安曇野の春[4月]      | 戻る | ホームへ  |

4月9日(土)。2日間吹き荒れた強風がようやくおさまって穏やかな日差しがもどってきました。すぐ近くの農家にはいたるところ梅の木が植えてあります。いまちょうど満開でいい香りがただよっていました。親しくなった農家のおじさんが、去年の水害でだめになったかと思ったが無事咲いてくれたといかにも愛おしそうに木を眺めていたのが印象的でした。
これも梅の木なんでしょうか。ものすごく色白で花を沢山つけていました。花にはミツバチがたくさん飛び回って蜜を集めている様子。青い空に梅の木は実によく合います。
これも梅の木かな、桃の木かな。あざやかなピンク色がひときわ鮮やかにまわりに華やかな雰囲気をまき散らしていました。
農道脇の農家の庭先にいろんな花が咲き乱れていました。その中にみつけたスズラン。黄色や紫の花にまじって実に可憐です。平野全体の雰囲気はまだ薄茶のモノトーンで冬景色とはそれほど差がありませんが、ところどころにこうした花たちがまず春の訪れを告げて点々と咲いているのですね。
田舎のあぜ道にもよく見ると小さい花をつけた草たちがたくさん見えます。つくしはもうだいたい伸びきって、ふきのとうの花も背伸びして、あぜ道はまもなく雑草におおわれてくるのでしょう。
え〜と、これは何でしたっけ。紫の房状の花がいくつも顔を出していました。こうしてみると花の色や形というのは本当に沢山あるものです。先日訪問したハーブセンターにも色とりどりの華麗な花がたくさん並んでいましたが、農家の庭先の花はそれとはまたちょっと趣がちがって素朴で親しみやすく、道行く人の目を楽しませてくれます。
最後はヒヤシンス。これも昔から親しまれている花です。車で農道を走っていると結構あちこちに紫やピンクの房を見つけることができます。