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  5月29日(木)
久しぶりの雨で、ほっと一息ついたかと思ったらもう午後から晴れてきて、また畑仕事です。
これまで何度か書きましたが、野菜を作っていると雨の持つ意味は本当に格別です。普段井戸水を使って散水をしているときとは比べものにならないくらい成長が速くなります。
というわけで、ここ10日ほどは富山・金沢に出かけた二日を除いてずっと畑に出て畝作りと草取りばっかり。新しく借りたすぐ裏の土地(ただいま売り出し中なのですが、売れないので畑にしてもいいというのでタダで借りています)が約140坪ほどあり、それまで雑草の巣窟だったので一度耕耘機で耕しているとはいえ、次々と雑草が生えてくるのです。とくにスギナとセイタカアワダチソウとヨモギ。スギナは根が深いので掘り一つ一つ起こして駆除しているので信じられないほど時間がかかります。
昨夜から雨になるという予報を聞いて、昨日はちょっと大きく育ったトウモロコシを二畝ばかり植えました。畝作りががまだまだ続きます。


今日の午後からもジャガイモの畝作り、トウモロコシ、キュウリ、オクラの植え付け。塾の仕事に出かける直前まで外で延々と労働しております。
そんな中で一つの楽しみは「イチゴ」の収穫。昨年の2倍ほどプランターを増やしたのに冬の寒さ(だけではありませんけど)でかなり株がやられて、収量は昨年より少なくジャムにするほどではないのですが、それでも毎日新鮮なイチゴを口にできるというのは何ともいえない贅沢ですね。もっとも、「もとで」はかなりかかっているのでやっぱり「ぜいたく」です。


23日から24日にかけて急遽富山・金沢に出かけました。目的は3つあって、一つはかつての同僚のHさんを訪問すること。二つは私の目の診察とパソコン用の眼鏡の処方をしてもらうこと、三つは白山市に住む叔母さん(母の妹)のお見舞い。今日は時間がないので、これはまた別に書くことにします。


  5月19日(月)
つばめの巣作りについては妻のページにもあるのですが、つばめの習性というのはたいしたものです。家の横とか後ろには巣はつくらない。人が出入りする場所に限られています。我が家の場合はまともに玄関の真上。何もしなければ、知らない人の頭の上にポトンとフンが落ちてくるという場所なのでやっかいです。
昨年は換気口を取り外しなおかつその上からシートを貼って平らにしてようやく巣作りから逃れたのですが、今年はウオーキング大会などの準備に追われているそのスキにあらかた作られてしまった。
妻と相談して、仕方がないから何かフンを受ける台を取り付けて巣作りを認めてやるかということになり、ホームセンターで資材を購入して私が写真のようなものを取り付けたのでした。
何しろ作られてしまった以上、台を止めるところがないので、両側を圧力で止めるパイプを2本渡し、その上に台を固定するという方法をとりました。内心うまくいったと、実は思ったのです・・・・。
しかし・・・ガーン!!ツバメの休憩所を作っただけになってしまった! 浅はかでした。私は今年、どうやら休憩所の担当係のようです。
パイプに止まったツバメがフンをしたらどうする・・・。その下にまた台をとりつけるか・・・あほらし。そこまでは考えなかったねえ。結局、ツバメの方がはるかに上手です。ま、あきらめるしかないっか。


さて、そんなのんきなことを言っておられない中国やビルマ(ミャンマー)の恐るべき被災状況。救援にも行けない我々としてはただニュースを見て胸を痛めているだけですが、それでも物資を届けたり現地に行ける人への支援を可能な限りしなければならないと救援金を捻出しました。
災害は貧困を直撃すると、報道写真などをみながら思わされています。耐震構造などとはおよそ縁のない家屋や建造物。とりわけ、ビルマでは軍事政権の保身から救援すら怠る実態が被害を広げるという信じられない状況が、今日の世界を覆う貧富の格差と政治の貧困の実相を浮き彫りにします。
翻ってわが日本の現状はどうか。いわゆる先進国の中では政治の貧困という点では最低レベルでしょう。医療、年金、福祉という問題ではおそらくここ数年の間に深刻な矛盾が蓄積されていくはずです。なぜなら財政面でも大企業・アメリカ一辺倒の現状があるわけだし、サブプライム・ローン・ショック以来の国際的金融危機がいっそう深みに落ち込んで行く様相のもとでは、彼らの頭の中は国民犠牲で切り抜ける方策しか浮かばないからです。あとは言葉巧みに世論を騙すことだけ。「国家の危機、一大事」を救うには消費税しかないという論理もそうだし、高齢者の医療費がうなぎ登りになるから、自分のことは自分で面倒を見るべきだという論理もそう。主要な部分をしめている大企業向けの道路建設は黙ったまま地方の道路がつくれないから暫定税率を復活し、特定財源を維持するということも、国際的に教育のレベルが低くなっているからテストで到達度や問題点をあきらかにするという論理も全く同じです。こうしただましのロジックを打ち破る一人一人の努力がいまほど求められているときはないと私には思えます。


  5月13日(火)
道路特定財源法の再可決のニュースを見ていると、300議席を持っているうちにやりたい放題やっておこうという自公政権の傲慢さとともに、これらの政党の知性のなさにあきれ果てるほかはありません。全国の知事や地方自治体の首町たちがこぞってこれに歓迎の意思を表明していることも同様。この法律が施行されて来年には一般財源化するという根本矛盾には頬被りだし、そもそもこの59兆円という道路特定財源そのものがすべて地方の生活道路に使われるかのように振る舞っている彼らの姿には、現在の保守政権が自分たちが何をやっているのかという自覚さえないのではないかと思わされます。高速道路建設、産業基盤整備と称する大企業向けの道路建設とそれにともなう莫大な利益が規定の方針として今後約束されるというわけですから、財界・大企業にとっては政治献金をしてきた甲斐があったというものでしょう。
問題は、これらが小泉政権に対して国民が与えた300議席という「実績」に悪のりして行われていることです。国民的なレベルではこのことを後生の最大の教訓としなければならないでしょう。さもなくば、自分が選んだ政党によって自分が首を絞められても何もできない哀れな姿をさらすことにしかなりません。
では、民主党が自公政権に変わりうる政党なのかどうか。全く同じことがまたまた問われています。私が一番問題にしたいのは、大企業からの政治献金と政党助成金に対してどんな態度をとっているかということ。これぬきに、たとえどんなに批判的ポーズをとろうがその政党の言うことを信じるわけにはいかないのは自明です。
現在の民主党を形成している旧民社党、社会党の右派、自民党離党派などの面々が過去にどのような役割を果たしてきたのか。労働組合運動に携わってきた私としては骨身にしみてわかっている。
庶民の一人ひとりに依拠しない政党が、その味方のようなふりをする。日本にもそんなアホな時代があったといえる時代に早くしたいものです。
とはいえ、この道路特定財源をつかってどれほどのCO2が排出されるのでしょうか。このうちの10%でも温暖化防止に使おうという政権担当者の一人もいないものか。いないいない。それほど彼らには物事がわかっていないということです。作った道路を走る車がいない時代が10年と経たないうちにやってくる。北極海やツンドラに閉じこめられたメタンハイドレートが溶け出しメタンが放出されれば、温室効果はCO2の比ではなくなる。走る車のいない道路をただ黙々と造り続け、ついには作る人間もいなくなるという構図、なんだかどこかで見たような・・・こういうのを Déjà vu というのかな・・・。ちょっと違いますね。(HTMLで特殊文字をつかってみたかっただけ・・・スミマセン)

さて、今日は昨年亡くなった母の10回目の尽き違い命日。日頃は思い出すことも少なくなってしまい、母に申し訳なく思いつつ、今日ぐらいは写真を見ながら昔のことを思い出さないと・・・・。母の日にと届いた息子夫婦、孫からのカーネーションも横に置きながら妻とお参りをしました。早いものであとふた月もすると一周忌になるのですね。一周忌は一週間遅れの7月20日に富山で行う予定です。

今日は午前中晴れていたのに、午後から前線が通過したらしく夜になってもずっと雨。おかげで植えた野菜の苗にとっては恵みの雨です。しかし、どうにかならないか、この寒さ。
写真は昼過ぎにとったもの。池田町の上空を南から北へずうっと一直線の雲の境ができて、東側は晴れ、西側は分厚い雨雲です。前線が次第に東に進んでくる様子がよくわかります。レーダーの写真とともに記念に残しておきますかね。







  5月9日(金)
大型連休中は娘と孫が来ていて、しばらく窒のばして行きました。おかげで私は娘に髪を夏向きにカットしてもらってスッキリ。それにしても、孫が私を呼ぶ際の「長野 じいちゃん」という呼称はすっかり定着してしまったなあ〜〜。ふう〜。

このごろ、朝早く目が覚めてしまいます。冬の間はネコに起こされることが多かったのですが、このごろはネコも昼活動するので朝はあまり起に来ません。今日も妻のベッドの中央で丸まって爆睡しています。妻はベッドから落ちそうになって寝ている。それはともかく6時前に目が覚めてしまうのです。
東京から池田町に移住したころもずっと5時起きだったから早く起きるのは珍しいことではないのですが、その後夜仕事をするようになってからは朝寝坊することが多くなっていました。それが夏になるとまた早くなったのには何か理由があるのでしょうか。我がことながらよくわからない。それでも、早起きは何とかといいますから、有効に時間を使うことにしますか。

昨日はウオーキング第2回実行委員会が開かれ、17日のイベントの最終確認が行われました。私自身は仕事の関係で出席できませんでしたが、出席した人からの情報では自治会長もたくさん来ていたし、ガイドマスターの役割分担も決まったようです。地域でもいろんな動きが出ているようで、そうしたことが今後の町の活性化につながっていくといいですね。
私も昨日マップ作りの作業を終えて今日その原稿を印刷屋に渡します。問題は当日の参加人数と天候。天候はどうにもなりませんが、人数はアピール次第で増える可能性があるので、私としてもウエブサイトで最後の呼びかけをしないといけません。

ここ1ヶ月ほどは、ウオーキングイベントで大忙しでしたが、これからはファンクラブのニュース作りの作業が待っています。課題は来月に迫った町長選。
町長選といえば、二日ほど前のこと地元紙の「市民タイムス」の記者から、「町長選にむけた池田町の課題」をまとめるための取材を受けました。「一人の町民として観光問題をどうみているのか」という内容です。私としては4月末に書いた大糸タイムスへの批判意見ですべて尽きていると思っていたので、その原稿を示しながら私の考えを伝えました。こうしていろんな人から取材をして記事を書いてくれるのは大変好ましい。

ところで、いま観光協会のウエブサイトのリニューアル原案を作成中なんですが、これがうまくいかない。cssのみでソースを書こうとして、パーフェクトと思ったとたん、マックで見ると形がガタガタに崩れて見られたものではない。これはやっぱり専門家にちゃんと習って勉強しないといけないのですかね。しかたがないので、とりあえずテーブル・タグを利用して形を整える他ありませんでした。たった一文字違いでレイアウトがガラッと変わってしまう恐ろしい世界。ウエブの進化に少しでもついて行こうとするのは容易なことではありません。


  5月4日(日)
昨日は親戚の葬儀に参列するため早朝から富山にでかけ、夜にトンボ帰りでした。
今日は朝から友人とそのお母さん(80過ぎ)とともに山菜採りに白馬まで行きました。昨日の今日なのでちょっと身体も疲れ気味。朝から暑い日になったために軽装ででかけたもののすっかり汗にまみれてしまいました。
それにくらべて彼のお母さんの方は、私や彼よりも足腰が丈夫なくらいで急な坂道もどんどん登ったり降りたり。全く脱帽でした。
主な収穫物は「ウド」と「コゴミ」。さっそく夜に食しました。

この連休を使って娘と孫が来るはずだったのが、おばあちゃんの死去のために来られなくなった・・・とおもったら、今日来るという。まあ、小さい子どもたちがいない方が葬儀の後始末やこれからの準備には都合がよかったかもしれないし、娘も気疲れを癒す機会にもなるでしょう。とはいえ、下の孫はまだ2歳でちょこまかと何かと走り回るので大変です。

今日はまた朝から山が異様なほどくっきり見えるフェーン現象気味の暑い一日でした。白馬山系の山々はこれ以上ないくらいすばらしい景観を見せてくれ、山菜よりも写真の方を撮りまくりでした。
折から白馬では「塩の道祭り」のイベントが開催されていたようで、当時の服装をしたような人やウオーキングの参加者であふれかえり、たいへんな混雑でした。
下のパノラマ写真はクリックすると大きくなります。







  5月2日(金)
夕方から5.17ウオーキングの運営委員会がありました。ひとつの議題は4月23日から30日まで行われたクラブ・ツーリズム主催「春の安曇野ウオーク」の総括。もう一つは17日の運営についてでした。
総括については、かなり時間をかけていろんな面から意見を出し合い今後の教訓として引き出すべきことをかなり明らかに出来たように思います。
その中で「経済効果」がひとつの話題になりました。大糸タイムスの影響なのか逆なのかはわかりませんが、私自身も「ただ歩くだけでカネを落としていかないのではないか」という意見が散見されることは、たとえ意図が善意であってもやはり無視できない問題だと思います。「このイベントで池田町は一体いくら金を使ったのか」という曲解を通り越した意見もあったと聞きます。
そんなわけで、もしこれを放置するなら池田町の発展の道を誤ることにつながる危険を持っているとさえ思われるので、先月もかなり詳しく反論しましたが、改めて考えておく必要があるようです。これについては、あらためて時間をとって書いてみることにしましょう。大糸タイムスに批判意見を書くことも考えています。載せてくれるかどうかわかりませんけど・・・。
今日、どうしても書いておくべきことは次のふたつです。ひとつは、多くの観光客から「町や里山のたたずまいはこのままでいい。変に手を加えて観光地化してほしくない」という声を聞いたこと。次に、経済効果という点では、期せずして5〜600万円の経済的波及効果があったこと。思いがけず売り上げを伸ばした店も数多くあったのです。
私の家の前でハーブティーを販売(一杯100円)した際に、お手伝いしてくれた皆さんは全員ボランティアで何も見返りを求めてはいませんでした。ただ、春の北アルプスの景観や田園風景を楽しんで帰ってほしいという気持ちで接待してくれていたのです。そして、その結果売り上げは約14万円。必要経費を差し引いた10万円近くをガイドマスターの収入として今後の里山整備やガイドマスターの活動にあてることができるようになったのです。ささやかだけれど、これも貴重な経済効果なのではないでしょうか。金儲けを目的とするなら、このようなやり方は必要ないことです。

さて、池田町では急速に緑が増えてきました。枯れ葉色から新緑に変わる季節です。桜が終わって、今は白やピンクのハナミズキや黄金色の山吹、ツツジが色とりどりに咲き始めています。我が家ではイチゴが満開。アイリスも大きなつぼみを持ち上げてきました。まもなく咲き始めることでしょう。
昨日あたりから曇り空になっています。カラッとさわやかに晴れた一日がほしいですね。








  5月1日(木)
娘の嫁ぎ先の祖母が亡くなったという知らせが入りました。何度か訪問したときには、きまって居間でにこにこと物静かに応対してくれたことを思い出します。冥福を心からお祈りします。明後日の葬儀には、早朝こちらを発って参列するつもりです。

さて、昨日の国会は自民党と公明党のなりふりかまわぬみっともない姿をさらけ出した舞台となりました。昨日と今日のガソリンスタンドの値段を見るにつけても、KY自公政権の最後のあがきかと思わされます。「生活に直結。政治に実現。」というのは公明党のキャッチコピー。何が生活に直結するのか、何を政治に実現するのか、主語も目的語もないこの標語こそ、この政党の本質を物語って興味深い。
道路特定財源を一般財源化するといいつつ、高速道路建設や港湾への直通道路などの大企業の基盤整備のための道路建設をやみくもにすすめる暫定税率を復活。その矛盾を指摘されながらも「地方財源に穴が開く」という一見もっともらしい口実で国民を言いくるめるその詐欺的手口はファシズム以外の何ものでもない。本当に腹がたちます。とにかく国会を解散に追い込み、自公政権を完膚無きまでにたたきのめす以外にありませんね。

今日5月1日はメーデー。昨日までの「春の嵐」(3000人を超える観光客の接待のこと)を無事乗り切って、ようやくちょっと落ち着いた今日、さそわれるままにメーデー集会に参加しました。
規模は200人程度とささやかながら、各層の決意表明などを聞きながら、私自身かつて参加したいろんなメーデーを思い出していました。
同盟系がゴールデンウイークを口実に、5月1日ではなくその前に集会を持つという体たらくですから、5月1日その日に集会と行進を行うという意義は大変大きなものがあります。とくにこの頃の派遣労働を中心とした労働態様の変容を考えると、労働者の生活と権利を守るたたかいの原点ともいうべきこの日の意義はもっと語られていいのではないかと思いました。






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