安曇野おやき村[6月]      | 戻る | ホームへ  |

池田町の中心街から明科方面に向かって車で約5分、大きな「安曇野おやき村」という看板が目に入ってきます。その向かいと隣りにはハーブセンターがあるので、一休みを兼ねて観光客もよくやってくるようです。
我が家のすぐ近くにあるので、池田町に越してきてから私と母はもう常連客になってしまいました。広々とした敷地のずっと奥に建物があるので、はじめは何の建物だろうと思っていましたが、通ってみれば親しみやすいお店のおばさんとすぐに顔見知りになり、ついでにいろんな情報を教えてもらったり、思わぬご馳走をいただいたり。
「おやき」というのは、まず水やお湯などで小麦粉を練って皮を作り、中にあずき餡、野沢菜、ナス炒めなどいろんな具を入れて焼いた一種の田舎饅頭です。皮はそのまま焼いたり蒸したりするものの他に、ふくらし粉を加えて肉まんやあんまんなどのようにふっくらとさせるものもあるそうです。長野の名物の一つになっており、至る所にそれぞれ趣向を凝らした「おやき」のお店があります。
この「おやき村」オリジナルの「臥龍庵おやき」は灰焼きおやきといい、ラベンダーガーデンの一角「臥龍庵」で早朝から仕込み・灰焼きが行われています。ふくらし粉を入れないために皮が厚くボリュームたっぷりで食べ応えがあります。
このお店には代表的な長野のお焼きが集結。オリジナルは朝作られているので午前中に行くとまだ暖かいのですが、その他の町のものはさすがに冷凍されていて、注文したいときはお好みのものを電子レンジで解凍し、その上で釜で焼いてもらいます。薪を使った大きなピザ釜で焼きたての「おやき」を食べるのは格別。このピザ釜も希望があれば大小にかかわらず「村のかじや」で特注できるそうです。何でも焼けるすぐれもの。
おやき村からは北アルプスが一望のもとに。暖かい時期は屋根だけの野趣あふれる素朴な小屋で、アルプスを見ながらゆっくり「おやき」を食べて雑談に花をさかせる。長野池田町ならではの楽しみの一つです。行きつけのお店になってしまいまい、数々のサービスをしてもらったので、無料でコマーシャルをいたしました。
ところで、このおやきをつくっている「臥龍庵」の由来は? 社長さんの名前の一字を使っていることは明らかですが、それ以外にきっと社長さん三国志のファンなのでしょうね。山にひそんで天下をとる??