身体を温め軽い食事を用意したらよく食べてくれました。しかし、その後が悪い。睡眠不足なのか、妻と私との3人の生活が疲れたのか、ベッドにまた横になったきりいつまでたっても起きようとしません。マッサージの青年の呼び声にもヘルパーさんの声にも全く反応なし。どうしようもなく今日は眠たいだけ寝かせることにしました。昼夜逆転にならないように願うだけです。
2月11日
(水)
ここ2,3日は私の退職というイベントがあったためにこの記事を書く程度で、他のことはほとんど何もできませんでした。今日から引っ越しまでの実質2ヶ月間は私が自由に使うためのとっておきの時間です。生活費を節約し、母の介護を中心にしつつ、時間をみつけていままでやりたいと思ってできなかったことをたくさんやるつもりです。
今日はこのページに私のお気に入りのMIDIの曲をBGMとしてつけました。優しく心暖まるピアノ曲を多数ウェブサイトにアップしているBlue Piano Man氏作のピアノ曲[With The Wind]です。ただ自動的に音が鳴るようにはしていないので、多分このページの一番下にでるコントローラをオンにしてください。
今日はこのことについてちょっと触れておきたいと思います。
作者はHIROSHIさん。私と同名だからというわけではありませんが、私はずっと隠れファンであったのです。
紹介されているどの曲も、人の心のぬくもりをこよなく大切にされていであろう氏の情感の豊かさがあふれています。人に媚びず自分の感じたことを偽りなく表現されているからこそ、聴くものを惹き付ける魅力をそなえているのでしょう。BBSへのたくさんの書き込みがそれを余すところなく証明しています。
だから私がホームページを作るときは是非とも何曲かを使わせてほしいとずっと思ってきました。ようやくそれが実現しそうです。これはうれしいことですね。
2月10日
(火)
昨日は職場の同僚が送別会を開いてくれました。
職場のあるビルを見上げて、この門をくぐるのもこれで最後かと思うと感慨深いものがありました。教室ではスタッフや生徒・卒業生のみなさんがメッセージやプレゼントを用意して待っていてくれました。ほんとにありがとうね。心からお礼を言います。
その夜の送別会では、長い間いっしょに仕事をしてきた同僚だけに話しもはずみ思わぬ展開があったりして楽しいひとときを過ごすことができました。これまでになく率直で心の通う会話になったことが大変うれしかったです。
今日は朝からカラリと晴れた晴天が広がっています。母はちょっと風邪気味で喉がやられたらしくガラガラ声になってつらそうです。年寄りは体調のコントロールが難しいので要注意です。私もほんの少し鼻がむずむずして風邪なのか花粉症なのか・・。
今日から退職後の「サンデー毎日」状態に入ります。よほど気をつけないと生活がだらしなくしまりのないものになってしまいかねませんね。受験生のみなさんのように時間を決めて母の介護と自分の勉強にあてていこうと思っています。
教室はいよいよ新年度ですね。私を育て励ましてくれた場所だし、心優しく向上心にあふれた生徒のみなさんの集うところですから、さらにその良さに磨きをかけて発展してほしいと願わずにはおられません。
たくさんの進学教室がある中で、スタッフと生徒たちが気持ちを通わせて進学という目標を目指していくというスタイルの塾はその真価に触れた人には離れがたい魅力を与えるはずです。確かにそのスタイルは主流ではないにしろ、その存在価値は決して小さいものではありません。強制ではなく自分から求めて新しいものを学び取りその過程で学ぶことの楽しさに触れるという学習のあり方はますます大切になっていくであろうからです。
2月9日
(月)
マスメディアが報じる東京の進学塾は受験技術を前面に押し出した長時間の詰め込み型か精神修養型ばかり。確かにそんな塾もたくさんあるんでしょうが、そうでない塾もまた一方で存在することを私は体験を通して実感しました。実際私のいた塾はそうでしたから。
そのような塾では、生徒のみなさんはしばらく通ってみてきっと気持ちがホッとするのではないでしょうか。
その理由はいくつかありますが、その一つはなんと言っても「学び・教える」ことに忠実であるということ。つまり精神注入とか知識注入とかという前近代的な「教え込み主義」ではなく、生徒の人格を認め、適切な教材と教育技術、熱意をもって入試という壁に向かっていくという基本をはずしていないことでしょう。
第2はスタッフが熟練しており「裏表」なく生徒に対応しているということ。学校は公権力の圧力・ひずみの中で教師の側にさまざまな人間的なゆがみを引き起こす場になっています。私自身もかつてその渦中にあった一人でしたから。
しかし私のいた塾は、ある意味ではきわめて現実的な会社経営という面はもってはいましたが、生徒に対してはそれらは「裏」では決してなく、むしろ「優れた塾」とは何かを考えさせる動機として常に働いていたように思います。
人間的には純粋で暖かくまっすぐな人たちによって支えられているから、生徒の側には安心と信頼が生まれます。本当の学習への意欲とかやる気というのはそうした人間的なふれあいの中から生まれてくるのではないかと私は思うのです。退職に際して生徒のみなさんが私に贈ってくれた寄せ書きからもそのことを痛感させられています。
2月8日
(日)
退職後の一日目の日曜日。私の退職慰労のために富山から来てくれた妻と母の3人でのんびりゆったりの日曜日を過ごしています。北陸は再び大雪というニュースをききながら、こちらの天気の良さに二人でため息をついていました。
夜から再びウエブ・ページ作りにとりくんでいます。ホームページづくりもまだ単にHTMLのソースコードだけで作っているので、たいしたことが出来ていませんが、少しずつ充実させていく予定です。
今日はリンクのページを完成させました。これから必要かつためになるページとどんどんリンクさせて日常的に利用できるようにしたと考えています。
リンクは誰かのためにつくるというより自分で都合のいいように作るべきだと考えているので、かなりこだわりある偏ったものになっているかもしれません。
世の中には実に多様なウエ・ブページがあります。どんな情報でも入手できるといってもいいほどです。要はそれらをどう取捨選択しそれぞれの生き方と重ねるかということでしょう。
ウエブページを軸にして生きている人はいないわけだけれど、しかしそれは間違いなくコミュニケーションの一つの手段、重要な手がかりになっていることは間違いありません。
人と人との結びつきを固め、さらに強固なものにしていくツールとしてウエブ・ページを生かしていけたらうれしいですね。
私とインターネットに出会ってからもうかれこれ7.8年になります。なにしろネットスケープのバージョン1,2という時代。そのうち電話回線で夜間つなぎ放題ができるようになって感動していたことがいまではウソのようです。
2月7日
(土)
とうとう最後の日になってしまいました。入試直前ということもあり中3生・高校生ともに授業にも熱が一段と入っており、自習している生徒もたくさんいました。
合間をぬってたくさんの生徒が別れを惜しんでくれました。中3の何人かはお小遣いを出し合って大きな花束を贈ってくれ、また中・高生の有志はたくさん本を読んでほしいと図書券を送ってくれました。わざわざプレゼントを届けてくれた家族もいました。
試験直前にもかかわらず私のために心を砕いてくれたみなさんに心からお礼をいいますね。みなさんのおかげで言葉では言い表せないくらい楽しく充実した生活を送ることができました。本当にありがとう。
入試では希望がかなうように毎日願っています。みなさんの熱心さと真剣さがあれば必ず志望校に合格できると信じています。
帰りがけの東京は猛烈な寒さでした。きっと日本列島全体が寒波に包まれて北陸・東北・北海道などの日本海側ではかなりの積雪があるのでしょう。それに対して東京は晴れている分寒さも厳しいものがありますが、いずれにしても早く厳しい寒さが去り暖かい春になってほしいと思わずにいられません。
2月6日
(金)
東京では梅の蕾がふくらんできました。北陸では連日の吹雪とか。小さい日本なのにこの違い。北から南までいろんな冬の情景がひろがっていると思うと不思議です。 昨夜は明治公園を中心に「ピース・キャンドル・ナイト」がくりひろげられました。私は仕事と母のために全く身動きがとれませんでしたけれど、気持ちだけは連帯していたつもりです。自衛隊のイラク派兵に反対して一万人を超えるパレードになったと「あかはた新聞」が報じていました。自分も何かしたい、何ができるのだろうと思っている人はたくさんいるんですね。行進に参加できなくても何かできる、その何かをもっと考えていきたいこのごろです。
2月5日
(木)
最後の授業となったT高校高2クラスの生徒のみんなが「これで最後の授業を終わります」と宣言したとたんに「これまで長い間ありがとうございました」と言いながらプレゼントと寄せ書きを渡してくれました。それまでただひたすら授業に打ち込んでいてそんなそぶりの一つも見せなかったんだからびっくりした。そして胸にジンときました。
2年にわたって教えていたのでそれだけ深い結びつきがありましたね。私は一人ひとりを本当に愛していたんだなと今さらながら思わされています。
手作りのおいしいお菓子をもってきてくれたAさん・Hさん、和菓子をわざわざ買ってきてくれたIくん、ありがとね。
今日は母の誕生日ということもあって、帰ってからおいしいねと言いながら食べました。
気持ちの優しいすてきな皆さんに出会えて幸せでした。これからは、いろんな困難に遭遇するかもしれないけれど負けないで頑張ってね。
こうして、みんなが別れを惜しんでくれると、いよいよ退職なんだなという実感がわいてきます。グスン。
2月4日
(水)
今日は朝からすばらしい青空です。部屋の中でも暖房がほとんどいらないくらい。
退職まであと数日。引っ越しまであと約2ヶ月となりました。
東京で暮らして15年。町田市と神奈川県川崎市の県境に近い鶴川に移ってからも10年が過ぎたことになります。
小田急線の鶴川駅を降りると南側は畑ですぐ向こうに小さい里山がいくつも見えます。夏から秋にかけては駅を降りるとまるで田舎の駅に降り立ったように草の香りがしてホッとするんです。新宿から厚木方面までどの駅だってこんなところはありません。みんなビルや住宅に囲まれ草の香りどころではありませんから。
私と母が住むアパートは鶴川駅から歩いて数分の鶴川街道沿いにあります。里山が見渡せるとてもよい雰囲気のところにあって首都圏で住むには最高です。
アパートの前を流れる小川にはつい先日みなれないコバルト色の小さい鳥がしきりに水面に飛び込んでいました。近所のおばさんが「かわせみ」だよと教えてくれました。びっくり仰天。ええええ〜〜、あの幻の鳥が??こんな都会の町田に???でもあのしぐさといい、身体の色といい、本当に美しかった。
また来ないかなあ・・・と思っているうち、お母さまが寝ぼけて起きてきたので、ひとしきり音楽CDをかけて私と母の頭をやわらかくして着替え・食事です。どんな曲を聴いているかって?今日は私の大好きなシンガー太田真季さんの「こころの歌」。「鳳仙花」にしびれています。私も母も彼女の声のとりこです。

これがかわせみ?
3倍ズームの安いカメラなのでかなりピンぼけ。
あとで調べてみたら最近では都心でも結構姿が見られるようになったとか。
東京町田市・真光寺川にて
2月3日
(火)
私の勤めている職場でのこと。この週を最後に退職する私のために、T高校一年の生徒のみなさんが名残を惜しんで送別会を開いてくれました。うれしかったです。
たいていは一年が終わればそれきりという場合が多いのに、寄せ書きや記念品までくれてその心配りが何ともいえずさわやかでした。
「先生大好きです」と書いてくれましたが、私もみんなが大好きです。授業ってそんな相互の気持ちの通い合いではないのかなあ。
私の最後の年にこのように気持ちがやさしく心配りのできるみんなと巡り会って幸せでした。近いうちにこのホームページを媒介に再び心を通い合わせる機会が訪れるだろうと確信しています。
これからは、単に同じ学校の生徒の間だけでなく日本中・世界中のたくさんの人たちと出会い、交流を深めていけたらすばらしいですね。
そのためにも、まじめで、さわやかで、暖かく勇気づけられるような交流のページを作ることができたらどんなにいいでしょう。
年齢、性別、国籍、思想信条、趣味など関係なく誰もが平等で大切にされるそんな部屋。
一日も早くそうしたページが実現できるように、とにかくホームページ作りのスキルを早く身につけなければいけません。しっかりしなくっちゃ。
2月2日
(月)
自衛隊の本体の派遣がとうとう強行されましたね。KOIZUMIさんの訓辞を聞いているとやっぱり顔はアメリカの方しか向いていません。
「戦争にいくんじゃない」と言われるとよけいに疑い深くなります。
周りの状況はすべて戦争状態。アメリカやイギリスが勝手に他国に戦争を仕掛けて占領したところへ出かけていって「人道支援」はないでしょう。
首相官邸のホームページに「ご意見をお寄せください」という欄があるので、何度もこの 問題について抗議文を書き込みました。人道支援というなら、日本国憲法の精神に則ってすぐに戦争をやめさせ、国連を本当に機能させてイラク人によるイラク人のための復興を行うように国際的に働きかけることこそやるべきことではないかって・・・。 「ご意見はおうかがいしました」という自動返信メールが返ってきただけでしたけど。
このごろの政治家の発言を聞いていると、いろんな既成事実を積み重ねながらいよいよ9条の明文改憲へという流れがはっきりしてきました。イラクで自衛隊員に犠牲がでたらむしろその方が国内の政治状況を作りやすいとでも考えているのかどうか。とにかく思想的な面まで含めて周到に改憲の準備がされつつあることだけは確かです。
もし易々とその流れを許すなら新しい戦争の時代の幕開けということになりかねないから要注意です。
私がこのウエブ・ページを作ろうと決めたのも、こんな情けない政治の動きにほんの少しでも異議を唱え、改憲阻止の運動に貢献できたらという願いがあったからです。
今日はちょっとだけホームページ作り。いくつかの手持ちマックの写真をとってMacの部屋の工事をすすめました。
2月1日
(日)
しばらくホームページ作りを休んでいました。あまり急激にやったために肩こりがひどくなって、これはまずいと少し休憩していたためです。なにしろ、はじめての挑戦だしすべてHTMLだけで書いているので時間がかかります。うまく表示できないと直すのが大変。職場の知人が「スタイル・シート」を使うといいよとこともなげに言ってやり方を教えてくれ、ちょいちょいと手を入れてくれて「なるほど」とうなってしまいますが、そこはかけだしの身の悲しさ。まああせらず少しずつ身につけていくことにしましょう。いまに見ておれ、S君。
今日はNHKブックスから出ている浜田きよ子さんの「介護をこえて」という本を読んでいました。京都で高齢者生活研究所を営んでいる方で、過去のいろんな体験をふまえて介護のあり方や考え方を書いていらっしゃるので、私自身の母に対する接し方をものすごく反省させられました。
”「何かしてあげないといけない」と思ってしまえば、高齢者を受け身にしてしまう。高齢者の持っている力を引き出す工夫、その力を発揮できる場面を生み出していくことがとても大切なのだ
という指摘。つい母を何とか自分の思い通りにしたいと考えていらつく私に厳しい言葉でした。

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