講師5人展[4月]      | 戻る | ホームへ  |

穂高のカルチャーセンターでは沢山の講座が設けられていて活発に活動を行っているようです。今回はこの講座の中の5人の講師がそれぞれの持ち味を生かして作成した作品が会場の各コーナーに展示されました。
さっそく初日の昼過ぎ様子を見に行ってきました。あいにくの雨でまだ来館者は朝から数名という寂しさでしたが、それぞれの作品はどれも力作ぞろいで見応えがありました。
日記に書いた通り、私はビーズの先生のアシスタントでビーズの作品を展示する土台になるいろいろなつる細工を提供した関係で、どのように展示されたのか興味がありました。この展示のために特別に力を入れて作成したのがボール状のランプシェード。きれいな石を編んだものを球体にかぶせて、中からランプで照らすと光が壁に踊って豪華そのもの。なかなか見栄えがよかった。
いろんなオブジェにビーズの作品を飾ってもらえて私も作り甲斐があったというもの。花を飾るのとはまたひと味違った雰囲気が楽しめました。
ものすごい量の作品でさぞ時間がかかっただろうと心配になってしまうほどでした。何しろ小さい小さい玉を相手に一つ一つ編み込んでいくわけですから、根気と集中力と手先の器用さ。あとは創造力・構成力。どれをとっても奥は深いですね。
これは球体ではなく円筒形のランプシェード。中にビーズを編んだすだれのようなものが入っていて中からランプで照らすしくみ。ツルとビーズの色とがマッチし光がやわらかく出ていてなかなかよかった。手前味噌ですが。
ビーズの窪田先生の作品はビーズという常識をかなり破って、とても豪華なアクセサリーという作品が多かった。
これは手織り裂き織りの岩月先生の作品。古い布を裂いて織り直すという以前見たあの裂き織りです。素材によって素朴な雰囲気だったり、古風でしっとりした雰囲気だったりいろいろ。
書道の轟先生の作品。かなと臨書、大胆な構図の書とそれぞれに力作が並んでいました。線の強さとしなやかさというのは相当に年期をつまないと表現できないもの。確かな実力とお見受けしました。
純銀を使って自分だけのアクセサリーを作るという千野先生のシルバー・アクセサリー。高価なだけに作品の数はそれほどありませんでしたが、奥様垂涎の品々ではないのでしょうか。私にはどうもこの価値がわかりません。
最後は中根先生のステンドグラス。何とも言えない色合いの、これがガラスかと思うような華麗な色合いの作品が並んでいました。光を入れた大きなスタンドがひときわ目を引きます。小さいものもなかなかいい雰囲気を持っており、好きな人は虜になってしまいそうなステンド・グラスの技法です。