初夏の花たち[5月]      | 戻る | ホームへ  |

久しぶりに東山を越えて陸郷の夢農場までカモミールを摘みに行きました。その途中の山道にはフジがたくさん絡まって伸びていて、ちょうど薄紫の房をつけています。遠くから見ると木に花が咲いているようでとても美しい。
カモミールは夢農場の入り口の斜面一杯に咲いています。毎年種が落ちて足の踏み場もないほどびっしりと生えてきます。ちょうど今頃から5月下旬にかけて満開をむかえ、無料の摘み取りができるのです。昨年池田にきてからハーブティの楽しみを覚えたのはこのカモミールとレモンライムのおかげ。今年もこの甘い香りが疲れを癒してくれるでしょう。
山ツツジがところどころで可憐な花を開いています。緑の中に赤い花がたくさん咲いているのを見るとうれしくなります。すぐ前にはちょうど芽がでたばかりのタラの木が。「天ぷらに・・・」と手が出そうになりましたが、一本だけではどうしようもないので、カメラに納めただけにしました。早く葉を広げて他の人にとられないようにしなさいね。
白い花をつけた木が結構あちこちに見られます。白と赤の取り合わせが実にしっくりとしていて美しい。
去年見た場所に今年も野アザミが何本か。まだつぼみが多く咲き始めという感じでした。葉はギザギザでさわると痛そうですが、薄紫の花は気高く慎ましく「愛しき花よ汝(な)はアザミ、心の花よ汝はアザミ・・・アザミに深き我が思い」という「アザミの歌」が口をついて出そうです。
これは帰りの畑の脇に咲いていた真っ赤なポピー。この赤は見ていると目がいたくなるほど鮮やかです。しかし決して目を疲れさせはしません。自然の色の何と多彩なことでしょう。
池田の町に入るといかにも都会っぽい背の高いツツジが満開。垣根になるようなツツジではなく思いっきり日に向かって伸びています。色もカラフルで燃え立つような鮮やかさ。これはすごい花です。見応えがあります。