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  10月28日(火)
午前中、妻といっしょに玉葱の植え付けをしました。借りている畑を耕耘機で再度耕し畝をつくって植え付けるだけ。あとはときどき肥料をやればいいので今後の手間はほとんどかかりません。来年の6月頃までそのまま!!
玉葱の植え付けのあとは、サツマイモの収穫です。ちょっとづつ掘り起こしては食べているのでまだかなり残っています。子どもたちに送ったり近所の人に分けたりしていますが、だんだん芋も大きくなるのでさてどうしたものか。妻とは「干し芋」をつくろうかと話しています。果たしてうまくいくのでしょうか。形はよくありませんし味の保証もありませんが、ご希望の方はご一報を。

北アルプスを見ると、ここしばらくの悪天候が続いたせいか1500bくらいまで雪が迫ってきました。その下は紅葉。色づいた紅葉の帯が少しずつ麓に降りてくると秋も終わりです。まもなく安曇野もモノトーンの冬の景色になってしまいます。


一時は解散近しという雰囲気だったのに、この数日の円高・株安の中で総選挙もどんどん先送り。金融危機をどう乗り切るか、絆創膏をあちこちに貼っているうちに解散どころではなくなったんですかね。しかし、実際は今解散したら大敗北を喫するという恐れの方が大きいというのがフロッピー麻生の胸の内でしょう。遅らせれば遅らせるほど、政府与党の矛盾もまた大きくなってくるわけで、国民の厳しい批判は避けられません。また批判の声を大きくすることがどうしても必要です。
金融不安が実体経済に深刻な影響を及ぼしはじめ、中小下請け企業への資金の貸し止め、貸しはがしや不安定雇用労働者の人員整理、賃金カットなどが懸念されます。大企業やメガバンクが大もうけをあげられるだけあげて、その矛盾が出てくれば政府がその代理者として、勤労者やお年寄りにすべて犠牲を押しつけるというゆがみにゆがんだ日本経済をこのままに放置すれば、その矛盾の「解決」の先はかつてはまりこんだあの道しかありません。

その準備がもう十分に出来ていることが怖い。有事法制が完備していることは言うに及ばず。首都東京や大阪でファシスト首長を選んでしまう人々の意識のありようもその一つでしょう。解散に追い込むのではなく、新テロ特措法延長法案の成立に手を貸すことで解散を「お願いする」民主党という根無し草政党に幾ばくかの期待を抱いてしまう今日の政治状況も同様と言えるのではありませんか。
では希望はないのかと聞かれれば、もちろんある。さまざまな条件下で「強いもの」「強いリーダーシップ」への期待を持たされざるをえなかった人たちが、ひとたび生活と労働を通してその実態を見極めたときにどのような意識になるかは過去のたくさんの事例がしめしています。
最近の出来事でいえば、海外のメディアが注目するように、大企業からボロ切れのように扱われ、生きることさえままならない状態に陥れられてきた青年労働者たちが、民主党でも社民党でも公明党でもなく日本共産党に生きる道を見いだすという国民の中に芽生えた意識の一断面です。
もちろんそこには、弱者に常に寄り添い、ともに解決のために日夜を分かたず企業や地域で奮闘する共産党員たちがいるからに他なりません。小林多喜二のその前からのそうした人々の不屈の歴史があったからこそ、危機に瀕して若者たちは彼ら、彼女らの本当の姿を見つけ出したと言う方が正しい。

私は「小ブル」の常として、非常にしばしば「日和り」「優柔不断」となり、怒りが「お上」に向かず、それを支えている人々に向かってしまったりするのです。こうしたイラダチは本当のことを見えなくさせてしまうのは経験則でわかっております。それゆえ、不断に不屈に人々の幸せのみを願って闘っている人々にいっそう尊敬の念を持ってしまうのです。
というわけで、日本に根強い反共意識を克服することは日本における真の民主主義への道と不可分の関係があるのだから、反共意識の克服という問題は、日本の精神史の面で戦前との連続性を根本から断ち切るその根幹に位置づけられるべき課題だと私は考えています。


  10月27日(月)
ちょっと時間がかかりましたけれど、新サーバーに移行しました。これまでと同じリンククラブの一つのサービスで、「未来型ホスティングサービス」と称するLinuxサーバーです。月額1800円で30ギガの容量。メールの容量も無制限と言っていいほどですから、これまでとは雲泥の差。これでしばらくは容量の心配をせずに安く運用することができるはずです。

21日にも書いたことですが、ここにたどりつくまでにいろいろ分からないことがあって何回か質問をしたら、回答で「勘違いをしている」と言われてしまいました。それでも何とか試行錯誤でフィニッシュ。こんなに大変な思いをするとは思っていませんでした。
にもかかわらず移行しようという気持ちに変わりがなかったのは、容量が大きくかつ安いこと。それがなかったら、別のレンタルサーバーの会社に移っていたかもしれませんね。
レンタルサーバーは、初心者にはかなり敷居が高いとつくづく思いました。何度も書いて恐縮ですが、とにかく用語が難しい。サーバーを運営している社員の人たちにはあまりにも自明な常識になっている用語なのでしょうが、私にはそれが何を意味するのか不明。向こうから届いたメールに書かれていることがきちんと理解できないから、これからやろうとする手続きに自信が持てないんですね。
IT関係の方々、もう少し初心者に親切な説明やサポートの仕方を工夫してくださいませ。







  10月22日(水)
10月7日の予算委員会での志位質問をまだ見ていなかったので、ニコニコ動画で見ました。代表質問に続く志位さんの質問は具体的で鋭く、麻生・桝添も逃げ回っていたのに「法律に基づいて厳正に対処する」とだけは言わざるをえませんでしたね。
このニコニコ動画では、画面に流れるいろんなコメントが一つの特徴。他の動画ではロクでもないわけのわからないコメントが延々と続くのに、この志位さんの動画だけは至極まともで、かつ面白い。質問がクライマックスに来るとコメントがドバーッと流れて、国会質問と視聴者とが一体化しているような感覚になります。
「国会ってこんなに面白いものだったの」「俺ちょっと共産党に入ってくるわ」というコメントには笑っちゃいました。質問の終わり頃から最後にドッと流れる「CGJ」(志位グッドジョブ=志位さんよくやった=の略)も迫力あります。何しろ再生回数が6万1千回、YouTubeで3万8千回を超えているのですからハンパではない。YouTubeでは開始から29分10秒がクライマックス。ぜひごらんになることをおすすめしますよ。

ニコニコ動画 10/7 派遣労働者の使いすての実態をただす志位委員長の衆院質問
YouTube 10/7 派遣労働者の使いすての実態をただす志位委員長の衆院質問

先月はオーストラリアの新聞が、共産党が若者への共感を広げているという報道をしたことを紹介しましたが、今度はイギリスの一般紙で日本の若者の左傾化についての評論が載りましたよ。載せたのは一般紙としては最大部数を持つデイリー・テレグラフのウエブ版(デイリー・テレグラフ - 920,000部、タイムズ - 620,000部、インデペンデント - 230,000部、ガーディアン - 400,000部[出典:ウィキペディア])。今日の「しんぶん赤旗」が報じていたのでさっそく原文にあたってみたというわけ。
この日「The strange growth of Communist Japan」という記事も同時に出ていて、遠い国の特派員がよくまあ日本の共産党に関心を持って記事を送信したものだと感心してしまいます。
これらの記事を注意深く読んでみると、結局「日本の若者が政治的の貧困、経済的不安、雇用の権利の弱体化などの中で苦況に晒され、これとまともに闘っている日本共産党に活路を見いだしている」という実態を正しく報道していることに気づかされます。また先に書いたビデオサイトやインターネットをうまく活用して若者に情報を提供していることもよく見ており、海外のメディアの目にも日本の現状は注目すべきことだとよくわかります。

これと前後して、雨宮処凜さんの「生きさせろ」を読み終えました。これは前にも紹介したことがありましたが、不安定雇用にまっただ中に放り込まれ自己責任の名の下に搾取され使い捨てにされ続ける若者の実態を克明に追った力作。これを読めば何故に「蟹工船」が爆発的にベストセラーになったかが納得できます。


  10月21日(火)
ウエブ関係の費用を出来るだけ安くあげるために、試用している新しいサーバーを申し込むことにしていま手続きを進めているところです。それにしてもこの手続きの煩わしいこと。わからないことがたくさん出てきて四苦八苦しています。
現在使用しているドメインネームmoo-azumino.comを新しいサーバーに移行するのですが、まず新しいサーバーで新ドメイン(同じmoo-azumino.com)を作成(もちろんまだ使えません)、その後に現在のサーバーの解約手続き、それも解約申し込み・解約承認と2重の手間が要り、そうかと思うと解約の日時は今年の末の大晦日という結構気の長い話です。
新しいサーバーに移行するには、現在のドメインネームに対応しているIPアドレス(インターネット内の住所)を新しいアドレスに対応し直すことが必要になります(その作業をするのがネームサーバーという装置です)。そうしないとmoo-azumino.comと入力しても新しいIPアドレスに対応しないので、新サーバー内のホームページもメールも利用できないことになるわけです。
理屈はわかっていても、実際の移行事務の中では用語も含めて理解できないことがいっぱい出てくるので、メールで質問しながらあれこれやっているというわけ。これも勉強のうちと思うもののなんでこんなにやっかいなのでしょうね。全く神経がすり減ってしまいます。
レンタルサーバーの仕事をしている人たちって言うのは、これを利用するユーザーが全部、IT用語や仕組みを全部知っていると思って仕事をしているんでしょうか。
確かに知らないと運用できないことはあるし、対応もかなり親切になってきてはいると思うけれど、それでも少しくらいインターネットをさわっただけでは全く歯がたたない難しさがあります。何とか改善していかないと、これはやっぱり専門の人かオタクの世界になってしまうと思われたことでした。

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今日は妻と私の二人とも仕事のない日だったので、久しぶりに紅葉を見に鬼無里・戸隠方面にドライブ。紅葉には少し早い感じでしたが、それでも所々できれいな彩りを見ることができました。また、お昼には戸隠の200年以上の歴史を持つという旅館でで新そばを食べて満足(コタツがあった!)。詳細は妻のページで。



帰ってからは、18日に行われた広津トレッキングの模様をウオーキングのページににアップするために、数時間を費やしました。私自身は参加していないので写真を整理するところから開始して、それを2種類にリサイズ。一枚一枚レタッチを加えてきれいな写真に直し、データを一枚のファイルに書き込みます。前に作ったものを利用できるのでその点は楽ですが、写真に連番をつけたり感想を書き加えたりしていたら、結構時間がかかってしまいました。
関心のある方はこちらをごらんください。



  10月19日(日)
毎日新聞の世論調査では、麻生内閣の支持率がぐんと下がって36%。比例代表での投票では民主(38%)が自民(25%)を大きくリード。共同通信の調査でも支持率42.5%と6ポイントの減で、民主が自民を上回っていることも毎日と同様です。
30日投票という動きが首相サイドから流されて候補者も動き始めている矢先の世論調査ですから、麻生さん、果たしてこのまま解散できるのかな。

富山・新潟では知事選の投票日です。すでに現職当選のニュースが伝えられていますが、開票結果はまだ。富山県知事選で米谷候補がどれだけの得票を得られたんでしょうか。それにしても、候補者活動には大変な苦労・努力が必要だったことでしょう。米ちゃん、本当にお疲れ様でした。

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ところで、今年のノーベル賞受賞者の南部陽一郎さんについて文科省が「白書などに掲載する国別受賞者数に、米国人として数えることを明らかにした」(毎日新聞ウエブ版10/15)と報じられたのは記憶に新しいこと。
ついでにもうちょっと引用すれば、「一方、受賞対象の業績を挙げたのは日本国籍時代で、今年の日本人受賞者は『4人』との見解だ。外国籍の日本出身者が受賞する初のケースで、文科省の『苦肉の策』となった」だそう。なるほど、本当は読売や正論のように「米国籍で日本人」(YOMIURI ONLINE 10/7)として数えたかったけれど、それじゃ国際社会国で通らないから、仕方なく「アメリカに属する受賞者」としておいて・・・でもやっぱり昔は日本国籍だったから日本人だ・・・と、悩んだあげくにこんな発表になったという顛末。
ちなみに、誰かが「アメリカのメディアではノーベル物理賞の受賞者を"an American researcher and two Japanese researchers"と報道しています」と書いていましたっけ。
もし日本国籍の韓国出身者や日本国籍のアメリカ出身者がノーベル賞を受賞したらどうするんですかねえ。アイヌの人がその歴史的な研究においてノーベル賞をとったら?? 高校・大学の同窓生であるわが田中こーいっつぁんまでは「日本人」だったが、南部さんになって「初めてのケースですからあ〜〜」と文科省はオロオロ、右往左往したんですかね。「日本人」って何者?
近年のDNA研究によると「渡来系弥生人のDNAとお酒に弱い人の遺伝子の関連性が調査されている」(Wikipedia)のだそうですから、私などはまぎれもなく渡来系弥生人の末裔です。
「渡来系弥生人の多くは中国大陸の長江流域、山東省付近から来たと言われている」となれば、私の先祖は中国人? そうすると「日本人」って中国系?
そうかと思うと、日本に帰化し日本国籍をとった海外の出身者でも、あるいはその2世・3世でも、見かけが碧眼・金髪だったりするとぜったいにいつまでも「ガイジン」であって「日本人」には入れてもらえませんね。でも、あたりを見回すと、わざわざ茶髪・金髪にしてアイコンタクトまで入れて「変装」するギャルたちがいる。わからん国です。ここは。





  10月18日(土)
しばらくよいお天気が続いています。今日は広津トレッキングの日なのですが、どうしても予定がとれずにお休み。写真も他の人に頼みました。好天に恵まれてすばらしい山歩きになることでしょう。ちょうど紅葉も始まった頃、広津のあちこちではダンコウバイの黄色とモミジの赤とが空の青に映えて目に飛び込んできますから。
昨日は大糸タイムスに、大峰高原の大カエデの紅葉が始まったとい記事がでていました。これから10月の終わりまで、美しい紅葉の季節です。
下の写真は昨年の11月初めのもの。



たまたま自分のリンク先を見ていたら、「World Peace Now.jp」のURLが私のコンピュータの中で書き換えられていることに気がつきました。多分そこだけ。リンク先を「出会い系サイト」の紹介一覧のページにするという悪質ないたずらです。けしからん。
「peace」が含まれている特定のリンクを狙って書き換えるウイルスを何かに忍ばせて送り込むという手法なんですかね。全部書き換えるわけではなくほんの一部を気かつかないように書き換えて嫌がらせをするというもの。ひょっとしたら、World Peace Now.jpをねらい打ちにしたウイルスを作っているのかもしれません。用心するにこしたことはありません。

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パソコンが万人のものになるのはまだまだ先の話かもしれませんね。新しいサーバーでメールの設定をしようとして、むちゃくちゃ時間がかかってしまいました。
サーバーで新しいメールのアカウントを作ることはすんなりできたのですが、こっちのメールソフトでPOP(受信用)やSMTP(送信用)サーバーの設定、パスワードの設定、ポート番号の設定などで支障があって、なかなかつながらない。あれこれ試行錯誤を重ねてようやく運用にこぎ着けることができました。


  10月17日(金)
このところいろいろ体調に支障がでてきたため、思い切って人間ドックを申し込みました。結構予約が入っていて実際に検診があるのは12月中旬ということで、ちょっとびっくり、がっかり。それでもきちんと調べてもらって、治療が必要ならしっかりやっておかないといけませんからね。

今日の夜の授業は高一。女子が3人だけです。そのうち一人が休んだために結局二人を相手にじっくりと授業しました。休憩時間に彼女たちがクラスのことを話しているのを聞いていたら「あのクラス、ギャルが多いからね」という声が聞こえてきた。わかっているようでわからないこのギャルという言葉。さっそく最新のギャル事情を聞いてみましたよ。

私:ギャルってどんな子をいうの?ギャルを定義するとどうなるの?
A:定義って?
私:(つい数学用語を使ってしまった・・と反省しつつ)ギャルの特徴。
A:そうだな、全体に目立つ子が多いよね。派手。
私:何が目立つわけ?
A:まず化粧。パンダとか、ここんとこにラメを入れているとか。
私:パンダって?
A:目のまわりをまっ黒にしてる。
B:服も目立つよ。みんなピチピチの服を着てるし。それに露出。
私:露出?
B:パンツが見えるくらい短いスカートをはくとか。それにヒョウ柄が好きだね。
A:制服のときはルーズはいてる。
私:いまどきルーズとはね。あれ、君たちの学校、制服じゃなかったっけ?
A:式のときだけ制服。普段は私服でいいんだよ。
私:目立つということだけ?
A:声がでかいよね。
B:そうそう、でかい。
A:それに携帯がケバイ。デコが派手だし、ストラップもたくさんつけている。
B:それとギャル語かな。
私:ギャルと言われているなかで、すごくよくできるって子いる?
A:いないんじゃないかな。
私:君たちはギャルにはなりたいと思わないの?
B:思わない。
私:どうして?
A:目立とうとは思わないから。服装にお金をかけたり、サロンで顔を焼いたりなんてしたくないし。
私:じゃギャルと君たちを分けているのは「派手な格好をして目立ちたいか、そうでないか」という違いなのかな?
B:それだけではないみたいだけど、そこはちょっとむずかしいね。
A:男にもギャルがいるよ。ギャル男(ギャルお)っていう。
私:何それ?それも目立ちたがりなの?
B:やっぱりピチピチで、髪にメッシュを入れたりして。
A:ギャルは早起きだよ。
私:どうして?
A:だって、化粧にものすごい時間がかかる。
私:なるほど、ギャルをやるにも結構努力がいるんだ。

いろいろ話してくれる目の前の彼女たちを見ていると、地味で堅実だけど、まっすぐな気持ちを感じてどことなくホッとします。
確かに一目でギャルと言われる格好をするのは異性を意識するからに他ならないのだろうけれど、どうせ目立つなら、人知れず激しく勉強して他から一目置かれるくらいになれば、ものすごくカッコいいのにね。横並びで同じ格好をするだけで自己満足する子たちの心理にはちょっと寂しいものがあります。

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LinkClubの新しいサーバの15日間試用にさっそく申し込みました。ほぼ問題なくホームページもアップロードできました。メールはまだ試していませんが、問題なく使えそうです。



  10月16日(木)
今日は全国的に晴れ。ここ池田町もうららかな秋の昼下がりです。山々はかすんではいるものの雲もなく全山パノラマ。紅葉も始まっていよいよ秋も深まって行きます。




私がホームページを作り始めたのは2004年の1月。すでにまる4年半たったことになります。現在ではその容量は360メガバイトに達して、レンタルサーバ限度の400メガに接近中。昔の記事を半分以上削除して軽くするか、それとも容量を増やすか悩ましいところ。
折しも私の契約しているLinkClubから新しいレンタルサーバの案内が届きました。60ギガで月々1800円という願ってもない大容量かつ安い料金なので、現在心が動いています。なぜこんなに安いのかというと、このサーバの運用がLinuxで行われているということによるもの。これまでのはWindowsサーバだったのす。ただ難点は移行するのに何となく煩わしいいろんな手続きが必要なこと。15日間のお試し期間があるので、まずは試しにやってみようかなと思っているところです。これを機会に、こっちもすべてLinuxに移行してうんと安上がりにするのも手かも。
前に紹介したUbuntuの他に、TurboLinux-Clientという商用の安いOS(こっちは日本語入力としてATOKが使える)があるので、使い勝手のわかっているこっちの方がやりやすいかなと・・・。いずれにせよ、またまた時間がとられるので思い切りが必要です。


  10月15日(水)
国会中継を見ていましたら、民主党の石井議員が、文化施設として非課税となっている創価学会の建物(宗教施設)が公明党の選挙本部に丸ごと使われている点を指摘、実態を示すCDも提供すると政府の見解を質していました。質問の仕方はいささかピンぼけで何を言いたいのかわからないことも多く麻生首相の答弁を逆に助けていましたが、問題提起そのものは重要です。最後に矢野絢也元公明党書記長はじめ4人の参考人招致を要求したものの詰めが甘く追及にもなっていないのは民主党の限界か。
公明党・創価学会一体の実態はかねてから広く知られていることですが、矢野氏の実態告白でいよいよはっきりしてきたことで、国会での参考人招致・証人喚問はさけて通ることはできません。
明らかにすべきことは2点あります。創価学会が非課税の宗教法人施設を公明党の選挙に全面的に使っており、同時に政党助成金を受け取っているという税金の2重取り構造を長く続けている実態が解明されるべきであること。第2は、創価学会による最近の矢野氏に対する言論封殺の解明が行われるべきであること。
学会会員の公明党支持の運動は宗教性を帯びているだけにあたりをはばからず、最近では平然とウソを並べる破廉恥な行動がいっそう激烈になってきています。本部そのものが「生活を守るのは公明党です」とデカデカと張り出す始末ですから下部も同様になるのは無理もない。こうした庶民の弱みにつけ込む狂信性と政治性が結びついた活動は、その正体が明らかになるにつれて国民との矛盾を深め、いずれは破綻し瓦解する運命にあると言えるでしょう。

ところで今日質問した石井議員さん、マルチ商法業界からの献金問題が浮上、国会で業界持ち上げの質問を繰り返していた前田議員と並んで「やましいことはない」などと言っておられないのではないですか。
業界、企業からの献金+政党助成金で政治を行っているこの党の運営自体、批判する政党とあんまり変わらない体質であることを露呈しているのでは??口先で勇ましいことを言ってみたところで、例のインド洋での給油延長法案に対する急変ぶりが示す通り、その言動に全く信用がおけないのはあまりに明らか。そうしてみると企業献金や政党助成金との腐れ縁を一切持たない共産党の政治姿勢がますます輝いていると思われてきます。


  10月14日(火)
今日は年金者組合のキノコ狩り。こういう催しにはすぐに乗ってしまう私たち夫婦で、朝からいそいそと集合場所である美麻の山に出かけました。
キノコ狩りの成果はさっぱりでしたが、他のみなさんは結構たくさん、しかもいろんな種類のキノコを採って満足そうでした。キノコ狩りのあとはキノコ蕎麦に舌鼓を打ちお昼過ぎに散会。くわしくは妻が書くでしょうから私はこれだけ。




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最近出た本に「『百人斬り競争』と南京事件」というのがあります。歴史学者の笠原十九司さんの著書(大月書店)で、南京虐殺事件と前後して引き起こされた『百人斬り競争』の史実を克明に解明したものです。
かなり前に稲田朋美「百人斬り裁判から南京へ」(文藝春秋新書)を読んでいたこともあって、この「論争」の学問的な決着(すでに裁判については最高裁で決着がついていたが・・)が待たれていただけに、笠原さんの学究的で、しかも誠実な姿勢に心打たれるものがありました。
稲田本で書かれていることはただ一つ、「果たして人を斬り殺す殺人ゲームをするような残虐非道な人間がこのような遺書を残すだろうか。無実の罪で『人柱』となった二人の死を『犬死』にしたのは誰なのか」(14ページ)という思いこみだけ。
「薄暗い南京大虐殺記念館で二人の少尉の写真を見ながら、いまや南京大虐殺の象徴となってしまった二人を何とかしてこの場から救い出したいと思った。国家の名誉をかけて」(10ページ)という動機で書かれたこの本は、「弁護士で国会議員」という肩書きとはおよそ無縁の非論理的、情緒的なもの。「南京大虐殺もなかった」ことにするためには「百人斬り」もねつ造された話だということにならないと整合性がないという「つじつま合わせ」が動機であることは見え見え。
たとえば、第16師団第3大隊機関銃中隊の所属隊員の証言を紹介しながら「南京大虐殺と後になって言われるが、上田さんが城内に入ったときの様子は、それとまったくかけ離れたものだった。死体は見なかったし、難民区でもやはり見かけなかった。・・・・南京大虐殺は戦後になってからの作り事だと上田さんは信じている」と書く。そして最高裁で決着が着いた後も次のように平然と宣言する。

政治の場で「百人斬り」の虚偽を訴えることは国家の名誉を守ることであり、そのことが冤罪で処刑された二人の少尉の名誉回復につながり、裁判で救うことができなかったご遺族の人権を守ることになる。
国家の名誉を守る。私はそのことのために永田町にきた。
闘いは今、始まった。


なるほど、歴史的な事実を歴史学的に究明するのではなく、「国家の名誉」の問題として「政治的に決着をはかる」。ものすごくわかりやすい、しかしおよそ学問的には批判の価値もない情動です。
しかし、自分の都合のよいところだけを取り出して「論理構成」をされれば、生まれる前の話としては「あるいはそうだったかも知れない」という気分にさせられても不思議はありません。本屋に並んでいるのは「南京大虐殺」否定本の方が多いし読売などのような新聞もキャンペーンを張っているのですから。

片や笠原さんの方は、新聞記事、陣中日記、手紙、証言その他膨大な文献を照査し照合し、一つひとつ検証していくという気の遠くなるような作業を積み重ねて「百人斬り」の背景と事件の概要を掘り起こしていきます。
その中で明らかにされたことは、「百人斬り」があったかなかったかという程度のことではなく、あの時代の空気、体制の中ではむしろ無数の百人斬りがあったということ。稲田本と読み比べてみて、どちらの書いていることが論理的にも、歴史学的にも、政治的にもスジが通っているかはもはや明白です。

私の関心は、論争の決着ということもさることながら、「情熱」を注ぎ込んでまで「南京大虐殺がなかった」とか「百人斬りはねつ造」と「信じて」行動する連中がこの日本でこれほどに根をはっているのか。その精神構造と戦後日本の歴史にきわめて関心があるからです。一つの切り口は「戦争の克服」(阿部浩己・鵜飼哲・森巣博 集英社新書)で語られる「レイシズム」にあると私は見ています。

森巣 基本にあるのは、人種差別、民族差別です。・・・日本の場合、レイシズム剥き出しの公的発言が続々と出ているのに、それに対してマスコミは騒ぎません。あれば何だろう。
阿部 石原慎太郎も、ドイツだったらとっくに逮捕されていますね。


こうした本を読んでみて、あらためて人間の社会がまともになるための条件をどうやってつくりだしていくのか、庶民の集団(地域)としてのくらしに潜む民主主義の弱点に光を当てていかないといけないと思わされます。
残念ながら、国民的なレベルで地域のレベルであの戦争を克服していない。日本国憲法が空洞化されているこの日本の現実、これと有効に闘い切れていないその底には、あの戦争をいまだに引きずっている現実が横たわっているという思いにとらわれています。

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現在進行中のアメリカ発の金融危機についてハワード・ジンが面白いことを言っています。

目下の経済危機に対するはるかに優れた解決法があるが、そのためにはあまりにも長い間慣れ親しんできた「知恵」を放棄することが必要である。すなわち「自由市場」が経済を成長と公正へと導くのだから、政府の経済への介入(「大きな政府」)は疫病神のように回避すべきという通念をである。
歴史的な真実に向き合ってみよう。いまだかつて「自由市場」なるものはなく、経済は常に政府の介入を受けてきたし、まさにそのような介入を財政と産業の舵取りたちは歓迎してきた。かれらはその必要に見合うかぎりは「大きな政府」について苦情を言ったことはなかった。

7千億ドルを納税者から奪って巨大金融会社に助成する理論的根拠は、その富の幾分かは助けを必要とする貧しい人たちへのおこぼれとなろうというものである。この理論は働いたためしがない。

これへの対案は単純で強力である。その巨額のお金をそのまま、それを必要とする人びとに直接渡すのである。政府が抵当物件差し押さえの一時的停止を宣言し、家の持ち主たちがそのローンを返済するために財政支援をするのでる。連邦政府が雇用を創出をして、仕事を求め必要とする人びとや「自由市場」が恩恵をもたらさなかった人たちに仕事を保証するのである。
われわれには歴史的な成功例がある。ルーズベルトによるニュー・ディール政策は、幾百万の人びとへの仕事を提供し、国の社会基盤を再構築し、さらに「社会主義」という風評をよそに、社会保障を確立した。それはさらに、すべての人への無料の保健制度つまり「健康保障」にまで到達できるものなのである。

これ全体は7千億ドルを超えるだろう。しかし金はある。今の軍事予算6千億ドル。わたしたちが決断すれば好戦国ではなくなり、それを財源に充てられる。そして金満家の腹いっぱいの銀行口座。かれらの収入とその資産にしっかりと税を課することで。(TUP-Bulletin速報783号 ハワード・ジン「帝国から民主主義へ」)




  10月13日(月)
今日は朝から松本で開かれた「赤旗信州秋まつり」に参加しました。朝はかなり冷え込んでいましたが、日が昇るにつれて汗ばむほどになり気持ちのよいまつり日和になりました。昨日まで福井での大会に参加していた妻は仕事で行かれず「志位さんの顔が見たかった」と残念がっていました。
志位委員長の講演があるというので、池田から予定していたマイクロバスも超満員。会場の「やまびこドーム」に着いたのが10時少し前。着いた頃はまだガランとしていましたが、その後続々と県下から詰めかけた人で午後の志位講演が始まる頃には会場いっぱいに。
昨年はフリーマーケットの方が目立ったような感じでしたが、さすがに今回はフリーマーケットもかすむくらいの人人人、主催者発表約6000名ということでした。
志位さんの話はさすがに貫禄があり、国会での派遣・偽装請負などの迫力ある追及を彷彿とさせる気合いのこもったものでした。











  10月10日(金)
ちょっとブランク。その間にアメリカ発の金融危機が進行し、ほとんど恐慌という様相を呈して世界中に広がっています。政府はG7でアメリカに日本の経験から大規模な公的資金の投入で不良債権を処理するように促すといい、国内でもメガバンクや大企業の資産目減りを減税や公的資金の注入で救うという方向がでてくるのでしょうが、結局は一時しのぎに過ぎません。
金融機関による貸し渋り(止め)、貸しはがしなどが平然と行われて、その犠牲になるのは中小零細企業とそこに働く人々という構図は自公政権である限り何度でも繰り返されることになる。事態が新自由主義の終焉を意味することは明らかで、これに代わる国民本位の経済政策をとらない限り不況からの脱出も、国民生活の防衛も、今後の持続可能な経済の発展もありえません。その意味で、総選挙はこれからの経済政策をめぐってその根本姿勢が問われる重大な意味を持つことになると思われます。

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火曜日に急遽富山に出かけました。いくつか用事があったのですが、その一つはいま富山でたたかわれている知事選に立候補している「こめたに候補」の応援(資金カンパ)でした。残念ながら彼には会えませんでしたけれど、なつかしい面々と再会できました。
同時に悲しい知らせが舞い込んでガックリ。昔いっしょに組合で活動していた仲間が前の日に亡くなったという知らせがあったことです。まだ若いのに残念でなりません。律儀で誠実、黙々と仕事に立ち向かっていくというタイプの人でした。「お疲れさまでした。いまは安らかに休んでください」と言うほかありません。

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総選挙を前にしたファンクラブニュースが一段落したので、今日は午前中に年金者組合の「囲碁クラブ」にでかけました。以前から誘われていて果たせず、ようやくデビューとなったのです。
私にとってこうした対戦は20年ぶりかそれ以上。参加者は私を含めて5名とこじんまりでしたが、いずれも高段者ばかり。よほど好きでないとこうして集まることもないのかも。
私はかつて少し囲碁をかじったことがあるという程度の「ヘボ」なので、とりあえず3級くらいから始めることにしました。
最初の対戦相手は2段くらいの人で5子局。攻めは快調だったのに攻めすぎて逆に大石を取られてあえなく撃沈されて私の投了。続いて主催者のIさんと9子局。さすがにはじめに9子も並べると屈辱ですね。しかし実力の差ですから仕方がありません。
打ちながら自分でも気がついたのですが、自分が相当に攻撃的であることにびっくり。「攻撃は最大の防御」ともいいますけれど、高段者相手ではたいていビビって手が縮こまるものです。それでも今日は積極果敢に攻めまくってこれは快勝。Iさんいわく「いいところが一つもなかった。ひとりでに負けてしまった感じだった」。今日は少し手加減してもらったんじゃないかなあ。次回は多分相当に気合いを入れてせめて来られるでしょうから、ちょっとは本も見ておかないといけませんかね。ただ、1ヶ月に一度では棋力のアップは難しそう。楽しむことがいちばんですね。
写真:手前の対局は写真をとるためだけの「サクラ」



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先日も書いた10.5青年大集会。この模様をYouTubeで見ることができるんですね。すごいことです。

10.5青年大集会



  10月2日(木)
昨日から各党の代表質問を聞いています。民意を反映しない現行の選挙制度によってゆがんだ当選人数になり、そのために代表質問の時間も人数も格段に違うやりかたに憤りを感じます。
今日は期待の共産党志位委員長の質問がありました。冒頭に麻生首相の時代錯誤の「御名御璽」「118年になんなんとする憲政の大河・・・連綿たる集積」発言に対して批判。続いて今や1000万人を超える不安定雇用労働とりわけ派遣・請負労働者の苦境に触れて実態を告発し、派遣制度を一部の特殊な業種だけにする前の制度に戻せと迫りました。
それに続く質問も、どの代表者とも異なる迫力、具体性をもち、これこそ庶民・労働者・農民目線という鋭いもので、テレビの前で思わず拍手をしてしまいましたよ。この録画に触れた若い派遣・請負労働者のみなさんは、それこそ本当に涙を流して聞き入るのではないかと思います。
かつて志位委員長が国会で違法な偽装請負・日雇い派遣について追及した録画がネット上で記録的なアクセス数に達していることを見ても、日本の底辺を支える若者の中で地殻変動が起こりつつある。
これに対して、麻生首相の答弁は不真面目きわまるもの。ろくに答弁もできない軽薄なものでした。志位さんの質問中のヤジを飛ばしていた輩の雰囲気を察するに、彼をはじめ自民党・公明党の議員の中では、こうした会社名を挙げての追及に苦々しく腹立たしく、憎しみを込めて聞いていた連中がいたのではないかと推測します。それだけ、核心を突いた質問、最も触れられたくない質問であったと言うことです。

いま首都圏では10.5全国青年大集会が準備されています。使い捨て労働にさらされ、生きづらさにあえぎ、その活路を求めて少しずつ連帯を深めてきた青年たちが、この集会を機に大きな闘いのうねりを作り出す力を得てほしいと心から願わずにはいられません。
派遣・偽装請負などの実態は、今読んでいる本「生きさせろ!雨宮処凜」にくわしい。

10.5青年大集会運動交流のページ
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雨宮処凜ブログ

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10月です。山は曇っていますが上空は晴れ。
MNEMOさんのブログでは、昨年私の家の前でとった写真が飾られています。それから見ると、今年はコスモスもほとんど終わりですから昨年よりも早く秋になってしまったようですね。昨年のことを懐かしく思い出しています。
再結成EUROXのボーカルとして新たに活躍の場を広げつつあるMNEMOさん。昨年からの一年が「密度濃すぎて、それまでの数年分って感じです」というくらいですから、きっとこれまでの一年は今後の土台・画期となることと信じます。

アメリカのマキちゃんからもらったカタログ・プレゼントをまだ注文してなくて、高岡のお母さんから連絡を受けました。すぐに注文しましたよ。「バーベキューセット!!」。今度こちらにお二人でいらっしゃったときには、庭先でバーベキューをしましょう。いずれ彼の赴任先にいっしょに行くことになるのでしょうが、身体に気をつけていろんなことに挑戦してくださいね。

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さて、今日は富山県知事選挙の告示日。

立候補者次の通り。
米谷寛治(こめたにかんじ)61 市民団体代表=無新[共]
石井隆一(いしいたかかず)62 知事=無現(1)[自][公]


米谷さんはいっしょに教職員組合運動をしたよき仲間。石井さんは高校の同期生。どちらも因縁があるわけですが、私が支持するのはもちろん米ちゃん。
石井さんは前回の知事選で当選し今回が2回目で、前回は高校の同窓会を中心とする後援会から通信もあったけれど、今回は何も音沙汰なし。長野にいたんじゃ言ってもしようがないと思われたか。

私は政治家の資質は5つあると思っていますよ。
一つは清潔・誠実。二つは庶民の苦しみに添えること。三つはしっかりした政策。四つは体力と行動力。五つは庶民性のキャラ。
自民・公明・民主の候補者の一人一人について評価してみるといいですよ。国会の議員さんたちでも、県議会の議員さんたちでも同じ。この指標からすると、米谷候補は全部○です。何より性格がやさしい。「居眠り磐音」くんよりもっとやさしいかも。庶民の前では実に穏やかだが、要求を突きつける相手には厳しい。これって大事ですよね。何としても10万票を超える得票をとってほしいと思っています!!応援してます。




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