夏の池田町[8月]      | 戻る | ホームへ  |

昨日の雨ですっかり土埃が洗い流され、強い夏の太陽に照らされた安曇野平野。北アルプスにはまだ雲がかかっているものの山は真夏の装いです。高瀬橋を渡って池田に入ってすぐのところ。右手には古墳が見えます。
滝沢の集落に登る道からの景観。有明山がどっしりと構えて見えます。この山はそれほど高い山ではありませんし、北アルプスらしい山というわけではありませんが、どことなく気になる山ではあります。手前には帰化植物の「ニセアカシア」がはびこっているのがみえます。
小さな蕎麦畑。ここらではあまりみかけませんが、農協の直売所に行くとよく蕎麦粉が売られていますから、結構栽培されているのでしょう。滝沢の蕎麦屋「かたせ」でそばがきを食べるのがさしあたっての願いです。
蕎麦の花には無数のミツバチが密を集めに飛び回っています。蕎麦の実はジアスターゼによる消化が大変よくミネラルも豊富に含まれているので「21世紀の食物」と言われているのだとか。これは蕎麦屋の宣伝です。
安曇野ではこのような「蔵」や「蔵造りの家」がよく見られます。蔵は田舎では米や麦、作物を保存しておく場所として必須だったわけですが、「冬暖かく夏すずしい」建物として今もなお利用されているのでしょう。
蔵には大抵どこの家の所有になるのかを表す装飾文字が一字つけられています。蔵そのものは全国どこにでもあるのでしょうが、蔵造りという建築法はどうなのでしょうか。ご近所でも立派な作りの家がありますし、農家でも結構これをアレンジした建物を見かけます。こうした建築物を見て歩くのも楽しみの一つです。
滝沢地内でみかけた廃屋。今は農具置き場とでもして使われているのでしょうか。かつては確かに農家の人たちが生活の舞台として頻繁に使っていたはず。古い建物は、どこか人の気配を感じさせ懐かしく思わせる力があります。