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  4月27日(木)
23日投票の沖縄市長選挙で革新系無所属の東門さんが勝利、さらに岩国市長に米艦載機移転反対の井原さんが当選と、自民・公明にとっては「苦々しい」選挙結果が相次ぎました。沖縄でも依然として基地補助金などでの「経済効果」を全面に出す経済界などの動きも見られましたが、基地があることによる恐怖や実害の大きさの方が遥かにひどくなっているというのが実情です。
ところが政府はこうした地元の声に耳を傾けるどころか、目も耳も完全にブッシュ政権と米軍を向いてしまっているから始末が悪い。米軍の世界戦略の見直し・再編のために沖縄から海兵隊の一部をグァムに移転するという全くの米軍の事情のみの事業に日本がその約6割(7100億円)の負担をするという約束。これほどの売国的・屈辱的な政権は世界でも類がないでしょう。こんなことを許せば世界中の笑いものです。
それも沖縄の負担を軽くするというためでは決してない。もともとアメリカはグァムを海兵隊の基地としてその機能を増強しようとしており、今回の移転もその一環。司令部要員が移転の対象で沖縄の海兵隊実戦部隊は残るというのが今回の計画ですから、グァムの強化と沖縄の再編とがリンクしていっそう危険な基地機能を果たすことになるというのが実態です。
4月27日付け「赤旗しんぶん」によれば、米軍再編で日本側の負担が3兆円にのぼることを米側実務責任者であるローレンス国防副次官が述べたと報道されていました。しかも「(これらの)全額を負担するのが日本政府の責任」「日米同盟における日本政府の巨大な投資だ」「控えめな見積もり」などというのですから言語道断。
よくよく考えてみれば、アメリカが日本をどのように見ているかを表す意味でも興味深いものがあります。極端に言えば「親分ー子分」「主人ー召使い」と言ったところでしょう。
アメリカは自分で勝手に世界制覇の「夢」を描き日本をいいように利用しながらながら、日本にはその「見返り」をよこせと露骨に迫るのですから、日本政府もずいぶん足下を見られたものです。それでもなお唯々諾々としてあるいは嬉々としてそれに従う対米従属病の重さ。これほどバカにされ、これほど屈辱的に扱われながら、そう思わないとすれば、これは一体???
このままでいけばすべてアメリカの言うがままににその戦争政策に組み込まれていくことは火を見るよりも明らかです。この政策の根底に日米安保条約があることを見抜かないことにはこの道から抜け出すことはできないだろう、と私は思うのですが。

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今日はクラフト展での当番でしたので午前10時から午後5時近くまでお店「わちがい」に詰めていました。この日は朝から次々と訪れる客や出展者でお店は活気にあふれていました。食事を目的に来る人も結構います。
初日である昨日には展示を見直してよりすっきり・しっくりと並べ直してもらえたようで、展示物がお店にとけ込んでなかなかの見応えでした。
私のまんまる「ランプシェード」とドライフラワーアレンジの小さいものが早速売れました! すごいことです。全部売れたらどうしよう。


  4月25日(火)
あわただしく日が過ぎていきます。どうやらこれまでとはちょっと違った予定の入り方が増えてきたからでしょうか。妻が仕事で外に出ることが多くなり、私もまた週1とはいえ仕事が入り始め、さらには家の建築や大型の展示会といった外の行事で忙しさが加速されているという事情によるものです。
今日は午後から展示会の作品搬入日でした。そしてその合間をぬって大町にある塾のオーナーと初顔合わせも。

午後1時過ぎ、大町の食事処「創舎わちがい」は各自の作品を持ち寄る人で大変な賑わいになりました。1/3ほどが木工職人。椅子や家具が「前からそこにあったように」並べられます。床の間や飾りのための空間を利用してそれぞれ好きなようにディスプレーをつくっていきます。
私は最初、あちこちに点々と作品を置いていましたが、結局最後には最適の場所を得てほとんどをまとめて展示することができました。なかなかグー。
みなさん年季の入ったひとばかりのようで私のような一年生はめずらしい存在です。でも、何事にも最初はあるのだと言い聞かせてみんさんの胸を借りることにしました。
この展示会のいいところは経験の深浅にかかわらず平等に和気藹々と仲良く運営しているところ。「わちがい」のオーナーもそうした趣旨を十分に理解して全面的に協力してくれているのでとても居心地がいい会場です。是非皆さん、いちどおいでくださいね。



夕方その場を抜け出して大町のある塾にでかけました。ピアノの先生をしている方がその塾のオーナー。レッスンの合間に面談です。その結果、5月の連休明けから正式に中3の数学を担当することになりました。
担当するからには生徒の実力をつけるように私も真剣に努力をしなければなりません。今となっては「昔取った杵柄」に近いものがありますが、かつての同僚にも教えを請いながらしっかりやることにしましょう。




  4月24日(月)
昨日は糸魚川まで魚を食べに行ってきました。これは地域の共産党後援会が企画したもので年配の方々の参加が多かった。私もそうなのかな??
約20人がマイクロバスに乗り込んで一路糸魚川へ。糸魚川から右折して新潟方面に少し行くと「能生」というところがあります。その昔は魚やカニでにぎわった漁師町。今もその名残がところどころに残っています。
能生の海岸に突きだした弁天岩に向かって伸びる鯉のぼりがなかなかの見物でした。
国道8号線沿いに海に面して目的の料理屋が。参加費をケチったために魚料理は何とも貧相でちょっと残念。しかし、海を見たり近くの道の駅で魚を買ったり、帰りに白馬でゆっくり温泉に浸かったりしてそれぞれ満足して帰ってきました。



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さて、今日は棟上げの日です。
私は大町で九条の会の会議があったために午後4時頃にしか現地に行けませんでしたが、近くの友人の話では朝早くから大工さんたちがプレカットされた材木を組み立てる仕事にとりかかっていたそうです。夕方には組み立てもほぼ終わり、屋根の一部を張って一日の工程を終了。
一応の儀式をやるというので現地に急いだのですが、何のことはない大工さんがさっさと組み立ててしまったようで、私のやることも建築会社のやることもなく、ただ工事のあと大工さんや建築会社の社長・建築士などが集まってご苦労さん会をやっただけでした。
基礎と柱はすべて「ひのき」、たくさんの柱をつかって頑丈につくっていると社長はしきりに主張していました。確かに良質のしっかりした材木でがっちりと組み上がっており、ひのきのいい香りが漂っていましたから、社長が自負するだけのことはあります。いい仕事をしたいという職人気質が伝わってきます。
あとは晴天が続いて仕事がはかどること、事故もなく無事に工事が完了することを願うだけです。








  4月21日(金)
山沿いでは雪の便り。池田でも午後少しみぞれ交じりの天気となって寒い寒い。もう4月も終わりだというのに、桜が満開だというのに異様な天気が続いています。

寒い中でも我が家の新築工事が続いています。来週の月曜日にいよいよ棟上げという運びになりました。棟上げの際に簡単な儀式をやるという社長からの連絡。最後の材木をたてるときにその木を上から「コン」とたたき、さらにお札をあげて・・・というものらしい。私としては棟上げも内装も工事のうちの一つと思っていたのですが、むかしからのしきたりでは結構複雑な儀式や近所への振る舞いなどをしていたようです。
とはいえ、月曜には別に大げさなことをするわけではないし、安全祈願の気持ちをこめて式に立ち会うことにしました。
いざ材木がどんどん運び込まれて組み立てが始まってみると、住まいができあがっていくという実感がわいてきます。
「いい香りがしますよ」と工事をしていた職人さん。杉をかなり使う予定だったものを社長の一存で基礎組みと柱はすべて「ひのき」にしてくれたのです(前の職場のみなさん、「ひのき」ですよ、ひのき!!)。たしかに削りくずからはひのきのよい香りが漂ってきます。「香りのつよい木には虫がつきにくい」と社長。木曽のひのきではないのですが、基礎にひのきを使っているので「きそひのき」には間違いがない。私がそう言ったら「座布団を一枚やってくれ」と社長。
コンピューター制御された工場で加工された材木の姿や、1ミリの狂いも許さないで測量しながら組み立てていく大工さんたちの技量にただただ驚嘆するばかりです。

くわしくはこちら




  4月20日(木)
上空に寒気がは入り込んできているようでかなり冷え込んでいます。一時晴れ間が見えていたのに夕方からまた冷たい雨が降っています。明日も最高気温が10度前後の見込みです。
今日も歯医者に出かけていましたが、松本への道中は桜並木。松本方面は桜が満開でした。
池田では東山夢農場付近の山桜は3分から5分くらいの咲き具合で、今週の土日あたりには桜色に染まった山肌が見られるはずです。今日見た感じでは今年はとてもきれいに咲きそろっているようなので、週末が楽しみです。

ところで話は変わりますが、このところ大町のある地域で塾の教師を頼まれてくれないかという耳より情報がありました。今日打ち合わせにでかけ夜にはその教室まで行って様子を見てきました。
やるやらないは別として、中学生が問題集をひろげて先生とやりとりをしている場面が実になつかしく、ほんの少しの時間でしたがお手伝いをしてきました。池田ではあまり塾通いという話は聞きませんが、大町くらいになるとかなり生徒がいるんですね。土曜日だけでも手伝ってほしいと頼まれているので、今週末には再び様子を見に行ってくることにしました。
しかしいざやるとなると時間が拘束されるので、鈍った頭と身体にはかなりこたえます。さりとて多少の収入は魅力だし・・・さてどうしたものか。

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次は地域のあるグループのニュースに寄せた一文。「オニババ化する女たち」(三砂ちづる著 光文社新書)という本の紹介です。

全国各地で医師不足・医師引き上げなどで産科の病院運営ができない状態が広がっているといいます。安曇病院でも同様の事態になっていることは記憶に新しいですね。過酷な勤務条件やリスクの大きさなどが産科医離れの一つとしてあげられていますがもちろんそれだけではないはずです。
今日紹介するこの本は、自宅か助産所で助産婦が赤ちゃんを取り上げるなどという話は絶えて聞くこともなく病院で生むことが当然のようになった現在の「辛く苦しく痛いお産」のあり方に一石を投じています。
「オニババ化する女たち」とタイトルはたいそう恐ろしい。しかし中身は至ってまともで、「抱腹絶倒」であるかどうかは別として「目からうろこ」の本であることは間違いありません。
女性が本来持っている人間としての能力・可能性に全面的に依拠すればしっかりと身体と向き合ったお産が可能であること、女性の身体性を回復したお産であれば、それは輝くような絶対的幸福感や至高の自己肯定感で満たされる経験ともなり、社会と世界との関わりについて根本的な変革さえ生じさせる体験ともなりうることを筆者は指摘します。しかもそれは単に仮説ではなく、すでに多くの女性がその体験を我がものとしていることなのです。
すでにおわかりのように、これは今日の少子化の一つの要因となっている身体性の喪失・生むことの困難さ・お産の非人間化の対極にある実践であり理論です。
この本はお産の問題だけを扱っているわけではありません。何故女が「オニババ」と化していくのかという論考は男にとっても考えさせられる内容を豊かに持っているし、「オニババ」を生み出すのは男の問題でもあると思わざるをえません。


ここには書いていませんけれど、なぜ「オニババ」であって「オニジジ」はないのか。それは男性は抑圧する性であって女性性とは抑圧される性であった(いや、現在も・・)ことと無関係ではないのかもしれない。性の社会的抑圧者はある意味では政治的・経済的抑圧者であると同時に被抑圧者であり、さらには侵略的な戦争下では海外での抑圧者に容易に転化する存在です。女性が女性としての身体性を回復する道はフェミニズムの目的とすることと重なるのでしょうが、同時に男性が男性としての身体性をとりもどすという問題意識なしには解決することはないのだろうと最近しきりに思われるのです。


  4月19日(水)
朝起きてすぐに健康診断に行ってきました。町の検診に申し込んでおいたのです。
出勤者や農家の人のために朝6時半から受付です。昨年は律儀に時間通りに行ったら相当な人で待ち時間がどっさりでしたので、今年は8時頃ゆっくりと出かけていきました。割と空いていてさっさと済ませることができて正解でした。 
基本検診にくわえていくつかのオプションも申し込んでそれなりに代金がかかってしまいましたが健康のためなら致し方ありませんね。
昨年から見ると身長が1センチ縮んで体重が3キロ増えて腰回りがドッカ〜〜ンと増え全くいいことなし。
検診の最後に「健康相談」というのがあって、こちらからいろいろと相談するのかと思ったら、向こうから一方的に”皮下脂肪が増えるとどんな悪いことがあるか”ということをコンコンと諭されて終わり。小さい声で「3か月ほど前にタバコをやめたんですけど・・」と言ってもさっぱり効果なし。あとは結果が来るのを待つだけです。

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午後からドライフラワーアレンジの教室へ。今日は例のクラフト展に展示する作品のうち何点かをつくることが目的でした。いずれもこれまでとはちょっと違った感じの「作品」らしい素敵な作品になりました。くわしくはドライフラワーのコーナーに記載しました。
それにしてもプリザーブド・フラワーというのは本当にすごい発明ですね。とくにバラの花の美しさはたとえようがない。生花をそのまま使って、みずみずしさと形と輝きをそのままに長い間保存できるという手法ですからたいしたもの。確かに色は作り物ですから全く自然のものというわけではありませんし、多用すればやはり人工の色合いになってしまうので注意が必要です。ブライダル用の花束などに随分使われているのも納得。ただし、高価。




  4月17日(月)
自民党が教育基本法の今国会提出と早期成立をはかるという方針を固めているという報道を見るにつけ、この国の危うさをひしと感じる。国家主義・徳目主義から個人の尊厳と平和・民主主義教育への転換をはかった戦後の教育の根本を覆そうというわけだからゆゆしき事態と言わなければならない。
その先取りをやっているのが悪名高き東京都教育委員会。昨日の毎日新聞に「東京都教育庁は13日、職員会議で教職員による『挙手』や『採決』を行ってはならないとする通知を都立高校など263校の都立学校長に出した」という報道があった。教育についての思考力を失い権力に追随する官僚たちのなれの果てと言うにはあまりに情けなく哀れである。
職員会議を校長の諮問機関化しようとする動きは新しいものではないしその方向で現在もいろいろに策動は続けれらているけれど、ここまで露骨に通達を出すなんてことは前代未聞・笑止千万だ。
文科省ー都道府県教委ー校長という縦の命令系統を明確にし新しい「基本法」にふさわしい「人づくり」をやろうということであるのは間違いない。そしてこれがどれほど現場の主体的なとりくみや創造的な営みを阻害し教師や生徒をスポイルするかについては一顧だにされない。

校長とその取り巻き(お気に入り)によって学校運営が壟断されるところにどのような「教育」があるのだろうか。子どもの能力を引き出す多様なとりくみを集団で作り出したり、教師と子どもとの深いかかわりを追求したりするためにどれほどの教職員の話し合いや議論が必要であるかは論を待たない。
時の権力に寄り添い校長の思い通りに学校を運営するというのが今回の通達の趣旨だからこれは日本の教育の死滅へと通じる道だ。
九条改憲で完結する「戦後政治の総決算」のためには人づくりが先行しなければならない。そのための教育基本法改定。国を愛し国を守る気概をもって喜んで戦場に赴く子どもたちを必要とするのは一体誰なのだろうか。

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午後から展示会の打ち合わせに出かけました。今月26日から大町の「わちがい」でひらかれるクラフト展の出品者に招集がかかったのです。今日は25日に搬入の要領、5月8日までの担当やワークショップの要領などを決めました。
私はドシロウトなので「わちがい」ならぬ場違いではないかと一抹の不安を抱きながら会場に赴いたのですが、集まったみなさんは大変なキャリアの持ち主ばかりでしたが和気藹々ととても和やかな雰囲気で安心しました。何と出品者の総数は20名を超えるといいます。家具、装飾品、銀細工、フラワーアレンジ、七宝・・・ありとあらゆる分野が勢揃いするという作品展。なかなか見応えのある展示会になりそうです。
私はつるで作った大型のランプシェードとドライフラワーアレンジ、それにこれから作るつるの花瓶の3種類でデビューを飾ろうと意気込んでいます。
展示場となる「わちがい」は古い民家風の食事処でアンティークものの家具がいろいろと置かれていました。広い各部屋を利用してギャラリーとはまた違った演出で作品を展示するということですが、さてどうなることか。




  4月16日(日)
妻は朝早くから元同僚たちの退職祝いのために富山に出かけましたが、私もまた今日はガイドマスターの出番の日ということで、母をヘルパーさんにお願いして母を寝かせたまま目的地の東山夢農場まででかけました。
今日は4月にはめずらしく朝方少し雪が降りびっくり。雨はあがったものの寒い朝でした。
集合場所は東山陸郷の夢農場近く。今日のコースは農場をとりまくようにぐるっと尾根づたいを一回りするというものです。総延長約10キロですが、山道ですから相当にきついコースになりそうです。
案の定、普段鍛えていない私の足腰は悲鳴を上げ始め危うく攣りそうになってヒヤヒヤものでした。
尾根づたいから見る池田側、生坂側はいずれも絶景で、今日のようなフルコースではなく限定したコースにするととても素晴らしいものになるだろうと思いました。
とくに土柱「ままこ落とし」は初めてすぐ近くから見ました。世界に3大土柱(阿波、チロル、ロッキー)があるといいますが、池田ではこの土柱も入れて”世界4大土柱”とすべきだという意見が半分まじめに議論されているくらいすばらしい。
私自身遠くからこれを見てはじめは何かの造形物が飾ってあるのかと思っていましたものね。池田に来て実際に見てみることをおすすめします。まわりの景色もこれまた素晴らしい。
さらに一度行ってどこだか特定できなかった「登波離橋」(とはりばし)にも行くことができました。伝説の二股松も下に見えましたし、遠く山桜にほんのり赤みをおびた山々は絶景で、これからきっと目を楽しませてくれることでしょう。
それにしても疲れた!!家に帰って風呂に入ってしばらくダウンしていました。

本日の詳細は「安曇野の四季」のコーナーで。


  4月15日(土)
どうする?アイフル?♪ 出番がなくなってちょっと困ったねえ、章吾さん、くぅ〜ちゃん?
アイフル全店に業務停止命令。パチパチパチ。しかし3日間(正しくは違反のあった5店舗が20〜25日間で、それ以外の全店が3日間)だけだなんてちょっと甘すぎないかい、金融庁さん。
このお店の強引な取り立ては今にはじまった話ではなく、相当前からネット上でも告発が相次いでいましたから別に不思議でもありませんが、それにしてもなぜこうもアコギな商売がほとんど野放し状態になっているのでしょうか。こっちのほうがはるかに不思議なニッポン。
破産件数が激増しているためにサラ金の収益が悪化しているという何とも皮肉なニュースが流れるほどに水面下では恐るべき実態が蔓延していたことはまちがいありません。
私自身は幸いサラ金に手を出すところまではいきませんでしたけれど、これだけあれば何とか今月の資金繰りがしのげるというせっぱ詰まった状況でつい手を出してしまう零細業者もいるだろうし、パチンコやギャンブルに大金をつぎ込んで気がついたらサラ金に手を出していたという人もいるかも。サラ金さえまぶしくてヤミ金融に手を出してしまった人も数限りなく。

元サラ金従業員だったという人のサイトを見ると『何で儲かるか? それは金利が高いからではありません。みなさん「計画的なご利用」ができないからです』とありました。私に言わせれば、金利が高い上にリボ払いの魔術で返済額がわからなくされていることや多重債務の規制がなく野放しになっていることが問題です。詳しくはこのサイトのいろんなコンテンツを見てもらうことにして、たとえば実際にTAKEFUJIで借り入れてみることにしますか。
まずここをクリック。30万円を借り入れましょう。「○返済回数をシミュレーション」の方で返済金額を入力。つづいて返済金額を現在の月最低返済額8000円に設定すると〜〜〜さて、何ヶ月で完済できるのでしょうか。そして元利合計は一体いくらに??
ん?86回?? 約7年ということになりますねえ。この間の元利合計は70万円から80万円になるはずです。(くわしい金利計算表はこちら[Exell]またはこちら
これじゃひどいというので「返済期限5年内申し合わせ 多重債務対策で消費者金融」(Yahoo!ニュース)ということになるらしい。
それじゃまたタケちゃんのサイトで月返済額を1.5万円として再計算。やった〜〜28回で返せる!!2年とちょっとですもんね。
まてまて元消費者金融に勤めていたという方の話では、サラ金がもうけるのは金利の高さではなかった。 
「当初のとおり返済を続けられればいいのですが、サラ金のお客は概ね多重債務者ですので追加貸付というものを頻繁に行ないます。途中で追加貸付を行なってしまうと計算は最初からやりなおしです」
「ここまで書くともうおわかりと思いますが、1年返済後の時期に追貸しして残高を減らさないようにするのがサラ金が儲かっている本当の理由です」

それはそれでわかるのですけど、大手銀行が中小企業には貸ししぶり、貸しはがしをしつつサラ金にはどんどん金を貸し出していることや、サラ金から沢山の政治献金を受け取っている政治家のみなさんのことなど構造的なもうけ至上主義や癒着の構図をぶちこわさない限り、いずれまた再生産されるだけのことでしょうに。




  4月13日(木)
数日前から脇腹の一カ所にちょっとした痛みがあり気になったので、午前中に松本協立病院まで診察にでかけました。じっとしていれば痛くも何ともないのですが、姿勢を変えたり押したりすると妙な痛みが走るのです。はじめは筋肉痛かと思っていました。しかしいつまでも痛みが消えないので思い切って出かけていったというわけです。
簡単な問診・触診のあと、超音波(エコー)での診断になりました。随分ていねいにあちこち調べてくれましたが、とくに悪い箇所は発見されず。多少肝脂肪が多いくらいで問題なしという診断でした。めでたし、めでたし。
「2か月ほど前からタバコをやめました。それからどうも体調が良くないんです。体重は増えるし、あちこち痛いところがでてくるし・・・」とバカな訴えをしてみました。
「タバコをやめてどこか悪くなるというのは気のせいです。タバコをやめて悪いことはひとつもない。体重は自己管理の問題でしょう」と一蹴されて終わり。さすが先生です。


ハーブセンターに行って展示してもらえることになったランプシェードやかごの値段や取引の方法などを打ち合わせてきました。
7割・3割ですからハーブセンターとしても”売れれば”いい取引相手です。季節限定品なので今年はまず私の存在感を示すこと。とりあえず、上のような宣伝リーフレットをつくり見に訪れたひとに配ってもらうことにしました。(実物ではもちろん私の実名や連絡先が記載されています。念のため)

ハーブセンター前で見かけた花たちをアップしました。 こちらです


  4月12日(水)
教育基本法の「改訂」案を巡って「難航していた」という愛国心の表現について与党で合意が出来たというニュース。マスコミもただ淡々とその事実を流すだけ。国会で大問題になるわけでもなくこのままいけばすんなりと「改訂」されることになるのでしょうか。

自民、公明両党の教育基本法改正に関する与党検討会は12日、最大のハードルとなっていた「愛国心」の表現について「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する」とすることで合意した。
これを受け、政府・与党は今国会への提案に向けた調整を急ぐ。ただ、自民党内から異論が出る可能性もあるほか、国会の会期延長など政局判断もからむため、提出までは曲折がありそうだ。 (Asahi.com)


考えてみるとこの「愛国心」問題は自民党にとってみれば”悲願”とも言えるものです。私に言わせれば愛国心の無いものほど愛国心を叫ぶものです。
国という言葉に統治機構を含ませないというが、そんなことはまやかしに過ぎませんしね。
何故これほどまでに国や郷土を愛し文化と伝統を強調するのでしょうか。統治機構をふくむかどうかなんてたいしたことではありません、国を愛することは結局は天皇を愛することだというのが愛国心教育の神髄でしたもんね。

今回の合意案では、自民党の主張に従い「国」「愛する」との表現を盛り込んだ。
一方、「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国」とすることで統治機構ではないとのニュアンスを出し、「他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」との文言を加えることで、公明党にも配慮した。あえて「愛」「国」「心」のうち「心」という文字を使わなかった。(Asahi.com)


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月末のクラフト展に向けて、今日はどでかいドライフラワーアレンジを一つつくりました。太いつるでまわりをつくりそのなかに構成した花と深紅のバラをあしらってそのまわりをユーカリでかこんでメリハリをつけました。確かに見応えのある重厚な出来あがり。先生もなかなか気に入ってくれました。




  4月11日(火)
それほど寒くはないのですが終日ジトジトとした雨でした。あたりはすっかり花模様となって黄色・赤・ピンクととても賑やかに彩られ始めています。雨で写真を撮りに行けず紹介できないのが残念。
私はといえばここずっと「つる細工」にかかりきりでした。何しろあと1,2週間で蔓も採取できなくなるぎりぎりのところにきているので、山へでかけては蔓をとり家に帰ればそれを加工するという全く「蔓職人」の生活になりきっているという訳なのです。
なぜこれほどまでにやっているかといえば、池田町のハーブセンターに私の作ったランプシェードを飾って売りに出していただけることになったことが一つ。もう一つは大町の安曇野クラフトの会と創舎「わちがい」が共催するクラフト展に出品することになったことがその理由です。
先日ダメ元でハーブセンターに作品の売り込みに行ったところ責任者の方が結構興味を示してくれ、展示する場所を提供してくれることになったのです。
ハーブセンターは町の顔ともいえる施設でたくさんの観光客も来るところなので、気合いを入れて作品をつくらないといけません。さらに大町での展覧会もたくさんのプロが作品を展示します。こうした場に作品を出してもまれるのも大事なことかと・・・。




  4月7日(金)
2週間ぶりに英語のお勉強。ぽつん、ぽつんと通っているだけでは通っている効果はさっぱりです。まあ、何人も英語を主たる言語としている方が出ていてお互いに会話をしているので、それを聞いているだけで耳慣らしにはなっているかなと自分に言い聞かせてはいるのですが・・・。
「レッスンで何を学びたいかをはっきりすることが大切」だから次週までにそれをまとめてくることが今日の宿題でした。それはともかくとして、多少とも英語とおつきあいをしたいと思ったら本当に自覚的にやっていかないと進歩はないとよくわかりました。
そんなことは今頃わかることでもないのだけれど、学校で英語を習うのとは違ってやるかやらないかは全くの自由意志。それだけに、あらためてそう聞かれると私の場合は一体何を目的にレッスンをしているのだろうと考え込んでしまいます。
英語でものを考えたいわけでもない。それほど流暢に英語をしゃべりたいわけでもない。でも、たとえば池田に来た外国の人と仲良くなりたいと思うし、多少ともガイドをしてあげられたらうれしいと思う。いろんな国の人と仲良くして理解の幅を広げることはいいことだ・・・そんな程度。これではやっぱり進歩はのぞめないかなあ。
あれこれ弱音を吐いているよりは、とにかく英語とおつきあいをしていきたいと思ったからには何とか頑張るしかない。そこで最近注目しているのがインターネット上でのPodcastです。これはAppleのiTunes-iPodが火付け役として広まったネット配信の一種で、さまざまな無料レッスンがあふれてきています。語学の勉強にはかなり強力な助っ人登場。気軽に利用できるので最近たくさんダウンロードして聞き始めました。
iPodがなくてもパソコン上のiTunesだけで簡単に試聴できること。レベルも種類もいろいろあること。mp3ファイルなので何回でもリピートして聞けること。そしてタダであること。これから英会話のレッスンを考えている人はPodcastの利用を試してみましょう。
レッスンが終わってフリートーキングのときに「今何か仕事をしているのか」と聞かれました。あらためてそう聞かれると「何もしていない」と応えるのが何か恥ずかしいような気がしてしまったのは何故なんでしょう。別に仕事でなくても普段時間を有効に利用して何かをしていると言えるような生活になっていないことが問題なんですね。生活の見直しも迫られた一日でした。


  4月5日(水)
「久しぶりだね」とお花の先生。3週間ぶりですからそれほど久しぶりでもないのですが、これまでは毎週のように通っていましたからやっぱり久しぶりか。
いままでの冬期間は発表会もあったりしてつる細工に集中し、ドライフラワー・アレンジからは全く離れてしまっていました。暖かくなってつるの季節も終わりに近づいたのでいよいよ今日からまたドライフラワー・アレンジメントを再開しました。
今日は私の他にパッチワークを習いに来ている近所の方が二人いて、例によって私はほとんど一人で黙々とアレンジの練習。先生は時折見に来てアドバイスです。
できあがってみるとちょっと可愛すぎですが、まあ春らしくていいか。


今日は夕方から9条の会の事務局会議がありました。5月3日に新聞紙上で9条を守るための意見広告を出すことになっているのでその準備と住民過半数署名をどう進めるかの打ち合わせが中心議題でした。私自身は事務局員ではなくホームページを更新したりニュースを集めたりする仕事が中心で、今回私に与えられた仕事は意見広告のデザイン作りでした。お金があまりないので、中心に据えるちひろの絵だけはカラーであとは白黒。一応次のようなデザインにしようと試作品をつくってみました。

9条の会意見広告デザイン(案)[PDFファイル]


  4月2日(日)
川崎市多摩区のマンションで起きた小4生殺人事件と女性殺人未遂の容疑者が逮捕されました。「以前勤めていた会社を解雇されそれ以後自殺願望があってふさぎ込んでいた」などと供述内容が報道されていましたが、それと無差別な殺人とがどう結びつくのかさっぱりわかりません。
多摩区の多摩川沿いといえば都会の喧噪から離れたとてものどかな住宅・田園地帯です。(もとの職場のすぐ近くです。近くからは何人もの生徒が塾に通ってきていました。元職場の同僚・生徒のみなさんはもちろん、多摩区の住民のみなさんは本当に胸つぶれる思いでこのニュースに接しているのではないでしょうか)
見かけはどんなにのどかで問題がなさそうに見えても、高層マンションの死角ともいえる住民同士のつながりの希薄さがこの事件を現実のものにした背景のひとつであるような気がします。
容疑者の精神状態・生活状態や犯行の動機などはそれとして徹底的に究明されるべきですが、こうした異常な犯行を未然に防ぐ地域の問題もまたクローズアップされているといえるでしょう。
防犯カメラ、オートロックなど機械力の導入がすぐに対策として浮かんできますが、実は人間そのもののありかたが問われているのだということを考えて見る必要がある。
私が町田市で住んでいたマンションも同じ階でさえ誰が住んでいるのか何年もの間一軒を除いては結局わからずじまいでした。
母がまだ自力で多少歩けた頃、私が勤めに出かけている間にバリケード(玄関から出られないように椅子などを置いてあった)を突破して外にでて帰られなくなり、「助けてください」とやったものだから事情を知らない上の階の人が警察に連絡、パトカーは当然として救急車から消防車まで来るという大騒ぎになったことがありました。
3階にこれこれの住人が住んでおり、外に出ることがあれば「さあ中に入ろうね」と親切につれて入ってくれるなんて夢のまた夢のようなマンション暮らし。
こうした自らの体験に引き寄せてみると、ここいらで地域の教育力とか住民自治とかを回復することを真剣に考えないとこの種の事件を根絶していくことはまずできないのではないかと思われます。

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今日は雨の日曜日。一日家で蔓編みに励んでおりました。ランプシェードの講習用に取ってきたつるが相当に残っていたので、それを完全に利用し尽くすためにせっせとランプシェードとカゴをつくっていたというわけです。






  4月1日(土)
久しぶりに近くの田んぼや山の中を散策していたら、いろんな花がほころび初めていました。新芽まではまだまだですが、まず先に色とりどりの花が咲き始めます。
4月も中旬を過ぎると梅、桃、桜が一斉に開花し、それが盛りを過ぎる頃からいよいよ新芽が萌え出す季節。一年で最も溌剌として活気に満ちた季節の到来です。

我が家の工事の方もよい天気に恵まれて毎日業者の方がせっせと作業を続けており、すでに基礎の鉄筋組みの作業に入っています。大工さんたちは慣れた手つきで鉄筋に針金を巻き付けて固定していきます。
今後は、2重の鉄筋構造にしたあとコンクリートを流し込んでその上に家の土台を形成していく手順になります。
近くで見ていると、いよいよ本格的に工事が始まったなという実感がわいてきます。と同時にかかる経費の膨大さにも圧倒されて、いやいや一軒家を建てるとはたいへんなことだとつくづく思わされます。

現在の工事進行状況




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3月31日に東京都教育委員会が卒業式での「君が代」斉唱の際の職務命令違反を理由に教職員33人に停職3か月を含む懲戒処分を強行しましたね。もし私が東京都の教員であったならまず間違いなく34人目になっていたでしょう。
この33人のうち20人が初めての不起立者だといいます。都教委の理不尽な強権支配に断固として異議申し立てをした彼らの勇気を讃えたい。
被処分者の会はこの処分の強行は「教育基本法の改悪と表裏一体」であると指摘していますが、まさにその通り。「国家」の方針に絶対服従、従わなければ処分という教育現場においては自由な発想も科学的な批判精神も育つはずがありません。現行教育基本法の精神を率先垂範すべき教育委員会が内心の自由を踏みにじる先頭に立っている奇怪さ。「国家」を「国体」と読み変えて今回の事態をよくよく見れば、都教委の醜悪なアナクロニズムと都知事のファッショ体質が透けて見えてきます。

一通のメールが民主党を瓦解させるっていうのはインターネット時代を象徴するような出来事といえるのかな。前原さんがやめたって民主党の体質が変わるわけでなし。これでウハウハしているのは自民党なのだからマインドコントロールされているのは誰なのかな。
ガセネタというならイラク開戦の大義名分であり自衛隊派兵の口実であった「イラクの大量破壊兵器」こそガセネタの最たるものではなかったのか。さもありそうなライブドアがらみのメールなんか吹っ飛ぶくらいの前代未聞の国際的ガセネタ。その責任をとってKOIZUMIさんが辞めるなんて話は出てこないよね。マスコミのみーんな腰砕けで、マインドコントロールの大呪文。




"Diary" by Mr. Blue Piano Man


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