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  6月29日(金)
今日の信濃毎日新聞によると、安倍内閣の支持率がとうとう30%を切って27%になってしまった。年金問題での沈静化をねらいつつ一週間選挙をのばした安倍内閣は戦々恐々でしょう。当然です。
同時に行われた、参議院選挙比例代表での政党支持率では、民主党が33.7%で第一党、ついで自民党23%、共産党は第3党で6.4%。公明4.7%、新党日本3.5、社民3.1とつづきます。年金、税制、格差是正が関心事の上位3つを占めているのも今回の特徴。
これまでの選挙でもそうであったように、自民の退潮の受け皿になるのが民主党であるかのようにマスメディアは大々的に持ち上げてきました。この世論調査でも国民的レベルでは民主党になにがしかの期待が寄せられていることは如実に示されています。本当に民主党は「期待できる」政党なのか。
何よりもまず私には、アメリカのワシントンポスト紙上に「The Facts」と題するはずかしい広告を出した日本の保守・右翼的な議員の中に自民党議員顔負けのタカ派民主党議員が13人もいるという事実こそ重大だろうと思います。衆議院比例区東京の松原仁議員にいたっては「(南京大虐殺について)事実がなかった、30万なんていう話じゃないし、3万という話でもない。なかったんですよ」と平然と言い放つ。こうした民主党議員達に年金、税制などのどのような改革が期待できるというのでしょうね。
続いて、財界からの巨額の献金。そもそも民主党の今日は財界主導の政界再編の思惑とテコ入れ抜きにはありえませんでした。
「まだまだ実力が足らないなと言われていた民主党も、おかげさまで小沢自由党と合流して、財界の皆さんもね、この民主党なら頼りになりますねと、初めて言っていただけるようになった」(2003.10.29鳩山氏)と述べたのは前回総選挙時。民主、自由の合併の仲介をしたのは関西財界の稲盛和夫氏(京セラ名誉会長)。
今年の経団連との「2007年民主党と政策を語る会」でも、質疑の中で「経団連側参加者からは地球環境対策、行政改革・規制改革、社会保障制度などについて、経団連としての考え方が示され、民主党に対して理解と協力を要請。(民主党)各大臣は、様々な意見を踏まえて前向きに取り組む意向を示し、制度設定の在り方含め、経団連に対しても協力を呼びかけた」とホームページで書いていますから、その仲は相当なものです。政党助成金に加え、財界からの献金頼みで果たして国民本位のどのような政治をしようというのか。
憲法問題では9条を初めとする改悪を自民党と競い合っているのは広く知られた事実。選挙時に革新ポーズをいかに取ろうと、底が知れています。


  6月28日(木)
蒸し暑い一日。風がなく、湿度が高いためか夜になっても室内は25度くらいあり、冷房が欲しいくらいでした。
庭の作物はあいかわらず一部をのぞいてさっぱりです。一本のブルーベリーの実がもうすでに黒く熟していました。早生種とはいえ、例年なら7月の中旬から8月にかけての果物ですから、異常に早い。植え替え直後ですからほとんど実はつけていないのですが、一本のラズベリーも実をつけてもう終わり。
前にも書いたようにハクサイは長い花をさかせて早く種をつけようとしていたし、エンドウもキュウリ、トマトも生育は悪く、早く実をつけようとしているように思えます。とにかく植物は全般に「早く早く」と急いでいる。例年より気温が低いからなのか、雨の具合なのかはよくわかりませんが、本当にヘンなのです。
さらに、今年は虫が異常に多い。小さい蛾のような虫が無数に入ってきて、私は毎日家の中で虫取り網を振り回して退治しています。そうした虫が卵をうみつけるのか、アブラナ科の植物はほとんど全滅。大根、カブ、ブロッコリー、二十日大根、アスパラ菜などは虫たちの格好の餌となって見るも無惨な姿になっています。農家のみなさんは一体どうしてこれらをやり過ごしているんでしょうかね。
もう、たまらず、明日アブラナ科の虫退治の農薬を買ってくることにしました。植物を育てるというのは本当に難しいですね。


  6月27日(水)
朝は涼しかったのに、昼頃から日ざしが強くなって暑くなりました。このごろは日さえ出ていれば太陽パネルで温水がつくられるので灯油はほとんど使いません。元を取るまでにはまだ相当かかりますが、予想以上に快適なのでエコ生活の一助になっています。

さて、昨日の夜遅く大町からの帰り道、山の上りにさしかかるちょっと手前で、車の前に突然飛び出した一匹の動物。ハンドルを切ったものの避けようもなく轢いてしまったらしい。まだ息があるかもしれないと思って引き返してみると、確かにネコよりも大きな動物が横たわっている。初めはてっきりネコが飛び出したと思っていましたが、どうやら顔が長い。シッポもふさふさとして異様に長い。外傷は全然見あたらないものの全く動く気配もなく、どうやら即死状態だったようです。
やむなく一旦家に帰り、妻といっしょに二人で死骸を家に運んできました。そのまま放置するには忍びない。手厚く葬ってやろうと思ったからです。
家に帰ってよく見ると、顔の真ん中に縦に一本の白いスジ。どうやら「ハクビシン」のようです。以前近くの側溝でもそれらしい姿を見かけたし、家の畑にも足跡がありましたから、この近くでは結構繁殖しているのかもしれません。
今朝は、起きるとすぐに二人で上の畑に行き、その隅に穴を掘って埋めてお参りをしてきました。野生の生物とはいえ、死んだ姿を見るのは悲しいもの。昨夜から「ハクビシン」の存在が気になってしかたがなく、死骸を入れた箱をのぞき込んだり、まわりをうろうろしていたネコのハルちゃんには、くれぐれも車の前に飛び出さないように言い含めたことでした。
あとから思えば、「ハクビシン」くんは私にスピードを出して運転しないように身をもって教えたのかも知れませんね。合掌。



今日のニュースではアメリカ下院委員会で「従軍慰安婦問題」での決議が採択されたことを大きく伝えていました。アメリカ議会での正面切っての日本批判だけに安倍さんも内心穏やかではないでしょう。ワシントン・ポスト紙上での意見広告が火に油を注いだと言われていますが、アジア諸国ではこのアメリカの批判はいまさらという感じで見ているのではないでしょうか。しかし、アメリカ議会でこのような決議が行われることの意味は、実際にはきわめて大きいと私には思えます。アメリカ自身がイラク戦争を初めとして、遠くは日本への原爆投下など数々の野蛮な非人道的行為を今日まで重ねておきながら、一方でこうした決議をあげることの自己矛盾はさておき、この決議には明らかに国際的な世論の反映が見て取れます。また米議会で韓国・オランダの「従軍慰安婦」による証言が行われ、日本政府の虚言をあばくさまざまな検証が行われてきたこともその背景にあるのでしょう。
それにしても、日本国内で特異な歴史観にもとづく勢力の跋扈をゆるしている今日の日本の状況は、今日の「しんぶん赤旗」紙上で品川正治経済同友会終身幹事の言うとおり、「第一次大戦後のドイツ・ワイマール共和国の時代にヒトラーが台頭してきたときを思い起こすような状況」です。
「従軍慰安婦は軍の強制ではなく、軍は関与していない」「南京大虐殺は中国の誇大宣伝であり、そのような事実はなかった」「沖縄での集団自決は軍の強制ではなく自ら選んだものだ」などという歴史の修正・改ざんを平然と行おうとしている「靖国」派の国会議員、右派知識人、一部マスメディア。残念ながら国内では沖縄を除いて、こうした勢力と真剣にたたかってきているとは思われない。というより、それらを下支えする価値観がいまだに国民の意識下に蓄えられている。これらの勢力とたたかっているのは政党では共産党だけという状況も情けないこの国の一面です。
心のどこかに「靖国」派の論調に共鳴する部分を残している限り、ふたたび彼らのプロパガンダと周到な国民動員の計画に取り込まれていくことは必至です。
従軍慰安婦では「軍の関与がなかった」ことを言うのにきまって「吉田清二のウソの証言」が持ち出される。強制性を示す証言など枚挙にいとまがなく軍の関与を示す資料も提示されているにもかかわらず、一つの事実をすべてであるかのように言いくるめる彼らの手口。こうした彼らの常套的手法には十分注意しつつ、さまざまな角度から論破しきる必要があるでしょう。それ抜きに日本は国際的に評価され尊敬される国とはなりえない。
まずは一人から。そして圧倒的多数の国民へ。声をひろげることです。声に出すことです。


  6月26日(火)