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  7月31日 (土)
台風が四国に上陸し広島から北九州に向かっているようですね。台風が接近中の地方の皆様はどうぞ十分ご注意をなさってください。被害がないことを願っております。
長野池田町はあいかわらず暑い一日でしたが日が沈んでからは風も少し出て過ごしやすくなっています。満月がきれいに見えます。今日は池田町のお祭りの日。しかし母の足腰がずいぶん弱っているので見にもいけず一日家でおとなしくしていました。
暑い日中をさけてしっかり水遣りをしないと鉢植えの植物はすぐにしおれてしまいます。畑も見る間に乾燥して土が固くなってしまうので朝晩の水遣りは欠かせません。幸いまだ畑の横には豊富に農業用水が流れており好きなだけ汲むことができるので、作物の出来はこの水のたまものだとただただ感謝です。水のありがたさがわかります。午後からは隣のお家との間の空き地の草取りをし、少しだけ耕してまもなく地這いキュウリを植えることにしました。種を蒔いたら沢山芽がでて、このままいくとキュウリで埋まりそうな気配なのでおとなりに苗からおすそわけというわけです。現在のキュウリはもう大抵の実がのの字に曲がってまっすぐに伸びたまともなものが少なくなってきたので、地這いキュウリにバトンタッチです。
夕方からは、SE/30の交換用のボードが米国の会社から届いたので付け替えておりました。今度は全く問題なし。うまくいきました。昨夜からインターネットも出来るようになったので、これで完璧の最高級SE/30の完成です。ついでに余ったパーツを寄せ集めて外側SE内側SE/30のマシンをもう一台くみ上げこれも無事起動させることに成功。こいつはいずれオークションでジャンクとして売るつもりです。焼けてあまりきれいではありませんが、SEを作った米国のプログラマーや技術者の署名がマシンに刻まれているというなかなかない一品。買ってもいいと言う人は一人くらいいるでしょうから。

さて、マイクに送ったラベンダー・スティックが届いたようで次のように返事を書いてくれました。
Thank you so much for the lavender sticks, they areBEAUTIFUL and must have taken you hours. The family is doing so well. Glad to hear you're enjoying yourself too.
添付されていた赤ちゃん、Hannahちゃんの新しい写真を紹介してしまいましょう。




  7月30日 (金)
今朝は「となりのトトロ」に出てきそうなくらいすっきりした夏空です。日が高くなるとおそらく昨日より暑くなるのでしょうが朝のうちは本当に気持ちがいい。まさに真夏というにふさわしい一日のはじまりです。


いま、米国ではマイケル・ムーア監督の「華氏911」が大ヒット中だとか。日本でもいずれ封切りになるのでしょうか。
私はどうしても「華氏451」の方をもう一度見たくて横浜にいる甥にレンタルで借りてほしいと頼んでしまいました。前にもう一度見ようと思ってダ**グをしておいたのにどこをさがしてもなくて、結局もう一度借り直さなければならないようです。アマゾン・コムでは日本語版DVDもビデオも品切れ中。とりあえず英語版DVDの「Fahrenheit 451」を発注してしまいました。
DVDの場合はリージョン・コードがあって日本で発売されているDVDプレーヤでは地域番号が違うために見ることができません。前にも触れたことがありますが、リージョン・フリーのプレーヤーという合法なのか違法なのかわからないプレーヤーが一台我が家にあるので、幸い米国でのみ発売されているDVDも大抵の場合見ることができるというわけです。Audioは英語らしいから字幕をみて翻訳することもまあ楽しみの一つかな。できるかできないかやってみなければ。
「華氏451」の451は文字通り本の燃える温度なんですね。マイケル・ムーア監督がこの作品から「華氏911」の題名も含めて影響を受けていることは明らか。
アマゾン・コムでは「フランソワ・トリュフォーのSFと言われる作品です。良書を排除するのが消防士の仕事という近未来という設定」「全てが機械化され、あらゆる知識や情報が全てテレビによって伝達される近未来を舞台に、禁止されている読書の虜となった男の姿を通し、物欲主義への非難をシニカルに描いた作品」「人間の感情を制御されることで人間本来の精神世界の重要さに目覚めた人たちが、水面下でさまざまな抵抗を試みる。まさに哲学的テーマを持った衝撃的な作品」などと紹介されています。

実は・・・午後から豊科の大きな本屋さん「HEIANDO」に行ってきました。ここは沢山のレンタル・ビデオも置いてあるので、ひょっとしてと思って聞いてみると、あったあった。何だ! アマゾンに注文しなくても、甥のT君にもわざわざ足を運んでもらわなくてもよかったわけだ。というわけです。てっちゃん。さっそく今から見ます。
映画の中で記憶にあったのは最後の部分だけ。本当に全く忘れてしまっていたんです。ということはあんまり面白い映画だとは認識していなかったらしい。いま見ると考えさせられることしきりです。権力が内心の自由にまで土足で踏み込もうとしているいま、作られたときよりもはるかに現代的な意義を持っているのではないかと思わせられました。


  7月29日 (木)
オークションに出していたiPod15Gが結構な値段で売れました。Windowsにも対応しているし、現行の最新型と比べても遜色ないので人気があったのでしょう。
折しもiPod miniが日本上陸。この新型のiPodが発売されたアップルストア銀座店では1500人が行列を作ったそうです。早い人は朝4時から並んだとか。5色のハンディなかわいらしいiPod mini たちは私でもほしくなる。売ったお金で買えるかな・・・・自制、自制。

今朝は、朝一番に農協の直売所に行ってきました。いつもは昼頃行くのですが、朝の様子を見ておこうと散歩気分ででかけたのです。といっても、歩いて2,3分。野菜や果物を持ち込む農家の人たちで活気があります。
目につくのは「桃」。1パック450円から550円くらい。大体大きいもので1個100円というのが相場のようです。見とれているうちによだれが落ちそうになってきます。そのほかには夏野菜が所狭しと並んでいます。キュウリに至っては5本ほど入った袋が80円とか100円。トマトも3〜4個入って200円。ナスはどっさり入って100円。もう野菜があふれています。こんなんじゃ農家の人はもう作る気がしないんじゃないでしょうか。これらは毎日我が家でもなっていますから買うこともないし。やっぱりこれから作るとなればハウスで時間差を考えるか、桃とかスイカとかブルー・ベリーかな。
しかし、これらを都会に持っていって売るとなるとどうしても流通経費がかかるから東京のスーパーのようになるのでしょう。団地などと契約して産直で売れば生産者も消費者も喜ぶという仕組みができる理屈です。
ところで何を買って来たのかって? いつもの牛乳1パックとお豆腐一丁でした。




  7月28日 (水)
朝は涼しいんですが、日が高くなるに連れて暑いこと。むくむくと積乱雲が伸びていく様が壮観でしたが、雷雨にはならずにそのまま静かに夜のとばりが降りてしまった。
今日は母を宅老所に連れていったあと、大町のハローワークに行って求人がないかどうか調べてきました。3か月の待機期間はあと一ヶ月。まだ収入なしで失業保険もなしで、ちょっとつらい生活を送っています。
帰ってからはお向かいのOさんのデジカメ講習。写してパソコンに取り込んで画像を加工してという一連の操作を一通りやってみました。好奇心・向上心があれば何だってできますね。すごいことです。交換に英語を教えていただきました。


今年は例年より季節が一ヶ月早いのではという話を以前書いていましたが、それだけではなくいろいろな変調も見られます。今日本に接近中の台風も何となくヘンです。早い時期の台風ならいざ知らず、この時期に東に曲がらず逆に西にゆっくり進んでいくのはあまり見たことがありません。関東から西にかけてこの台風しばらく停滞するのではないかという恐れさえあります。十分警戒が必要ですね。


  7月27日 (火)
朝露を吹き抜けてひんやりした風が心地よい。今日は久しぶりに北アルプスの見える夏の朝らしい気持ちのいい青空でした。こんな日が続くといいんですけど。
朝、まだ8時前だというのに「ピ〜ン・ポ〜ン」。いやな予感。
「どうしたの」
「あそぶだ」
「遊ぶって言ったってまだご飯も食べていないんだよ」
「いいの」
「よくないよ、また後でね」
「じゃ、あしたから毎日来るからね」
「・・・」
小学1年の男の子と2年の女の子でした。ふ〜。夏休みはこわい。

昨夜は我がMacのシンボル的存在のSE/30にモデムをつけてインターネット環境を作ろうとがんばっておりましたが、どうにもうまくいかず失速。2回目の挑戦でしたが、やっぱりあきらめるしかないか。SCSIでEtherNet接続をこころみたこともありましたが、これも失敗。
さらに、マザーボードをソケット型のものに交換したけれど、このマザーがどうもうまく働いてくれずアメリカから交換のものを送ってくれることになっており、今後もっと充実したSE/30にするための私の挑戦はつづいております。しかし何でこんなことやってんだろう。
最近のPCのマザーも長足の進歩を遂げています。インテルのチップセット「915Pエクスプレス」とLGA775版CPUで新しいマシンをつくりた〜い。そのためにはせっせと手持ちのオールドマシンを切り刻んで売るしかない。それでも足りないので食費を切りつめて・・。これじゃ家は建たないし、呉エイジ「我が妻との闘争」的になってしまうので、夢を見たと思ってあきらめるか・・。ため息。
何でこんなこと考えているんだろ。暇だからかな。いやいや忙しいときでも、い〜や、忙しいときだからこそマックやPCの解体工事もはかどっていた・・・。頭がおかしくなってきたらしい。朝の子どもたちのせいだ。いや、毎日野菜ばっかりたべているせいかな・・。


午後からは猛烈な暑さになりました。35度はゆうにあるでしょう。まだしばらく続きそうです。
今日は予定通り午後から母の定期検診にでかけました。病院はほどよい涼しさだったので待ち時間もうつらうつらして結構快適にすごしました。いつもの神経内科での診察のあと、1時間半ほど待って耳鼻咽喉科へ。母の耳あかがぎっしりつまっているのでとってもらいました。母は「いたい、いたい、いた〜い! バカヤロ!」と大声で叫んでいましたが、そこは若いお医者さん、気にもかけずどっさりと耳あかをとってくれてさっぱり。帰ってから冷房を入れてほっと一息つきました。
その後は、お向かいのOさんのADSLモデムが落雷の影響で故障したためNTTから交換に来てくれたので、それにおつきあい。ルータもACアダプタが壊れてしまったので新しいものに交換し、その設定のお手伝いをしました。それにしても落雷はずいぶんと被害を出しているようで、NTTの修理要員の方は大変な忙しさのようでした。とくに大町付近でモデム・電話機などに故障が多発したと言っていました。雷のときはパソコンを使わないこと、電話・モデムなどは電源を落としておくことなどが必要ですね。

先日の集中豪雨で新潟や福井の被災地では沢山のボランティアが入って復旧も急ピッチで進んでいる様子です。それでも、家の一階を埋め尽くす土砂や散逸したり破壊されたりした家財などを一つ一つ確認していくのは容易なことではないでしょう。母が元気だったら私も応援に行くのですが如何せん身動きが取れない身。多少ともカンパをして激励をするくらいしかできません。
この異常気象ですから、いつどのような災害が襲ってくるか全くわかりません。バングラディシュでも首都のダッカの半分くらいが水につかる大洪水に見舞われ多数の死傷者が出ている模様です。生活水準が低くもっと援助が必要な地域に追い打ちをかけて災害も集中していくのは何ともやりきれません。


http://www.bangladesh-web.com/

「安曇野の四季」のコーナーに、これまでトップ・ページを飾ってきた花や小動物たちの写真を集めました。使おうと思ってとってあったものも含まれています。こちらです。


  7月26日 (月)
このところものすごく早く月日が流れて行くように感じます。たぶん、一日がたいして充実していないからでしょうね。あれもこれもとやりながら日が過ぎていくのではなく気がついたらもう7月も終わりという過ぎ方。これはまずい。
と言いつつもなかなか外へ出る時間がとれないジレンマ・・・。そこで8月から母の宅老所利用日を月・水の週2回とし、火・木・土にはヘルパーさんに入ってもらうことにしました。いままでは母と一緒に過ごす日が週4日あったのですが、これからはそれが週2日に減ります。費用はそれだけかかりますが母にとってもいろんな刺激があっていいし私の精神衛生上もいいので思い切って踏み切ることにしたのです。母の体調さえよければ月一回くらいはショートステイに行ってもらってもいいんだけど、これはもう少し様子を見てからということになるでしょう。
さて、ここ連日午後から猛烈な雷雨。昨日は午後2時半くらいから激しい雷雨でした。上空の大気が相当に不安定になっているのでしょうか。夕立というのではなく気圧配置と上空の大気の流れの問題のようで広い範囲でこの現象がみられるようです。朝鮮日報によれば韓国でも雷雨らしい。こんな記事をみかけましたよ。
「25日、気象庁によれば、黄海(ファンへ)道の沖合いで強く発達した低気圧が東に進み、ソウルと京畿(キョンギ)道、江原(カンウォン)道の一部地域に雷を伴う1時間あたり10〜20ミリの局地的大雨が降っている。」


ところで、ついでながら朝鮮日報には日本の「冬ソナ」ブームについての 特集コーナーもあって、日本国内の状況がつかめるようになっています。
そこでみかけない用語を発見。「ヨンフルエンザ」「ヨンゲル係数」・・・??? 誰か知ってた?
次はこれらの造語の解説らしい。
「ヨン様」と「インフルエンザ」を組み合わせた「ヨンフルエンザ」は、ぺ・ヨンジュンが出演しているドラマを一度見ると、次々と見なければいられなくなるという症状で、一度かかるとぺ・ヨンジュンを知る前の自分には決して戻れなくなるという不治の病。
また「ヨンゲル係数」は生計費中に占める飲食費の割合を示す「エンゲル係数」から生まれた言葉で、生活費中においてペ・ヨンジュン関連グッズ購入費の占める割合をあらわす数字。
こうした言葉はペ・ヨンジュンの公式ホームページで日本の女性ファンが主に使用しており、「ヨン様」に続く新たな言葉として急速に広まっている。

のだそうです。ふ〜〜ん。私なんか「ロンフルエンザ」(カード・ローン漬けになる症状で一度はまると決してもとに戻れない不治の病)「ロンゲル係数」(カード・ローン返済額の家計に占める割合)なんだけどな。どっちもこわい。併発したら終わりだね。ブルブル。


  7月25日 (日)
朝から暑い。池田に来てこんなはずではなかったんだけどなあ・・・とグチっても仕方がない。野菜がとれまくっていますが、その一方で病気もまた増えています。カボチャやキュウリのうどん粉病、小松菜の葉に白い斑点のできる病気など。小松菜に至っては収穫は悪い部分を除いて1/5ほどになってしまいました。ピーマン、ナスはどうも成長が悪い。でも、わずかな土地に少ししか植えていないのに採れるときは集中するのでどうしても食べきれません。誰か取りに来て・・・。



さて、昨日は「9条の会」の講演会が開かれて盛況だったようですね。もっと規模の大きな会場でやってほしかった。講演会にしても規模があまりにもささやかすぎる。でっかく数万人規模で打ち上げる集会も準備してほしいと思います。
「9条の会」のホーム・ページができました。今後活動の計画、賛同者や講演の内容などはこのページで読むことができるようです。更新がおそいけど。アドレスは単純明快です。

 http://www.9-jo.jp/

私の思いは何とかして池田町あるいは近隣地域で「9条の会」をつくること。もしその動きがあれば合流すること。これからいろんな人を訪ねて話をしたいなと思っています。


  7月24日 (土)
午後8時近くになって突然激しい雷雨がやってきました。あまりにも昼が暑かったからか、一時は天井が抜けたような激しい降雨。降り始めは猛烈な雷の嵐で停電を覚悟して懐中電灯を片手に持っていたくらいでした。

話はお昼に戻ります。暑さの盛りの午後3時頃、母のお昼寝の時間にちょっと抜け出して小島功さんの展覧会「美女と遊ぶ」を見に行ってきました。池田町の役場からすぐ近くの福源「御囲蔵」ホールという酒蔵を改造した建物で開催されていました。
画業60周年というだけあって会場にはオリジナルの美女がどっさり。週刊誌などでもよく見慣れていたカッパの絵なども並んでいてちょっと懐かしかった。色や線の美しさはさすがですが、どの顔も彼独特の大きな目、長いまつげ、豊かな胸、ふくよかな腰・・とワンパターンなので、これは美術展として見るのではなく、やっぱり大衆画として遊び心を持って楽しむという趣向でしょう。カレンダーをおみやげに貰ってきました。
その帰りがけ、車を止めさせて貰っていた本屋さんで一冊の本を買ってきました。



昨日書いた中に、自殺者が3万4千人を越えたという報道について少し書きましたが、今日買った本はそれに関するものです。書名は「自死遺児編集委員会・あしなが育英会」の編集による「自殺って言えなかった」。
自殺という問題について、私の認識の甘さを思い知らされたというのがまず率直な感想でした。そうなんですね。昨日は自殺者だけにしか目がいっていませんでした。考えてみれば残された家族のこと、とりわけ多感な小・中・高生の子どもたちの心の傷の深さ、負い目をしょって生きていかなければならない配偶者の苦しみに少しも思い及ばなかった。私もまた彼らの周りの大人と同じく本当に「自死」という問題ときちんと向き合ってはいなかったのだと思わされました。
この書に手記を寄せている人たちは「あしなが育英会」の仲間たちによって勇気をもらい、生きる希望を灯すことのできた若者たちです。その手記によれば彼ら・彼女らが実際に親の死に直面しているのは圧倒的に小・中学生のときなのです。働き盛りの父を亡くすというケースがほとんどです。
そしてまた、これもほとんど例外なく「もしあのとき父のサインを見逃してさえいなければ父は死ななくて済んだかもしれない。父の死は自分に責任があるのではないか」と思い、おびえ悩んでいるのです。同時に、自殺は悪いこと・恥ずかしいことという偏見や先入観・固定観念に苛まれ、自分の中にもその意識があることを知ってもがき苦しんでいる。
巻頭の「ぼくは父のサインを受け止められなかった」という手記の中では「日本での近年の自殺者数は約3万人。自殺未遂者はその十倍といわれている。さらに、一人の自殺者や未遂者から強い心理的影響を受けている人が、その五倍はいると言われている。自殺は百数十万人の問題なのである」と書かれています。
またある手記の中には「社会は自殺を個人のせいにします。では、ほんとうにその人が弱かったからいけないのでしょうか。家族を捨て、自分だけが逃げたのでしょうか。ほんとうにそうなのでしょうか?」「そんな私の父がたどってしまった苦しみ、そして自殺・・。もうこんなことは二度とこんなことは起きてほしくはありません。だからこそ思うのです。どんなに苦しくても、悩みを抱えていても、誰かに相談できたり、何らかの方法で死ななくてもすむ社会をつくってほしい。いや、つくっていきたい」とも。
昨年もまた数千人の遺児が生まれてしまったのですね・・・。苦しみの連鎖をいつになったら断ち切ることができるのでしょうか。

と、突然無線放送から耳をつんざくサイレンの音が。<アップルランド・池田店が火災です!!>。
表に出てみると、確かに池田の町の中央部が赤く染まっています。午後11時現在ではだいぶ下火になっている模様ですが、防火の設備もあるはずの大きなスーパーでどうしてまた。しかし、このサイレンの音には飛び上がってしまった。まったく心臓に悪い。
火の用心、火の用心。


  7月23日 (金)
今日の新聞で気になったニュースが3つありました。
その一つは訪米中の自民・民主の議員と会談したアーミテージ米国務副長官の発言です。
「憲法9条が日米同盟関係の妨げの一つになっているという認識はある」「常任理事国は国際的利益のために軍事力を展開しなければならない。それができなければ常任理事国入りは難しい」(朝日・毎日)
この発言は毎日新聞によれば中川秀直自民国対委員長、楢床信二民主党衆院議員らが「憲法論議は55年体制下とは違う。日本の政財界もそういう構造になってきていることを対日政策をやっている人たちに理解してもらいたい」という発言を受けて行われたもの。これに対してアーミテージ米国務副長官は「10年前は今の議論は無理だった。5年前でさえもささやかなければならなかった」と述べたと報じられています。
参院選の結果を受けてますます改憲論議に拍車がかかる日本の現状を見越したうえで、アメリカの思惑をあけすけに語ったものでしょう。さすがに常任理事国入りの改憲条件についてはあとで修正したと伝えられていますが、本音はもちろん改憲圧力です。この国の安保政策、改憲論議がアメリカの指示・圧力のもとに周到に仕組まれてきたことは周知の事実です。いよいよその総仕上げの段階という認識をアメリカも率直に示したのではないかと思います。
第2は昨年の自殺者が過去最高の3万4427人に上ったという報道。朝日は「30代、40代が増え、借金や倒産などの経済的要因が増えた。昨年の自殺者の特徴はそのまま今の日本社会のひずみを表している」と書き、これだけの人が「自ら命を絶つ日本社会とはいったいどんな社会なのか」と問いかけています。しかし、深く追求した論考は書かれてはいません。読売は「リストラ・能力主義におびえ過度の負担に疲れ果て死を選ぶ」と原因の一端を指摘してはいますが、やはりつっこんだ解説をする気持ちはないようです。不良債権処理の名の下に融資の引き上げ、貸しはがし、中小下請けつぶし・極限までの成果主義・能力主義の導入、非正規社員の大規模な導入と正社員への際限のないサービス残業のおしつけ・・労働の現場の実態はさらに多くの自殺者予備軍の存在を暗示しています。労働組合や弁護機関・救済機関が機能せず結局一身に問題を背負って命を絶つこの国の姿からは、おぞましい未来が透けて見えてきます。
そして第3。民間の労働者の中でパート・派遣・契約社員など「非正社員」の占める割合が3割を越えた(34.6%)という厚労省の調査結果です。実感からすると5割に達していてもおかしくないほどの雇用状態です。労基法の改悪によって雇用についての規制が崩され歯止めのない状態になっていることを、厚労省自らが認めたものでしょう。当然の帰結といわなければなりませんが、新聞ではそれについての解説は一切なし。
この日本、深層でいったい何が起こっているのか。どうすればいいのか。根本的な疑問・解決への道筋を封じ込められ、一層深い淵にこのままみすみす連れていかれていいのですか?

おまけ。2試合連続4安打を記録したイチロー選手。「(結果とプロセス)両方とも大事です。結果を出せないとこの世界では生きていけない。プロセスは野球選手としてではなく、人間をつくるために必要です」・・・含蓄のある言葉です。


  7月22日 (木)
夕方友人のマイクから赤ちゃんの写真を送ってきました。大きな女の子。彼は子どもが出来たとわかったときから女の子だと決めていて名前まで付けていたから、どれほどうれしがっているか、これはもう私の想像をはるかに超えているでしょう。毎日我が子の顔ばかり見ているはずです。
Sorry for the late reply, have been very busy.
と書いていましたから、ベビー用品の準備やらニュージーランドの両親や韓国の親戚への連絡やらでさぞ忙しい日を送っているのではないかと想像しています。Mike and Hey Joung ベビーの誕生ホントにおめでとう。勝手に写真を公開しちゃいます。二人も許してくれるでしょう。それにしてもマイクによく似てるなあ・・。
Hello, Mike and Hey Joung.
Congratulations on your new addition! And best wishes to all of you.



今日は夏らしい一日でした。それでも室内は冷房がいらないほど。母のために数時間はエアコンをつけていましたが、日が落ちるとさすがに涼しく9時を過ぎた今は外はひんやりと涼しい。おそらく例年の夏はだいたいこんな気候なのかなと思わされました。
神奈川の塾ではすでに夏の講座が始まっているんですね。長丁場ですからどうか体調には十分に気をつけて乗り切って下さいますように。
今日は私が母の面倒を見る日だったので、一日母につきあっていました。このところ足腰が弱くなっているので、まず食事に気をつけ、できるだけ食べてくれそうなメニューを用意しました。幸い今日は結構な食欲。夕方恒例の歩行訓練や車いすでの散歩もして落ち着いた一日でした。
私自身は朝から読みかけの本をようやく読了。高橋哲哉さんの「『心』と戦争」です。相当に刺激的な本でしたのでいずれ感想を書いてみたいと思います。


  7月21日 (水)
どうやらお昼頃前線が北から長野上空を通過していった模様で、これを書いている午後8時にはずいぶん気温が下がっています。東京は今日も「酷暑」だとニュースで報じていましたが、こちらにいるとウソのようです。今晩にはこの前線が関東を通過して太平洋に抜け高気圧が張り出してくるので、関東は前線の北側の冷たい空気の層に入るので多少暑さも和らぐのではないかと思います。首都圏は臨海地帯の高層ビル群で海風が遮られ、さらにヒートアイランド効果でいっそう気温が上昇しているらしいですね。そのうち首都圏は「熱帯」に、長野などは「亜熱帯」に分類されるのではないのでしょうか。首都圏の緑化や排熱、日本全体としての緑化、温室効果ガスの規制に本格的に取り組まないと手遅れになってしまいそうです。

さて、「戦前」「戦後」の連続性に関する話のつづきです。今日はやはり私の小学生のころの思い出を一つ書いてみます。
おそらく5,6年生のころだったと思います。そのころは富山市内の中心部に近いところに住んでいました。遊びと言えば大きい子・小さい子入り乱れた陣取りや「往来」というダイナミックな路上ゲーム、ビー玉、メンコ、独楽回し、魚取り・・とにかく路上や広場、川での異年令集団の遊びが中心でした。同時にようやく自転車が子どもの世界に登場し世界が広がった時でもありました。近所の大きな子からゆずって貰った自転車であちこち行くことも楽しみの一つになったのです。
最初は近いところに行く程度だったのが、次第に遠くまででかけるようになり、いつのまにか神通川を渡って呉羽山まで往復10キロほどもサイクリングを楽しむようになりました。
市内から川をわたり山の麓までくるとそこにはいかにもスラム街という様子の建物が雑然と並んでいました。錆びたトタン屋根、傾いたバラック建ての寒々とした家並みには人影も見えません。
山に登るにはどうしてもその「部落」の横を通らないと行けないのです。その時の私にはそれが何を意味するのか、まるでわかりませんでした。何となく怖い場所、近づいてはならない場所であったのです。
その話を家でしたときに、父が「あれは朝鮮人の部落だから近づいてはいかんぞ」と声を潜めて言っていたように覚えています。
戦前・戦中と強制的な労働にかり集められた多数の朝鮮の人たちがそのまま日本に残らざるを得なかった歴史をその当時知るよしもありませんでした。当時そこに住んでいた人たちがどれほどの貧困にうちひしがれ辛い生活を余儀なくされたか、そのようなことを想像する余地もありませんでした。今にして思えば残酷な思いを抱いて横を通っていたものだと肌寒くなりますが、当時の「市民」にとって「朝鮮人」は「部落民」と同じく異次元の世界の住人であり、下等な民族として差別の対象でしかなかったのです。
私の脳裏に残っているのはその赤茶けたトタンの色、吹きさらしの粗末な家、雑然と並ぶ小さい家の集合・・そうした光景だけです。私の記憶には誰一人登場するわけではありませんが、それだけにいっそう寒々と心に広がる光景でもあるのです。
戦前からの貧困と差別をそのままにして人々の心は戦後どのように変化したというのでしょうか。北朝鮮による拉致問題がクローズアップされるにつれて北朝鮮脅威論は「現実味」を増し、朝鮮学校の生徒に対する嫌がらせや暴力が頻発するようになっています。この日本は強いものに対する無批判な追従とその裏返しの弱いものに対する強権的な抑圧とがないまぜとなった精神状態が跋扈する社会になり果てていると言っても過言ではないでしょう。
「服従と差別」の構造・・これはどうみても戦前から引き継いで、日本国憲法下でも精算されることなく澱のように沈殿して保存されてきたものではないのか。そして、いよいよ公然と表に出始めたものではないのか。あの日の記憶は、今は自らの差別の意識構造をあぶり出す一つの貴重な体験になっているのです。  


  7月20日 (火)
2泊3日で来ていた妻が富山に戻り寂しくなりました。また明日から母と二人の生活です。
今日は曇は多いもののところどころ青空が見えるドライブ日和だったので、3人で例の白馬方面に向かいました。青木湖畔で大きな犬のいるレストランで休憩。犬と戯れたり、おいしいパンを食べながら沢山のツバメの飛び交う緑の庭を見たりしてしばしの時を過ごしました。それから道の駅やブルーベリー畑とおきまりのコースをたどって帰途に。おいしいものもたくさん食べて満足して帰りました。
夕暮れにはようやく雲も晴れて山並みもきれいに見え、茜にそまった雲がとてもきれいでした。明日もこの調子では良い天気になるでしょう。あとは妻の道中の無事を願うだけです。


ところで、今日のニュースによれば東京都心で39.5度、千葉市原で40.2度、甲府で39.9度と観測史上最高か、またはそれに近い記録的な猛暑だったようです。首都圏を中心に大変な暑さに見舞われているんですね。首都圏にお住まいのみなさま、ならびに夏の講座直前のみなさまには心より暑中お見舞い申し上げます。
今日出かけていた白馬周辺では午後3時頃の道路の金表示で22度前後。朝はほどよい涼しさでしたし、日差しの強かった日中でも猛暑を感じさせるような暑さはなく、ちょっと場所が違っただけでずいぶん気温が変わるものだなと感心するやら驚くやら。とにかく暑さで身体をこわさないように気をつけてくださいね。
さて、きのうの続き。第2回目ですが、今日はいろいろと多忙だったためにまたあした。   


  7月19日 (月)
今朝はまた肌寒い雨模様で、一日一日日替わりでくるくる変わっています。それにしても新潟・福井の集中豪雨で被害に遭われたみなさまに心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早く復興されるように願っております。また当然ながら行政当局も迅速で十分な対策を講ずるようにしてほしいものです。
ところで、昨日から連休を利用して妻が池田に来ています。昨日沖縄から届いたというおみやげを携えてきてくれました。アップル・マンゴーです。すばらしい艶と色合いのマンゴーでした。久しぶりに南国らしいトロピカル・フルーツの味を味わいました。Tさん、ありがとね。


さて、昨日のつづきです。まず最初に思い出すのは、確か私が小学校6年生のときだったと思います。富山で国民体育大会が開かれ天皇が開会式に出席したのです。戦後行われていた「地方行幸」が中止になったあと、もっぱらそれに代わるものとして遂行されていた節があります。
北日本新聞のアーカイブによれば「最初の富山国体は1958年(昭和33年)。 夏季大会は高岡市を中心に、秋季大会は富山、高岡、滑川市など20市町村で行われた。一万円札が発行され、巨人の長嶋茂雄が新人王となった年でもある」(北日本新聞社:富山国体)
当時町内は日常的な隣近所のつきあいも相当に深いものがあり、山王祭りをはじめとするいろいろな行事でも結束してことにあたっていました。折しも天皇来訪を迎える準備が県として第一義の課題として進められていたのでしょう。富山市民のほとんどが天皇歓迎の行列に参加することになったのです。おそらく、各町内に天皇を歓迎する「ちょうちん行列」(いかにも県や地元の有力者の考えそうな戦前的発想です)への参加を促す当局からの強い「指導」があったと思われます。町内の有力者にも当然それに呼応する精神的共通項があったことも考えられます。結局町内の老若男女こぞって提灯を片手に天皇が「お立ち台」に姿を見せる電気ビルに向かったのでした。
夏だったか秋だったか記憶はさだかではありません。しかし暗くなり始めた市内主要道路を何千、何万という市民がぞろぞろと提灯を片手に歩んでいく。異様な光景。それだけで一定の集団心理を形成するには十分な場面設定でした。
そして電気ビルの5階か6階か忘れましたがはるか見上げる「お立ち台」(ベランダ)に姿を見せた天皇。そのときです。どこからともなくわき上がる「万歳、万歳」の大合唱。酔いしれたように何かにとりつかれたように地の底からわきあがるような合唱がひびきわたりました。暗闇に木霊す波のうねりとも風の咆哮ともつかぬどよもしに、私はおののき、子どもながら強い奇異感・違和感を感じていたものでした。しかし、その一方で何か「万歳」と叫ばないと国民ではないかのような申し訳がないような気がして、ほんのちょっとだけ万歳のまねごとをしたと記憶しています。ほとんどは周りの大人の酔ったような顔を眺めておりました。
参加したのは希望者だけではありません。それこそ根こそぎ動員されたのです。あの戦争から10年とわずかしか経っていないにもかかわらず、いやそれだからこそというべきか、天皇に対する何らの意識の変更もなくただひたすら臣民として皇室の繁栄を言祝ぐ。そこには「戦前」と「戦後」の断絶はいささかもみられないと私には直感されたのです。これはいまでも皇居前で繰り返されている光景でしょう。深く国民の意識をさぐってみれば、いざとなれば為政者の誘導次第で、いとも簡単に意識を操作できる素地はすでに出来上がっている。否、ほんのわずか「連続した」意識に働きかけるだけでよいのです。
なお、天皇の「地方巡幸」に関する問題と、その影響、現在に至る問題点など興味あるテーマが以上の中に含まれていますが、それはいずれまた書く機会があると思います。とりあえず、参考になるウエブ・サイトをあげておきます。
探検コム:天皇陛下がやってきた
自由主義史観研究会:歴史論争最前線:昭和天皇と全国巡幸
天皇の人間宣言
歴史記録映像   


  7月18日 (日)
暑い夏の日差しがもどってきました。母は昨夜あまり眠れなかったらしくお昼を過ぎても起きる気配なし。困った。
このところ半月ほどかかって庭の草取りをしました。毎日少しずつやっていくのですが、そのうち前にとったところがまた伸びてきて、これは永久運動ですね。それでも何とか見られるようになりました。お向かいのOさんから「一年前から見ると見違えるようだ。前は雑草が茂りっぱなしだったから」とお褒めの言葉をいただきました。
本日カボチャを2個収穫。木の根元に植えた一本は肥料、水はけの関係で1個だけしかならなかった。日当たりのよいところに植えた「坊っちゃんカボチャ」は7.8個の実をつけていますから、これからが楽しみです。


また、先日大根と地這キュウリを買ってきて種を蒔いたら、2,3日で芽がでてきた。地熱が高いのか凄い発芽力です。今が旬のキュウリが終わったあと、秋口まで収穫ができるだろうと思ってたくさん植えました。これはまた近所に配らないといけなくなりそう。
今日は妻の誕生日なので私が料理の腕をふるいます。いつも振るっているのだけれど大抵は手抜きなので、今日はとれたて野菜もふんだんにつかって心して作りましょう。メニューは? それはヒ・ミ・ツです。

昨日読んでいた「歴史/修正主義」に次のような一節がありました。
「慰安婦」制度を「日本軍性奴隷制」と呼び、重大な国際人道法違反と見なす国際世論。法的責任を一貫して否認する日本政府と、「歴史修正主義」的な「国民の物語」が跋扈する国内世論。内外の断絶はあまりに深い。
この断絶の深さを、日本国内にいて感じることはまずないでしょう。昨日も書いた「戦前」「戦後」の精神的連続性の問題がふつふつとわきあがってきます。なぜそれにこだわるのかを考える際にいつも浮かんでくる、私の原体験とでもいうべきシーンがあります。「戦争と差別」を柱とする支配者のイデオロギーが地域のすみずみにいまだにしみこんで再生産されているという構造をあぶり出してくるできごとのように思えます。明日、あさってにわけて、「原体験」をものがたってみます。   


  7月17日 (土)
今日は朝から肌寒いくらいの気温になって、終日降ったり止んだりの梅雨空に戻っています。そのために母を連れて散歩にも出られず、午前中から午後にかけて読書。夕食前に甥とチャットをしてK-1があることを教えられ、つい韓国での格闘技とそれに続けてジャカルタでのバレーボール・対ドイツ戦を見てしまいました。終わったら11時。
空手の子安選手のハイキックはすごかった。何となく外国の俳優の誰かさんに似ていた。これには曙選手がでているんですね。やはり格闘技となればスピードとワザと力でしょう。それから見ると曙選手、気持ちは痛いほどわかるがK-1選手ではないですね。レッドカードをもらうほどワザが出せない。
うーん、バレーボール・対ドイツ戦も1セットとったのにあとが続かず惜しかった。


現在読んでいる本は哲学者の高橋哲哉さんの「歴史/修正主義」。歴史修正主義そのものについての批判の書ではなく、スラッシュが入っているとおり日本版の歴史修正主義を批判する側の論調の考察という目的で書かれています。
ドイツでもそうですが、日本でもかなり前から日本の戦争責任や加害責任を問う立場を「自虐史観」とよび、自由主義史観を標榜して活発に出版活動などを行っているグループがありますね。それらはすでに自民党や民主党の多くの議員を束ねた改憲運動や教育基本法「改訂」運動の理論的な根拠を与えてもいる特異な歴史観ですから、私自身かなり意識をしてこれまでいろいろな本を読んできました。南京虐殺事件や従軍「慰安婦」問題などはすでに決着がついているものでありながら、何故これほどに執拗にそれらをなかったかまたは片隅の問題として片づけようとするのか。それをつきつめていくと、日本の国民の精神的な構造の問題として戦前を基本的に克服しておらず、実は戦前のまま戦前に向かっているのではないかという私なりの問題意識とぶつかります。ドイツは国民自身の問題としてナチスの犯罪を断罪し責任を明確にしている。ほとんど戦後生まれの人たちで占められてきているこの日本で、今それを解明し戦後に決着をつけることが出来なければおそら戦前とほとんど同じ意識で同じ誤りを繰り返して何ら恥じないということになりかねません。そんな思いが私をいっそう強くあの戦争の意味をこれからの日本がすすむであろう道と重ねて考察することを求めています。このむずかしい本からどれだけのことを学ぶ力があるかは定かではありませんが・・・。
折しも、日本の良心を結集した「9条の会」はたくさんの著名文化人や知識人を網羅して広がり始めています。運動に理論を。数を力に。   


  7月16日 (金)
3学期制の高校では期末考査も終わっていよいよ夏休み間近。うきうきという感じでしょう。2学期制の学校でもテストは休み明けですからすでに夏休みモード。H塾ではまもなく夏期講座の開講ですね。
いうまでもなく夏の過ごし方は大変重要ですが、暑さとたたかって能率良く学習をしたり、部活や読書にどう時間をつかうかとなるとなかなか難しいものです。教室に通って講座を受けるみなさんは、それを一つのペースメーカーとしてこの夏を価値あるものにしてほしいですね。
長野池田町はこのところちょっとぐずついた空模様で蒸し暑い。気温はそれほどではないのですが、湿度が高いのでじめじめしています。早くカラッとしたお天気になってほしいもの。そうはいっても時折雨が落ちる天気は野菜などには効果てきめんで、キュウリなどはものすごい勢いで大きくなってしまいます。トマトの赤くなるスピードもあがってきています。私のこのあと狙っているのはスイカ。松本の隣の波田町はスイカの産地なのでドライブがてら買いに行ってくるかなと思案中。
安曇野は夏を迎えて観光には向かない時期に入ったようです。白馬、乗鞍といったさらに高いところに見どころが移っている感じ。夏本番でも向日葵畑とかコスモス園とか夏を感じさせるようなスポットがあるといいのですが。
折しもこの24日には参加体験型の公園として「国営アルプスあづみの公園」がオープンします。いったいどんな公園になっているのか気になるところ。そのうち偵察にいってくることにしましょう。常念岳の麓、穂高町と堀金町をまたいだところにあって、ここから車で約30分くらいです。   


  7月15日 (木)
「一ヶ月いくらで生活」という番組があります。要するに如何に節約し如何に安上がりに生活出来るかを競うという趣向です。これを見ていて、その努力たるや涙ぐましいものがありますが、一体番組の制作者は何をねらいにこんな愚劣なものを作っているのか私には全くわかりません。見なければいいと言ってしまえば身も蓋もありませんが。
人間これだけで一週間生活できるのだという最低限を明らかにしようというのでしょうか。単なるゲームにしては悪質すぎますね。もっと人間らしい暮らし、たとえ最低限度だとしても健康を維持し文化的な生活を営むにはせめてこれだけの費用が必要だということをさまざまな階層の中で明らかにしていくというのならわかります。それとも1か月3万円の国民年金でも十分やっていけるということを暗にいいたいのでしょうか。全国一律最低賃金制度すらない日本の現状で、「最低限度の生活」は底なしに低いレベルに貶められてきているわけですから、こんな番組はその応援団にしかならない。メディアに豊かさを要求することは土台無理な話でしょうが、愚劣きわまりない番組が多すぎます。ともかく何となくでも見ているうちに次第に感覚が麻痺していく。それがねらいなんでしょうけど。
政治的な側面ばかりでなく、文化・娯楽・スポーツに至るまでもっともっと鋭くメディア批判をしていかないと権力や企業の言うがままの人間が作り上げられてしまいます。知らないうちに。意識しないうちに。   


  7月14日 (水)
また暑い夏の日がもどってきました。今日は母が宅老所に行く日でしたので、まだ眠たがっている母を起こして連れていきました。車の中は焼けてやけどをしそう。気分転換にどこかへでかけようと思っていたのですが、ここ数日やっているオークションの出品やSE/30の設定などの後始末をやっていたら結局時間がなくなって、そのうち眠くなって気がついたら5時。計画的な生活なんかどこへやら。
我が家の菜園はようやくトマトが最盛期に入ってきました。これから2,3週間が旬でしょう。もぎたてを食べたいという願いがようやく叶います。味より何よりもぎたて!です。キュウリはなりすぎ。食べても食べても冷蔵庫が一杯になってしまいます。農協の直売所でも「どこでも取れすぎているので持ち込みは調整して下さい」という張り紙が。きゅうりは5,6本入って60円〜100円。都会のみなさん、100本ほど送りましょうか。トマトもたくさんでているし、高いけど地物のスイカも出始めました。夏野菜の季節です。


この2,3週間、例のラベンダー・スティックの作成に精を出しておりましたが、ようやく完成。今日は作り方を教えてくれた夢農場のNさんに報告しつつ2本プレゼントをしてきました。彼女は夢農場で作成の指導をしているくらいのベテランなので恥ずかしかったのですが、とても喜んでくれました。あとは韓国のマイク夫妻にまもなく赤ちゃんが生まれるので何本か送ろうと思っています。
ところでこのマイク、昨日こんなメッセージを届けてきました。友人たち全部に送っているメッセージ(多分世界中の人に送りたいのではないかな・・)なのでここに紹介しても許してくれるでしょう。
Hi Folks,
Just playing the waiting game right now. No signs of arriving on time but who knows.
I'm picking a Saturday arrival... Will keep you posted.
Mike
待ちこがれている彼の顔が見えるようです。彼は生まれてくる子が女の子だと決め込んでいて、女の子の名前しか考えていないらしい。男の子だったらどうするの? 無事元気な赤ちゃんが誕生することを願っていましょう。

12日に選挙の感想を書いていたはずなのにいつのまにか消えてしまった。重要なことを書いていたはずなので残念。また思い出しつつ書くことにしましょう。
予想を違える結果ではありませんでしたが、やはり保守2大政党で圧倒的多数という状況は許し難いというのが今の率直な気持ちですね。民主党の姿を知れば自民よりよりましなどと言っておられないと思うし、このツケはいずれ投票した人だけでなくすべての国民が払わなければならないわけで、全くひどいもんです。
いま斉藤貴男さんの「非国民のすすめ」を読んでいます。(ゴルゴ13シリーズではありません。あれは「斉藤たかを」)。
その中で現在の日本の人々にまき散らされている「生活保守主義」ということについてかなり詳しく論考しています。注目すべき論点だと思って読んでいるのですが、大切なことはこの生活保守主義と表裏の関係で全体主義が容易に忍び込むし、支配する少数者と自ら支配される多数者という関係を強化し絶対化する契機を持っていると述べている部分です。生活保守主義=私生活主義は単に彼がとくに強調する論点ではありませんが、もっとさまざまな場で追求されてよい問題だと私は思います。この選挙結果を見ればなおのこと、自らの生活のすみずみにもっと鋭くアンテナを張り巡らして生活にしみこんでいるものの考え方や個人の生き方の諸相を省察をする必要があるのではないでしょうか。   


  7月13日 (火)
「国を守る」とエライ人はいいます。私は国家=共同幻想に近い考え方を持っているし、エライ人が「国」とか「国家」というときは眉にたくさんつばをつけて聞かなければいけないと思っている一人ですが、そもそもどんなことが彼らの頭にイメージされているのでしょうね。
国の歴史、国を愛する、国を守る・・これらは同じ文脈で語られます。まず天皇を柱とする統治機構がイメージされていることは間違いがありません。同時にそれは巨大企業の権益(=国益にすり替えられる)を守る機構でもありますから、安定して自らの利益を求め続けられる統治機構を国家と呼んでいるにすぎないと私は思います。
オリンピックで日本の選手が健闘し、それを応援する意識に確かに「日本」という国はあるでしょう。しかし外国人が日本のチームの一員として参加しているとき、彼を排斥して応援するでしょうか。あくまで自分の住んでいる地域、人間の集団のことですね。そもそも「国」の概念がちがいます。国家の歴史というとき、日本に住んでいるたくさんの朝鮮の人、中国の人、アイヌなどの人たちはいったいどうなるのか。日本人の中には入らないのでしょうかね。

途中で睡眠不足の母の世話にかかりきりになって尻切れトンボ。作業途中で妻のページを作成していたら自分のを忘れてしまいました。   


  7月11日 (日)
昨日までかっこいいことを書いていた罰で、とんでもないドジを踏んでしまいました。書くも恥ずかしいことですが、まあ、私の実態を知って頂くためにも敢えて公表してしまいます。その方が私も気が楽ですから。
長野池田町では投票できない!! 今回の選挙は東京町田市でしなければいけなかったのです。
実は入場券はずっと前に受け取っていました。私は、もう移住して3か月もたったことだから郵送(!)されてきたその入場券を開封もせず、池田町のものとばかり思いこんで、机の本の下にほったらかしにしておいたのです。
昨夜、さてどの会場で投票するのかなと思って開けてみたら、ガーン!!! 町田市の入場券です! すぐに池田の選管に連絡してみましたが昨夜8時をまわっていたので時すでに遅し。もう少し早ければ池田でも期日外投票できたのでした。東京町田市のあの懐かしの小学校の地図がしっかり書かれています。しばし、うらめしや〜〜と入場券を見つめておりました。
さて、ここで問題です。そのあと私のとった行動はどれだったでしょう。
1)母を連れて、翌日東京へ行き投票した。
2)母を置いて、翌朝東京へ行き投票した。
3)選管にもう一度申し入れ池田で投票した。
4)涙をのんで棄権した。
5)どうしようか考えているうち明日になった。

とにかくアホとしか言いようのない私でありました。

さて、正解は2)。 これを書いているうちにも8時。開票速報が出始めているのですが、私の予想は出来ているのであわてず騒がず。
自民党はかなり減らし、その分民主党へ流れるでしょう。公明は横ばい。共産・社民は減少。全体として自民への批判票が民主に流れるといういつものパターンです。
残念ながらまだ民主党の本質は国民の前には明らかになってはいないのですね。問題は政党別の得票率。よく動向をみきわめましょう。そして結果に一喜一憂せず、これからのことをよくよく考え準備すればいいのです。

さて、昨日池田町で投票ができないとわかってから、どうしたかということです。交通費は授業料だと思えばすむわけですから問題ではありませんでした。もともと棄権する気は全くありませんでしたから、一番の問題は母のことでした。母はたいていかなり遅くに寝て起きるのは次の日の昼前なので、結局私のとった行動は午前3時出発。午前10時帰宅というスケジュールでした。そして全く時間通りに現地で7時に投票してすぐにまた帰ったという次第。
ほんのしばらくでしたが、前に住んでいた界隈を歩いてみて、本当に懐かしかった。あのビルのたたずまい、川、木、周りの景色・・・投票もさることながら、ひょんなことからまた町田に来られて本当にうれしかったです。かなり強行スケジュールでしたが、ある意味では大変よいストレス解消になりました。
で、なぜ池田で投票できなかったのか。選管の説明はこうです。転居した場合は、その土地に3か月以上というのはそれで正しいのですが、その3か月の基準日は選挙公示日の前日が基準日になるということ。つまりそれから3か月前までに転居が完了していればその土地で選挙できるというわけです。私の誤算は投票日の3か月前と思いこんでいたことにありました。それにしてもこの一票の「価値」は高価ですぞ〜〜。     


  7月10日 (土)
北朝鮮による日本人などの拉致問題とかかわって、北朝鮮の異常な金正日崇拝と独裁的な政治体制をこれでもかというほどにマスコミは報じています。異様な子どもたちの踊りだとか、金正日を称える歌を全員があごがはずれるくらい大きな口をあけて歌っている様とか・・・。個人独裁の政治体制がどんなみじめな姿をさらすかを知らせる映像で、全く見るに堪えません。拉致に至っては重大な国家犯罪です。
マス・メディアがそうした映像を放映するとき、北朝鮮の実態に比べて我が国は何と自由で豊かなのか・・・と暗に知らせようとでもしているかのように私には思えます。さて、本当にそうなのですか???
誰かがいみじくも言っていましたね。あれは戦前の日本と何ら変わらない。ただ数十年遅れているだけだ、と。私は、それもちょっと違うと思うんですね。確かに北朝鮮の実態を見て異常さや狂気を感じる。戦前の日本の政治体制とうり二つだということもうなずける。しかしそれと比べて今の日本はというところで、ちょっと待てよとなります。それはなぜか。
東京の小中学校を頂点として、いま全国の学校で儀式の際に起こっていることをほんの少し詳しく調べてみればよろしい。「職場の外に憲法を置いてこい」という日本の企業の実態も同様です。もちろん何も日本は北朝鮮と同じだと言うつもりはありません。当然のことです。
しかし、卒業式などで生徒の「君が代」を歌う声量をしらべたり、誰が歌っているかいないかをチェックしたり、果ては起立しない教師を処分したりする教育現場の姿を見ると、私は北朝鮮のことを言っていられるのかなと率直に思うのです。
「お国のために命を投げ出しても構わない日本人を生み出す。お国のために命をささげた人があって、今ここに祖国があるということを子どもたちに教える。これに尽きる」(2004.2.25 民主党西村眞悟衆院議員 教育基本法改正促進委員会設立総会あいさつ)。私はいま教育の現場には「国家主義教育」に向かう狂気が日本の支配者によって持ち込まれ、あやしいうめきをあげてただよっていると実感せざるをえません。都道府県教育委員会は文科省の威光(間違い。パソコンのミス・・かな)、いや意向を先取りし、またはその痴呆の(失礼。パソコンの変換ミス・・)、いやその地方の保守層の意向を受けて学校現場に「愛国心教育」を周到に持ち込もうとしてきました。教師・生徒全員が一糸乱れぬ姿で直立不動し「日の丸」に向かって声量豊かに「君が代」を歌う。これぞまぎれもなく私たちが失笑をもらしたり慄然としてテレビで見ているあの北朝鮮の姿ではありませんか? 
教育の現場からの痛ましい報告は枚挙にいとまがありません。たとえば岩波ブックレットNo.626「緊急報告 教育基本法『改正』に抗して」に目を通してみましょう。

いよいよ明日、参議院選挙です。革新の中の革新の党をこそ。   


  7月9日 (金)
「『非戦の国』が崩れゆく」(梅田正己著)という「高文研」から出版されている本があります。もともとこの出版社は、梅田さんたちが高校生を中心とする若い世代に新しい文化の担い手となって欲しいという思いを込めて創設。「月刊考える高校生」(1991年『ジュ・パンス』と改題し現在は隔月刊)を創刊するとともに旺盛な出版活動を展開してきた経緯を持っています。
私自身現役の高校教師だった頃にずいぶんこの出版社にお世話になったものです。小山内美江子さんの「3年B組金八先生シリーズ」(現在ではもう22巻になっているそうです)もこの出版社です。
「『非戦の国』が崩れゆく」は、はじめにで著者が書いているとおり、この国が最大の歴史の曲がり角を曲がりきろう(まだ完全に曲がりきってはいない!!)としている現在、有事法制・憲法を中心に同時代を生きているものの目で記録しておくこと、有事法制をめぐって仕組まれたトリックを明らかにするという2点に焦点をあてて執筆されています。
長く高校生とともに歴史を考え続けてきた著者だけに資料も豊富で深い洞察と緻密な論考を重ねており、この国の現状を見つめる上で大変すぐれた書籍になっていると私は思いました。私たちは一体どんな時代に生きているのか、私たちの意志とは無関係にいったいどこに連れていかれようとしているのか。いや、本当にいま起こっていることは一人一人の意志と無関係なのか。そうした疑問・悩みを持っている人ならば、この本から受け取るものは無数にあるはずです。
「なぜあの馬鹿げた戦争をくいとめられなかったのか」・・若い人から聞く疑問だと著者は「あとがき」で書いています。あの馬鹿げた戦争とは言うまでもなくアジア・太平洋戦争のことです。しかし、私は思うのです。ひよっとしたら、あと何十年かして同じ問いを後世の若い人から聞くことになるのかもしれない。しかもそれは新しく引き起こされる戦争について。これから起こりうる戦争では日本は戦場にはならないかもしれない。しかし「いま再びこの国は『戦争をする国』へと回帰しつつあり」(あとがき)、アジアか中東かアフリカか、世界のどこかで日本がアメリカとともに直接の侵略者となって引き起こしていく戦争(「国際協力」の名の下に!)が現実に考えられる時代に入りつつある以上、その問いも決して非現実的な空想の産物ではあり得ません。
「しかし、日はまだ沈みきったわけではありません」「民主主義社会では、一人ひとりの主体的判断にもとづく国民世論だけが政治の流れを変えることができます」(同)


夕方になって待望の夕立。ひとしきり強く降ったあと夜に入ってまた晴れて、今度は見たこともないような星空です。ときおり周りの雷雲から花火のように明るい閃光が雲を照らしています。夏の夜の饗宴。
曽我さん一家のインドネシアでの再会をテレビで見て今日も一日終わり。  


  7月8日 (木)
この暑い晴天、まだ一週間は続くという予報です。その暑さの中全国で広島・長崎に向けて平和行進が取り組まれています。
昨日白馬から自宅にちょうどたどり着いたとき、県道沿いを行進する一行に出会いました。懐かしさのあまりほんのわずかですが募金もしました。その昔教師をしていたとき、富山が出発点の一つだったこともあって毎年のように行進していたのです。東京に行ってからはときおり多摩区の職場の前を行進していく一行を見かけたことはありましたが、まさか池田で出会うとは思っていませんでした。高教組や県教組の旗も見えましたから授業をやりくりして参加している方もいたのでしょう。核兵器の廃絶と戦争のない世界をめざして今も連綿とつづくこの平和大行進、この行進は広島・長崎での原水爆禁止世界大会に合流していきます。成功を陰ながら応援しております。


ところで、参院選終盤にさしかかって各新聞は「予想屋」さんになっています。これがくせもの。自民より民主が優勢などと報じられると、自民に嫌気がさしている有権者の中に「よりまし」で当選しそうな方に投票しようかという空気が作られる。これを何とか効果と呼ぶのだと筑紫哲也さん言っていましたっけ。それに左右されないことが大切と釘をさしていましたけど。マス・メディアの誘導に乗ってはならないことは言うまでもないことです。
もっとも自民党票が減ることは大いに結構。自民・公明は危機感を抱いて「民主党に対するネガティブキャンペーンの比重が高まっている」(毎日新聞)らしくなりふり構わぬ「特効薬」的宣伝を強めているのだとか。しかし、では民主がよりましなのかといえば、憲法問題でも年金問題でも自民党顔負けですから、よくよく政策を知る必要があります。岡田さんのあの「さっそうとした」TVコマーシャルの顔にふらふらとしてはいけませんね。とくに年金問題では民主党は財源を消費税に求めているわけだから、財界の方針そのものであり、今回成立した法律よりワケが悪い。消費税は低所得者、無年金者にも容赦なく襲いかかってくるからです。
日本の財界はアメリカのような「2大政党制」を強く期待してきました。自民が負けても、政策的にはほとんど変わらない保守政党に政権を渡し、それが転けたらまた自民に。大企業のもうけや雇用政策も安泰という寸法。ヨーロッパよりもはるかにセコクて計算高く、したたかでしかもえげつない日本の財界メンバーの考えそうなことです。それと対峙するのは容易なことではありません。なにしろ巨大な権力をもっているのですから。しかし、少し少し、地域の端っこからこの政治のありかたや経済の仕組みを庶民の立場で変える行動を積み上げること。世の中、必ず変わります。

ここ数日の天気はまさに夏本番。真夏の空です。夕方にはきれいな積乱雲がみられました。


 


  7月7日 (水)
連日の猛暑。またまた気温を更新したらしい。長野・松本で35度くらいとか。信じられません。
ホームページを更新しようとして、FTPソフトがなにやら削除をし始めた。ときどき変なそぶりをするので一旦全部サーバーのサイトを削除してまたアップ・ロードしました。ゴールデンタイムで約1時間アクセスできないことになってしまいご迷惑おかけしました。多分もう大丈夫です。
今日は母を「たかちゃん家」に送っていったあと、再び白馬まで車を走らせました。晴天続きなので、もうそろそろブルーベリーの苗が出ている頃だろうと目星をつけていたからです。案の定、白馬村のいつもの畑に行くと苗も実も小さな売店に並んでいました。
許しを得て畑に入って写真をとってきました。すごいですね。大きな木がいったい何本植えられているのでしょう。ほとんどの木はまだ青い実をつけていて、7月下旬から8月が最盛期のような気配でしたが、一部は暗紫色に色づいて摘み頃という感じ。
かえりがけ4本苗を買って、栽培をなさっているご主人と奥さんに育て方などをいろいろと教わってきました。さて、うまく育ってくれるのでしょうか。とりあえずプランターに植えていずれ新しい土地で育てることにしました。


途中、白馬「道の駅」に寄って、この前売店の前で撮った写真をとどけました。喜んでいただいて、お礼にと「おかる焼き」をご馳走になりました。どうもありがとうございました。

白馬村からの帰りがけ、隣の松川村のいきつけの文房具屋さんに立ち寄って「ジャンボ・ニンニク」を買ってきました。文房具屋にニンニクという取り合わせは変ですが、実はご主人・奥様ともども文房具店を経営されるかたわら、お二人とも果樹栽培や農業をやっていらっしゃる(逆かな?)方で、昨年家探しをしていたとき偶然お近づきになったのです。今年引っ越したあとで知ったのですが、ご主人は今年松川村の村長さんに当選されたのだとか。昨年松川村でただ一軒偶然飛び込んだお店が町長さんのお宅で、何とも不思議な因縁を感じました。
それはともかく、このニンニク、その名の通り猛烈にデカイ。醤油漬けにするのがいいと聞いてきましたので、さっそくやってみますね。精がつきそう・・。これはせっせと母に食べさせないと。母は最近とみに足腰が弱ってきているので、これで20歳ほど若返らないかな。


 


  7月6日 (火)
7月に入って一番の暑さ。いやになってしまいます。今日ようやく西日よけの「よしず」がとどきました。明日にはそれを固定する枠の簡単なとりつけ工事をしてくれることになっており、ようやくすさまじい西日から開放されます。日差しの強い外でも、日陰にいれば東京のようなねっとりとした暑さはなく汗もかかないほどなのですが、さすがに木造平屋の部屋の中は相当に室温が上昇。母の健康管理を考えるとどうしても室温管理に気をつかわざるをえないのです。というわけで、またまた一日どこにもいかず、ぐずぐず。少し涼しくなったところで草取りに精を出していました。畑ではオクラの収穫。赤いオクラって一体どんな味がするんでしょうね。


さて、話は変わりますが、2007年というのはどうやら重大な意味を持つ年になるらしいですね。以前にも触れましたが、今度の参議院選挙以後、衆議院の解散がなければ次の参議院選挙の2007年7月まで「政治的安定期」に入るわけで、その「安定期」の最後の年として「憲法」「消費税」などの「総仕上げ」が予定されているからです。
憲法については、自民党は来年にも「憲法改定国民投票法案」を提出の予定。来年末には「憲法改定草案」を発表。2007年に入って改憲発議をおこなうというスケジュールを決めていますから。また民主党も今年の末までに憲法提案のとりまとめを行い、2006年中に憲法改定草案を発表、やはり2007年参議院選挙に向けて改憲の発議を行うという同様のスケジュールを発表しているのです。
消費税についてはどうか。自民・公明と民主は「3党合意」にもとづいて「社会保障制度全体の一体的見直し」を行い、2007年には「抜本的税制改革」を行うとしています。とくに民主党は2007年に年金目的税の導入を行うという政策をすでに発表。どちらも消費税の増税は既定の方針とばかりに増税方針を競い合う始末になっています。社民も幹事長と党首の言っていることが違って優柔不断。
さらに自衛隊の問題をめぐっては「集団的自衛権」を平気で口にし始めているわけですから、安保をさらに双務的な軍事同盟として強化し憲法改定を待たずに「戦う軍隊」へと踏み込んでいくのでしょう。あとはいつか歩んだ道です。
その意味で、参院選挙後の3年間は日本の進路をめぐって重大かつ決定的な意味を持つ年月になることは間違いがありません。そのスタートになるのがこの選挙です。
民主は自民よりましだろうとか、社民や共産に入れても死に票だという程度の判断で果たしていいのか? 私は断じてそうは思いません。評論はテレビか新聞にまかせればよろしい。一人ひとりの判断力を最大限に動員して一票を投ずべきです。
これほど一票の価値が重く、これほど個人の政治的意志がストレートに自らの生存に関わってくる選挙を私はいまだかつて知りません。  


  7月5日 (月)
今日はまた台風並みの強風が吹きしかも暑い日でした。どこにも出る気がしないで、一昨日から編み始めたラベンダースティックの続きをやっておりました。遅咲きの香りのよい長い柄の花を近所の方がどっさりくれたので、せっせとスティックづくりに励んでいたのです。
今度は前よりはるかに立派な花なのでスティックも大きくなり、一つ作るにもたっぷり1時間はかかります。できあがりが楽しみです。誰にプレゼントしよっかな?

ところで、パナソニックのBGMに使われている曲(というか歌)がありますね。「time to say goodbye」の一節ですが、実にいいところをうまく使っていると、いつも感心して聞いています。
実はこの曲、私のinternet radio生活の先導役を果たしてくれた思い出の曲なのですよ。いつだったか大切な友人のお父上にもプレゼントした思い出のアルバムの一曲でもありました。そうでしたねFさん。
それ以来私はSarah Brightmanの虜になってアルバムを買いあさったものでしたが、過ぎたるは及ばざるがごとしで、彼女の歌声ちょっと鼻につくようになってから長く遠ざかってしまっていました。
それが、このパナソニックのコマーシャルでまた復活。懐かしくなってまたずっとアルバムを聴いていました。やっぱり素敵です。今彼女はどうしているのかな。一時風船みたいにまるまるになった彼女でしたが、減量に成功したのかな。またサイトを覗いてみることにしましょう。
The Official Sarah Brightman Web Site

ちょっと、ちょっと。このサイトは一体? こんなことしていいの?
time to say goodbye
ただしWindows用のサイトらしく、Macのブラウザでは(WinでもIE以外は)プラグインがないために音を聞くことができないようです。ただしOSXとXPの裏技・・・。ソースをたどって音楽ファイル(WMAファイル)のみゲットすることができそう。Windows Media Playerがないときは、これをMp3に変換してと・・・。いけないことを教えちゃったかな。

話は変わりますが、庭のジャガイモの一部に葉が枯れ始めてきたものがあったので、少しだけ掘り返してみました。出てきた、出てきた。ピンポン玉みたいな可愛らしいヤツが。もともとでかいものは期待もしておらず、そもそもイモができているのかさえ怪しかったので、これは大成功。さっそく塩ゆでにしてマヨネーズをつけてご飯代わり。うま〜〜〜〜い。おかずは、今日とってきたナスとピーマンにベーコンを刻んだものを入れて味噌炒めにしたものと、これも今日とったキュウリを塩もみにして漬けもの酢をかけたもの。これも絶品。あ〜〜これが安曇野暮らしなのね、と母と二人舌鼓を打ったのでした。写真はなし。撮るのさえ忘れてしまった。  


  7月4日 (日)
毎日暑い日が続いています。あいさつは午前中から「暑いねえ〜」にきまり。今朝もお隣さんと話をしていたのですが、今年はどうも異常だというのです。暑さもさることながら梅雨の入り時にはストーブがいるくらいだったし、こんなことはなかった。真夏は暑いといってもいままでは冷房なんて要らなかったんだが・・という話になってしまいます。果樹は病気にやられやすくなっているし他の作物も害虫が発生することが心配だと真顔で話すのを聞いているといよいよ地球規模の気候変動がさまざまな形で表れているような気がしてきます。
私は毎年、ワールド・ウオッチ研究所の「地球白書」を手に入れて拾い読みしているのですが、「2003-2004」の第一章では現在人類が直面しているもっとも深刻な課題として次の5つがあげられていました。

第1<人口問題と絶対的貧困の増大>
現在の世界人口は約62億人(1950年の2倍以上)。2050年までに79〜109億人になると予想されているがこの増加のほとんどが途上国で起こる。現在途上国では世界人口のほぼ1/4の12億人が1日1ドル以下の「絶対的貧困」の中でくらしており、今後人口増加・食糧不足などでいっそう苦境に陥る。2025年までに食料を輸入に依存する国々の人口は10億人を超す可能性がある。さらに現在は5億人以上が干ばつ地域に住んでいるが2025年には24〜34億人になるだろう。
第2<深刻さを増す地球化学的な変化>
化石燃料の消費が炭素循環を攪乱し二酸化炭素濃度を上げ続けている。濃度の上昇は急速な気候変動を導く可能性が高い。化学肥料の生産や化石燃料の燃焼などで窒素・リン酸の循環も乱され増え続けている。これらは種の同質化、水生生態系での富栄養化をもたらし、生態系全体の広範な変化を引き起こす。
第3<環境に放出される有害化学物質>
帯水層の汚染など目に見えないところでの汚染が深刻化。食物連鎖を通して生物そのものが汚染物質の貯蔵庫になっていく。
第4<貿易拡大のもたらす外来種の脅威>
今日の世界はかつてないレベルの生物移動に直面している。外来種の侵入はこれまでの生態系を単純化し、栄養循環を変化させ、種の構成を同質化させ従来の多様な生態系を根本的に変容させるおそれがある。
第5<広範な生態学的な衰退に直面>
熱帯原生林は毎年およそ14万平方キロメートル以上消失。森林の劣化・破壊が進行。海では魚の乱獲、汚染、海面温度の上昇、病気の蔓延などがすすんでいる。魚類の乱獲は海の生態系を崩壊させ魚類の30パーセントの種が絶滅の危機に瀕している。

「白書」はこれにつづけて果たして希望はあるのかと問いかけています。確かに環境劣化の現状は目にみえず日常生活では非現実的なことと見なされやすいし、人間の適応力が人間自身に不利に作用しているが、しかし変更は可能であるというのが本書の眼目。
「イノベーションが人類の特性になってからおよそ5万年後の今日、世界はますます人工的になっているが、それでもこの世界は・・・謎と挑戦に満ちている」として、人類のイノベーション[革新・刷新]に学んで果敢に取り組む必要があると呼びかけています。
天然痘の撲滅や人口抑制の問題を例に本書は「奇跡と思われることも達成すれば平凡なこと」と指摘します。さて、話は環境問題から政治問題に飛びますが、現在の国会の勢力分野は「改憲」指向派が9割。これを覆すことは可能かどうか。地球環境問題とともに一人一人の考え方・生き方が問われます。どちらも「奇跡と思われることも達成すれば平凡なこと」といえるようにしたいものです。  


  7月3日 (土)
参院選まであと一週間。選挙は政策で争われるものですが、実際にはタレントが知名度で当選を狙ったり、選挙のときだけのかっこよいセリフで有権者を煙に巻く候補もたくさんいます。さまざまな労働・生活の現場で多用な人生を営んでいる人々がこれまた無数の人間関係を形成しているこの世の中。それらの人々がこの選挙で一体どんな選択をするのでしょうか。
誰が当選するのかという問題は当然第一の関心事ですが、政党の支持率がどう変化するのかも大切な見どころです。選挙制度がつぎつぎと政権党に有利な方向で変えられてきた経過から、衆議院も参議院も政党の当選者数はそのままでは民意を反映したものとなっていないことは明らかです。しかし、たとえそうであれ、むしろそうであるからこそ政策によってしっかりと候補者を判断しなければならないと思います。
私自身は池田町に来て初めての選挙。テレビでもコマーシャルで政党の宣伝をしているところがありますが、破廉恥・厚顔無恥という言葉しか浮かばなような某政党の党首の言葉を聞くと、この国ももう一度辛酸をなめて、今度は他国の力ではなく国民自身の力で本当の民主主義を形成しないといけないのかなとふと思ってしまいます。しかし、それではまさしく政権党の思うつぼ。彼らは決して自らが間違っていると思うはずもなく、また確かに結果として戦争を望む人たちがいるわけだし、爪に火をともすように生きている人たちの苦しみを全く解することのできない人たちがいるのだから、憲法の条項に背く行動をとる人々とは徹頭徹尾たたかうしかありません。ほとんど変化しないと思われる毎日も1日で10年の重みを持つ日が必ず来るものです。


朝庭に出てみると、あいかわらず雨蛙の行列。今日はカメラを持って彼らと対面をいたしました。「安曇野の四季」のコーナーにアップしましたのでご覧下さい。  


  7月2日 (金)
朝は今も大体5時半から6時半の間くらいに起きます。それから軽くウオーミング・アップして、畑の草取りをしたり野菜の手入れをしたり、ご近所のみなさんとおしゃべりをして、あっという間に9時頃。私だけの朝食を軽くとったあと、今日はオークションに出す品物をいろいろと準備していました。
母はだいたい11時頃に目がさめます。それより早いとどうも一日調子が悪いのです。よく寝てくれるのはいいことだし、自分の時間がもてて悪いことはないのですが、宅老所へいったり病院へ出かけたりする場合にはもっと早く起こさないといけないので、そんなときは少々辛いものがあります。その日によってうんと早く目が覚めるときもあるのですが。
今日は目覚めたのがほとんど12時近くでした。さてそれからが大仕事。着替えて歯磨き・洗顔など一通りのことをやるのに30〜40分かかります。今日はお風呂に入れてさっぱりしたので1時間はかかっています。それから食事。お風呂に入って気持ちよくなったのか、メニューがビーフ・シチューだったからか、大変よく食事がすすんでほっとしました。ヘルパーさんが来てくれる日だったので、暑い日でしたが外へ連れ出してもらって歩行訓練をしました。
さすがに帰るとぐったりしておりましたが、冷たい飲み物をのんだり果物を食べて元気をとりもどし、好きな「水戸黄門」を鑑賞しました。
夜は一緒に「救命医療」のドキュメンタリーを見ていたく感動しました。命を救うために格闘する医者・看護師や医療の各分野を担うスタッフたちの不眠不休の活躍。けなげに病気とたたかう小さい患者の姿は人間の存在とは何かを問うもので、子どもたちにこそ見せたい番組でした。


さて、菜園ではようやくトマトを収穫! 玉も小さく、いつも買ってくる地元産のトマトとはまるで違う貧しい味でしたが、我が家でとれたことに意義があるのです! これからもっと勉強して味や大きさを改良すればいいですもんね。問題はどうやら肥料の与え方にあるようです。キュウリやレタスは全く問題なし。あんまりたくさんとれるので冷蔵庫に入りきらなくなっています。レタスは6本しか植えなかったので、もうほとんど終了。ビニールを下にしいてマルチにすべきでした。直に土の上で葉を広げるとナメクジや毛虫に襲われて警戒して食べないといけません。
我が家の菜園、このあとは小松菜やオクラに変わります。全体として、1年目の出来としてはまあいい方でしょう。ご近所のみなさん、「よーやるねえ」と半ば感心、半ばあきれ顔で通っていきます。これでいいんです。このために池田町に来たんですからね。


午前中から取りかかっていたYahooオークションの準備。まずMacOSX Pantherを出品しました。相当要らないものをため込んでいるので、この際一気に処分をしようと決意したのです。しかし、いつもそうなんですが、手放してしまってから「しまった」ということになるケースがあります。オールド・マックがそうでした。実は愛用のSE/30もどうしようかずいぶん迷っていたのです。昨日までは処分しようと思っていたのですが、やっぱりオールド・マックは私のコンピューターの歴史そのものですし、一台一台悪戦苦闘しながらつきあってきたものなので、いざ手放そうと思うと逆に愛着がわいてきてどうも決断ができないのです。
かつて、売りさばいてからまた同じようなものを購入してしまった経験もあるので、慎重に判断しないといけません。収入のない身分だし、これから大金が必要なので不要なものは早く処分した方がいいに決まっていますが、あとで後悔するようなことにはしたくありません。とにかくどう見ても要らないというものからオークションにかけていくことにしました。とりあえず不要なMacOSX10.3、続いてAdobe Acrobat6.0 for Mac。登録ずみですが名義変更可能ですからそれが条件。
さらにiPod15G(Mac&Win)。もしこの画面を見ていてiPodが欲しいという人がいたらメール下さい。オークションでは2万5千円からスタートしようと思っています。まだ出していませんから早い者勝ちです。一年前で約5万円ほどしたものです。箱から付属品まで全部そろいとてもきれいです。イヤホンは未使用。おまけもあります。いままでは通勤の時に使っていましたが、池田町に来てからは使う場面がが全くなくなってしまったのです。誰か使って下さい!!


今日は素晴らしい満月。三脚を持たないので手ぶれを防ぐ方法が見つからず、良い写真がとれません。悪しからず。  


  7月1日 (木)
今日も暑くなりそうな気配。母の定期検査の日なので雨が落ちていなくて幸いとしなければならないでしょう。
今日から7月です。昨年の今頃は弟の見舞いの行き帰りに安曇野界隈の不動産屋で新しい住まいをさがしていた頃でした。それから一年。こちらに移住して2か月半。おそらくあっというまに一年が過ぎていくことでしょう。この2か月の密度をこのまま保てるかどうか。ここはどうしても心機一転、新しい人とのつながりを求めて活動を開始する必要がありそうです。
これまでは隣近所・宅老所・業者関係などと、いわばごく一般的・常識的なつきあいの範囲を出ませんでした。これからはもっと意識的に、この土地に住んでさまざまな情報を発信している人たちとの結びつきをつくること、新しい結びつきをつくりだすことに力を入れます。インターネットを使わない手はありませんものね。同時にPC・Macの実力をつけることにもっと意識的にとりくみましょう。楽しみは外に向かって広げないと単なる「おたく」です。そして最後にほとんど忘れていた読書を再開すること。
のっぺり・だらだらのこれまでの時間を起伏に富んだ時間に変えることは骨の折れることです。うまくいくのかどうか・・さっぱり。7月1日。とりあえず・・・私の決意表明でした。

 




"Goodbye My Friends" by Mr.Blue Piano Man


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