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  4月29日(木)
午前中は早い時間から予報通り雨。7時半頃起きて縁側にパジャマのままたばこを吸いに出ていたら、突然カナダ人のRくんがやってきたのでびっくり。話を聞くと今日マウンテンバイクのイベントがあって目印の標識を置きにまわっているのだそう。全国から100人近くが参加する結構大きなイベントで、うまくいくよう今日まで準備してきたのでしょう。「雨が心配だね」というと「足下が気になる」と彼。それほど話すまもなく、彼は次のポイントへ。
ところが10時にイベントが始まるとにわかに雲が切れ、青空が広がってきて、あまりに早い天気の移り変わりに再びびっくり。
11時頃から我が家の横を山の上の方から三々五々自転車に乗ったメンバーが降りてきました。聞くと参加者は99人。池田町からは10人にも満たないとのこと。青空のもとで、楽しいイベントになったことでしょう。


さて、私と妻は明日の朝から沖縄へ。3日に法事があるので、その前後にはあちこち基地をまわって、現在の沖縄の様子をつぶさに見てこようと思っています。現地ではホームページの更新ができないので、また帰ってから報告をいたします。



  4月25日(日)
朝早く妻がボーリングの大会にでかけるというので、一緒に早起き。外は霜がおり、田んぼには薄氷が張って寒い寒い。しかし空は雲一点ない快晴です。
北アルプスも一年でもっとも美しい装い。山頂を覆った白い雪が朝日に赤く染まって久しぶりのモルゲンロートです。
田んぼの水がちょっと足りなくて、水面に映った逆さ北アルプスがよく見えないのが残念。


さて、今日はいよいよ沖縄での大集会の日。態度を留保し続けてきた仲井真知事も、圧倒的な県民世論に押されて大会出席を決めて、文字通り全県民的な集会になります。沖縄のみなさん、鳩山政権とアメリカ政府に強烈なインパクトを与えてください。集会の大成功を心から期待しています。
県民大会の模様は、以下のサイトでライブ中継、またはツイッターで報道されます。大会は午後3時から。
私はネットで大会参加です。画質は当然それなりですが、よみたんFMのUSTREAMライブ中継をみています。開始2時間前、すでに会場では沖縄民謡、バンド演奏などが進行中。テノール歌手の伊波惟行さんも駆けつけて、アーティスト総結集という様相です。いやがうえにも雰囲気が盛り上がってきています。

沖縄タイムスライブ中継
琉球新報ライブ中継
よみたんFM USTREAMライブ中継
日本共産党かえるtwitter

政治的な課題でこれほどの怒りや要求を結集した集会はそうあるものではありません。これを無視して基地建設を強行したりすれば、それは民主党鳩山政権の終わりを意味しますし、連立を組んできた社民党も含めて責任は免れない。
今朝の信濃毎日によれば、辺野古沖で橋梁方式で沖合にずらして基地を作る案が政府内で検討されているとか。
asahi.comでは、「辺野古案の微調整で対米交渉」という報道が流れていることについて、記者会見で「報道は事実ではありません」と否定発言をしたとか。
元ネタの一つはワシントンポストの24日の報道です。毎日新聞をはじめ各紙がこの内容について取り上げています。
閣僚があちこちでいろんなことを勝手に発言しているのでまるで収拾がつかない政権ですから、真偽のほどはわかりません。しかし、いずれはOさんの一言で強権的に収拾をはかろうというのでしょうか。
Oさんの戦略からすれば、参議院選挙までは鳩山さんにうやむやにさせておいて、一気に解決させようと動くのはおそらく参議院選挙後。もっとも、5月末に決着をはかるという鳩山さんの公約が果たされなければ、それで鳩山政権の終わりですから、新しい装いの政権で参議院選挙に臨み、民意を得たとして強行突破をはかってくる恐れもないわけでもありません。
いずれにせよ、彼らの狙いは、アメリカとの公約を優先させることですから、辺野古への移設を許すのかどうか、あるいは徳之島などへの移設を許すかどうかなどが、この参議院選挙でしっかり問われていることを忘れてはならないでしょう。

私たちの沖縄行きもあとわずかに迫ってきました。妻はお土産を注文したり、車の手配をしたりといろいろやってくれています。沖縄での法事のやりかたが全くわからないので、どんなものを持って行けばいいのかも不明???。式場でしめやかに読経とかあいさつとかをおこないその後で直会でしめくくるこちらのやり方とはかなり違うようですから、行ってみてからの話。
法事の前後は、できるだけ基地巡りをして、沖縄の現状をこの目で見てこようと妻と話しています。また、この時期の沖縄は20度くらいで過ごしやすいはずですし、デイゴをはじめいろんな花も見られるので楽しみです。
ただ、それまでにあと数日、こちらでやるべきことは山のよう。とりあえず、畑と地図作りに専念です。

4時半、県民大会が大会決議を採択して終了しました。参加者は主催者発表で9万人。ライブが低い位置からの固定カメラだったので、全体の雰囲気はいまいち伝わってきませんでしたが、それでも迫力十分。遠いところからでも県民大会に連帯しているという実感を持てました。
仲井真知事の歯切れのわるい挨拶に比して、宜野湾、名護市長の決意表明は明快そのものでしたし、高校生の問題提起もきわめて新鮮でした。壇上ですべての県会議員、すべての市町村長が参加をしているという報告があり、メンバーの紹介が行われたときは圧巻でした。
挨拶はなかったものの、政党代表では党首が参加したのは日本共産党だけ。壇上で紹介される顔ぶれをみるにつけても、他党の姿勢が問われると思いました。
ツイッターによる書き込みもひきもきらず。ただ中には9万人もいないだろうなどという例の「主催者発表」に疑問をなげかけ、結局はできるだけ大会のレベルをさげようとするだけの連中もいる。そのためだけに虫眼鏡片手に航空写真から人数を数えているのかどうか。私から言わせれば、知性と能力の欠如のなせる悪あがきにすぎません。
大会参加者のみなさん、たいへんお疲れ様でした。これからが正念場ですね。

琉球新報号外[pdf](基地問題のくわしい解説つき)
沖縄タイムス号外[pdf]




  4月23日(金)
沖縄での普天間基地撤去を求める大集会まであと2日。
いい機会ですから、基地問題をよ〜く考えてみましょう。「移設」という言い方が正しいのかどうか。私には疑問がいっぱいあります。たとえば・・・
徳之島へ持って行くという考えが伝えられると、島をあげての大反対運動が巻き起こっています。なぜですか。それは島民のエゴなのでしょうか。それほど海兵隊は危険なものなのでしょうか。沖縄ならいいけれど、本土のどこでも持ってこられたらそこの人たちは本当に困るのでしょうか。それはなぜなのでしょうか。騒音?治安?
日本はアメリカに守ってもらっているのではないですか、本当にそう思うなら、そのための基地は守ってもらいたい人のできるだけ近いところにあった方がより安全ではないのですか。多少の騒音くらいは我慢すべきなのではないでしょうか。それとも自分のところはいやだけど、沖縄ならいいとでも?
「大局的」に見て、中国ににらみをきかせるなら沖縄しかない、日本の安全のためには沖縄県民に我慢してもらわないといけないとおっしゃるのでしょうか。え?台湾を守るため? そんなことをまことしやかに語る「評論家」がいましたっけ。
自民党や民主党に投票した人は、自分のところで基地を引き受ける覚悟で投票なさったのでしょうか。それとも、それとこれとは話は別だということなのでしょうか。
総論では、日米安保は大事だが、基地は自分の土地では困るというのでしょうか。自分のところに基地を積極的に誘導しようという住民運動は絶えて聞きません。大事な日本の安全保障の問題であるにもかかわらず・・・・無責任に「親米感情の高い?」沖永良部島にもっていけというとか、例のたもがみさんのような軍事評論家気取りのノー天気なゾンビみたいな人もいる。結局は「抑止力」論のとりこ・・・というか、もはや思考停止状態なんですね。それがどんな破滅的な結果をもたらすかはすでに実証済みで「過去の理論」となってしまっているというのに。
みなさん、夜寝るときは、家の周りに探照灯から赤外線探知機、カメラを多数設置し、法律に抵触しない程度の武器を各種そろえ、有事に備えてください。最近のように凶悪な犯罪の多発する時代には自分の身は自分で守らないといけませんよ。それができない人は、警察にたのんで、家の中に武器をおき、機動隊員かSWATに常駐してもらい、安全を守ってもらいましょう。

皮肉っぽい書き方をしてもうしわけありません。つきつめていけばそういくことになるんです。沖縄のみなさんは、複雑な思いをかかえつつも現在まで耐えてきたのですから。そしていま我慢も限界を突破して総決起しようとしている。「決起」という言葉はこのようなときに使うものです。ね、ますぞえさん、はしもとさん。
おそらく日本中どこへ持って行っても同じような反対運動が起こるであろうこの基地問題。結局自分のことではないんですね。遠いところの話であるために現実味を帯びてはこない。対岸の火事なのです。まだ。
徳之島の一人がいみじくもおっしゃいました。「徳之島に基地を持ってくるという話が出て初めて沖縄の人たちの苦しみやたたかいがわかった」。
県民大会を契機に、この問題をなんとしても国民全体の問題に広げなければなりません。同時に、この根源にある日米安保という恐るべき条約の正体についても、つぶさに検証、批判、撤廃へとつなげて行かなければならないでしょう。



  4月22日(木)
昨夜から体調が優れず(畑仕事の疲れがでた?)午前中ずっと寝ていました。妻は「今まで元気だったのに、突然倒れるということがあるから気をつけてね」と心配そうにのぞき込んでいました。食欲はあるし風邪気味ということではないので、外が雨なのを幸いゆっくり休んでいればよくなるでしょう。幸い、担当の中学生が現在修学旅行にでかけているので、今日の仕事は休みです。

午後から5月のウオーキングのマップ作りをしていましたが、細かい仕事はどうも根気が続かない。そこで、頼み事をかねてちょっと観光協会まで出かけてきました。
このところちょっとご無沙汰をしている間に、新しい大きなディスプレー付きのコンピュータが入り、事務所はいよいよ手狭に。「片付けなくっちゃと言っているところなんですよ」とUさん。「出入りしている人たちに協力依頼してみんなでやれば早くできるよ」と言ってきました。確かに観光の窓口だから、来た人にはよい印象を与えないといけませんから・・・。助力が必要なときは、遠慮なくみんなを呼び出してください。事務局はそうした人を動かすことにも長けていないと務まりませんね。老婆心(いや老爺心?)ながら。

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朝からニュースは「桝添新党」と民主党の高速道路料金制度の見直し問題と気温の上下の話題ばっかり。
自民党首脳は「自民党と民主党がどう違うのかを鮮明にしないと選挙は戦えない」とおっしゃる。昨今の民主党では「違い」なんてあるわけもないから、支持率を落としているんでしょう。「支持政党なし」がダントツ1位というのもそうしたことを反映している。

ところでこうした事態に直面して、マスメディアは決して日本共産党が主張しているような道理ある経済再建は報道もできず、よって現状からの打開策を国民に示すこともできません。起こっている現象の一面を脈絡なく伝えるだけ。
徳之島への基地移転問題についても、「経済振興策になるから移転賛成」という人間が一人でも出てくれば大きく取り上げることによって客観性を装う。5000人の東京集会なんて全く無視するマスコミがです。辺見さんの言葉を借りれば「根腐れ」がますます進んでいると私には思えて仕方がありません。

核サミットに出席した鳩山さんを、ワシントンポストが「不運で愚かな日本の首相」とからかった記事をうけて、あとの党首討論や記者会見で自分を「愚かで愚直」と「素直に」認めたのは実に鳩山さんらしい。
彼は「沖縄の県民のみなさん方のご負担というものを、なんとしても少しでも、和らげたいと・・・むしろ愚直に、愚かかも知れないけれども、その思いを守りたいと。沖縄県民の皆さんのために尽くしたいという思いから、出てきた言葉であります」とまるでいいように受け止めていますけれど、見通しのない方針を掲げて右往左往することを人は「愚直」とは言わないのです。右往左往のあとは、退陣するか「強権的に」突破するかしか道はありません。これは自民党であれ、民主党であれ同じ。しかし、これは許すわけにはいかない。
沖縄県民の総意がはっきりと示すように、普天間問題は、アメリカに沖縄からお引き取りいただくという解決しか道はないということなのです。
ワシントンポストが鳩山首相について「不運で愚かな日本の首相」[the hapless and (in the opinion of some Obama administration officials) increasingly loopy Japanese Prime Minister Yukio Hatoyama]と書いたのは、オバマと個別会談できたかどうかを秤にかけて、普天間問題での外交の優柔不断さ、不誠実さを皮肉ったものです
ナイジェリアのジョナサン大統領代行やエジプトのアハマド・アブルゲイト外相ですらオバマと個別会見を行っているのに、鳩山さんは求めても断られた。ただ、非公式にディナーの席でちょっと話せただけだというわけです。
ディナーの席での会話でも「たぶんメインコースとデザートの間ででしょ?」なんて皮肉られています。
He reportedly requested but got no bilat. The only consolation prize was that he got an "unofficial" meeting during Monday night's working dinner. Maybe somewhere between the main course and dessert?

私は別にワシントンポストの肩を持つわけでもなんでもなく、むしろこの記事はアメリカのイライラの率直な表明の一つなんだと思いますが、鳩山さんには外国からこのように見られていることをちょっとは恥ずかしく思ってもらわないとね。

ワシントンポスト原文
対訳 英語塾INDEC 気になる英語表現(10-15):核サミット最大の敗北者は?

私は、現在の民主党の持っている問題点の最大のものは、自民党と同根でしかも根深い「大企業優先、アメリカ優先」という病気だろうと思います。
共産党流にいえば、ルールもへったくれもない大企業中心の経済社会にメスを入れられるかどうかがもっとも焦点になっているのに、そこには絶対に手をつけず、「国際競争力の強化」といわれれば、その通りと従ってしまい、結局は消費税へと行き着かざるをえない体質。アメリカのマスコミからも揶揄されるほどの優柔不断も、一方では鳩山さん流の「正直さ」なのかもしれませんが、その背景にあるのは、結局アメリカの抑止力と日米安保体制を絶対視する立場です。
いま日本中を覆っている様々な問題点を根本から解決するには、日本共産党の主張する現実的で抜本的な政策しかないということを、今度の参議院選挙では具体的にしめさなければならないし、その条件はまさに満ちているといえるのではないでしょうか。



  4月21日(水)
一昨日、昨日と畑仕事をしていたためか、腹筋などの筋肉痛。耕耘機を押すのにも結構力がいるんですね。いまごろ「効いて」きました。
沖縄の報道を調べているうちに、おもしろい映像を見つけましたよ。沖縄とは関係がないのですが、例のブッシュがハイチを訪問した折に、現地の住民と握手した手を隣のビル・クリントンのシャツで拭うというアホらしい信じがたい光景。BBCが偶然撮影したのでしょうが、ちょっとしたウエブ上の話題に。開始から開始51秒後にご注意。
リベラルなサイト「ThinkProgress」には読者の反響がわんさと載っていますし、世界中でコメディの格好のネタにされていますね。リンク先の画像の中の「手」にカーソルを移動してみましょう。

文春5月号で与謝野、園田のお二人が「小沢独裁を絶対に許さない!『たちあがれ日本』結党宣言」という一文を書いています。実は自民党を離党した体のいい言い訳なんですが、例の首長さんたちの新党も同じで「決起」という言葉がずいぶんとお好きらしい。憂国の志士を気取っているのが見え見えです。
書き出しは「今、日本があぶない」・・・確かに。
民主党政権は小沢独裁によって日本を没落の道に一路突き進んでいるから、我々が新しい旗を掲げてこの国を救う使命があるという、実に勇ましい「けなげな」信条が吐露されていますが、私から言わせれば「自民党が自分たちがやってきた悪行三昧を続けることができないほどの体たらくになったから、さらにその先へ行くためにはこうするしかない」という焦り、思い込み、いらだちでしかありません。ですから、この一文の中には、自らを含めてどれほど国民生活を悪化させ苦しめてきたかという具体的な分析も反省もないのは当然です。そうは思っていないのですから。責任はすべて「自民党に蔓延していたしがらみと馴れ合い」のせいなのです。
次の文章が、彼らの考え方をはっきり示しています。

「現下の日本における喫緊の課題はいうまでもなく経済の立て直しである。・・・民主党は、いまの日本経済の状況は自分たちが作り出したものではなく、自民党政権時代の負の遺産なのだと主張している。その責めを我々は甘んじて受けなければならないが、いまは誰に責任があるかを議論するときではない」
「消費税の引き上げなしに財政再建が可能であるという幻想を振りまくのは、無責任きわまりない」
「民主党はマニフェストで衆議院の議員定数を80削減するとも主張していたが、政権獲得後はまったく話題にもしなくなった。・・・公務員に負担を強いるなら政治家も自らの身を切る覚悟がなければならない」
「日米安保条約の現状を大きな歴史の中できちんと評価せずに、アメリカ側の不信を買うような言動を繰り返す鳩山政権の罪は深い」


「日本経済を立て直すには我々の方針しかないのだ」という自負のもとに提案されている二つの政策目標とは次のようなものです。

(1)日本の国際競争力を将来にわたって強化・増強させ、富を増やして豊かさを維持していくこと。実質成長率1〜2%の低成長でも経済が安定した社会をめざす。
(2)国民が安心して生活できる社会を目指す。とくに、国の財政を再建しつつ、持続可能性のある社会保障制度をつくり、国民の医療制度や年金制度への不信感を払拭。さらに教育制度の充実をはかり、外交や安全保障の分野においてもそれらを正常化させる。


読めば読むほど、かつての自民党の政策とどこがどのように異なるのかわかりません。しかし、彼らのような政策こそ、今日の貧困と格差の拡大、不安定雇用の蔓延などをもたらしたのではないのでしょうか。国際競争力をつければ国民生活は豊かになってきましたか。ぜんぜん正反対でしたね。労働者と中小企業へのしわ寄せで「合理化」を極限まで推し進めて「国際競争力」の強化をねらったトヨタの実例が実態ではないのですか。
国際競争力という名の下に、勤労国民の懐と内需をおろそかにし、結局大企業の大もうけだけを増やしてきたことこそ、今日の国民生活の貧困と社会的格差の広がりの元凶だったことはいまではもうはっきりしています。その意味で、彼らの主張こぞまさに「亡国の論理」というべきだと私は読みました。
与謝野さん、園田さん、いい加減に議員をおやめになったら。あんまり力むとその反動が怖いですよ。


  4月19日(月)
月曜日だけが仕事休みなので気分的にとても楽。今日は暖かくよい天気だったので、朝から畑仕事に専心しました。草取り程度ならあまり負担にならないので、耕耘機を引っ張り出して近くに借りている畑を一気に耕作。草だらけなので耕耘機を押すにも相当力がいるため、昼ちょっと過ぎた頃までやるともうぐったり。長い休憩をとったあと、庭の草取りに移りました。
ずっと草を取っていなかったために、あちこちでタンポポが花をさかせ雑草も茂り放題です。こちらは一気にとはいかないので、少しずつ気長にやることにして今日は道ばたの植え込みの周りだけ。
昨年植えたパンジーやビオラ、チューリップが花をつけはじめて、なかなかの見応え。いろんな花を植えたいと思うのですが、いつも植え時がわからず、池田に合う品種も研究不足で結局ありきたりの花ばっかりです。
昨日は妻と近くで苗や植木の即売会があったので、ちょっと変わった花々を仕入れてきて、さっそく寄せ植えにしました。すこしずつ研究を積んで、ガーデニングにも挑戦してみたいと思っているこの頃です。
くたびれて休んでいるところへお隣さんが通りがかり、夕闇迫る来たアルプスをみながら四方山話しをして今日の作業は終了。

ところで、山桜のシーズンなので、畑仕事をしていると道を聞かれることが俄然多くなりました。土日は数人から聞かれましたよ。私が作った山桜マップを持っていたのでびっくり。きっと観光協会でもらってきたのでしょう。
昨日はまた、東京から来たという年配の方々が我が家の裏手でカメラを据えて山桜を撮影していました。見ていて何となく不思議な気持ちがしてきました。私も東京からこちらに来たときはきっと同じようにあちこちの景色が目に入りカメラに納めたいと思っていたはずですけどね。それにしてもこんなところで写真を撮らなくてもと思って、つい「もう少し先にもっとたくさん桜の咲いているポイントがありますよ」と口を出してしまいました。
ガイドマスター仲間の一人が今日ちょっと寄ってくれて、山桜のニュースをいろいろ教えてくれました。一昨日の雪の中のトレッキングは、予想に反して参加者には大変好評だったらしい。滅多に見ることのできない「雪の山桜」に遭遇できたからだというのです。確かに。納得です。
山桜の名所である桜仙峡には全国各地の車のナンバーが来ていて、大変な混雑だという話。カメラの放列ができているのだそうです。我が家の近くにもこれからは遠くから絵描きさんたちもやってくるんでしょうね。
この土日は農家の方が田おこしと水張りに精を出して、まもなく田植えの時期になります。
新緑が萌え出る4月下旬から連休明けの田植えが終わる頃までが私のお気に入りのシーズン。雪を頂いた北アルプスがくっきりと見え、様々な花が一斉に咲きにおって、一年で池田がもっとも美しく彩られる季節です。


  4月17日(土)
昨夜から本格的な雪。今朝までに池田町でふわふわ雪だけれど10センチほど積もって、全く真冬の状態です。
満開の桜もこれでは台無し。咲いたばかりの花たちもかわいそうです。ただ今日は急速に天気が回復するようなので、とにかく早く雪が融けてほしいものです。







今日は恒例の「陸郷山桜トレッキングの日」なのですが、これでは山桜どころか「雪中トレッキング」になってしまいます。私は足の都合で出席できず、ただ自宅でやきもきしているだけなのですが、実行できるのでしょうか。



  4月15日(木)
朝早く(4時頃)目が覚めて、まもなく配達された信濃毎日新聞を見たら「米、徳之島・勝連沖を拒否」の一面トップ見出しが目に入りました。鳩山さん、アメリカにいいように転がされていますよね。水面下であれこれ移設先を「模索」し、次々と「思いつき」を提案してくる日本政府の対応に業を煮やしたというところでしょうか。アメリカでなくとも苛つきますけどね。

妻も参加した、昨日の「沖縄県民と連帯し、普天間基地の即時・無条件撤去を求める4.14中央集会」については午前5時現在ではまだ商業新聞は報じていませんけど(その気になれば出せるのだろうけど、出す気がないらしい)、ウエブ上で現地からのレポートがいくつか見つかりました。
たとえば参議院議員の井上さとしさんのブログです。










ふと外をみておどけた(驚いた)。真っ白です。雪です。春の淡雪どころか、これじゃ真冬です。この週末は桜も見頃というはずなのに、これでは花見酒ではなく雪見酒??いやはや、このお天気にはまいってしまいます。
そういえば、天候不順で田んぼの仕事もまるではかどらないと農家の方がぼやいていましたっけ。安定した暖かいお天気になってほしいものです。我が家だって、そろそろ畑の仕事に精を出さなければならない時期ですものね。



ところで、参院選挙が2ヶ月半後くらいに近づいて、政局の動きもいろいろです。とくに自民党の解体過程、民主党の股裂き状態が興味深い。
小沢さんはというと、次々と「きれいな若いおねえさん」にターゲットを絞って候補者に仕立てる作業に余念がないらしい。
大阪では、タレントの岡部まりさんを担ぎ出すことに成功したらしいですね。大阪日々新聞によれば、彼女もまた「『国民の生活が第一という党のマニフェストの実現を目指す中、子育てなど女性の立場で力になれることがないかと考えている』と意欲を語った」といいますからまんざらでもなさそう。一方同紙は「鳩山政権の支持率が下降しつつある中、共倒れを懸念する声もある」と書いていますから、すんなりいくのかどうか。
タレントなどに焦点をしぼって票をねらう小沢戦略がいつまでもうまくいくはずがありません。国民の側からも、そろそろ自らの票の重みに思いをいたし、「なめられている」と怒ってもいいんじゃないですかね。前回の衆議院選挙で、あちこちで登場した小沢チルドレンじゃなかった小沢ガールズが、この国会で何をしているんでしょうか。地域に根ざして国民の願いや苦しみに耳をかたむけているなんて話は絶えてない。共産党の女性議員たちとは質、レベルがまるで違います。
自民党も負けていません。桝添さんの動きは何だろうと聞かれて出てくる言葉はただ一つ「ますぞえ」。オレがオレがで、自民党から選挙に出たものの、ついに首相の声はかからず、イライラのし通しだったんでしょうね。そもそもこの「オレが」で選挙に出たり、天下をとろうなどと妄想する輩に、庶民の声がわかるはずもないではありませんか。自民党から脱出して新政党を作ろうとする連中はみんなそうですけど。
「首相にしたい人ナンバーワン」とマスコミに持ち上げられて、結構いい気分になっているんでしょうね。ますぞえさん。まきぞえになるのはごめんです。


  4月14日(水)
夕べは相当強い風が吹いて寒くなってきましたが、今朝は予報よりは気温も高くよい天気になっています。それでも冬型らしい空模様ですから、昼になっても気温はそれほど上がらないのかもしれません。
妻は、東京・日比谷野音で開かれる今夕の普天間基地撤去を要求する集会に参加するために今朝早く出発しました。東京で同郷の友人と落ち合って集会へでて、その後新宿で一泊して明日帰ってくる予定。

今日は父の命日です。胃がんで亡くなった父の二の舞を繰り返さないようにというわけではありませんが、たまたま今日は「胃がん、大腸がん」の検診の日でした。朝7時半から検査開始なので、妻を松川駅まで送って行って、帰ってからまたすぐに検診に出かけました。バリウムはいつ飲んでもいやなもの。それでも最近は飲みやすくなっていますね。早く出してしまわないと・・・。
・・・と書いてしばらくしたら、富山の妹から命日のためのお花が届きました。忘れずに、わざわざ送ってくれてありがとね。

妻を駅まで送って行く行き帰りにも、梅・桜・桃、水仙、木蓮・・・などさまざまな花がいまや競演。池田ではまだ冬景色がいたるところ残っていて緑が少ないのですが、まもなく緑が萌え出す季節です。待ち遠しい。

次はようやく春らしくなってきた池田町の花たちの様子です。

















  4月13日(火)
膝の痛みは少しずつ良くはなっていますが、まだ全快まではかなり隔たりが。まっすぐに伸ばすと痛いし、踏み切るときにも痛みがあって、ときどき腰を曲げて歩いていて妻に笑われています。まだ一ヶ月ぐらいは養生しないといけないようです。

ところで、デジタルTVチューナーを取り付けて以来、我がコンピュータの様子がおかしくなって、この前OSを入れ替えたのですが、症状は全く変わらずイライラのし通し。2回も連続してOSを最初から入れ直して、きのうようやく少し問題点と対策がはっきりしてきました。
デジタルTVチューナーは、できてからまだ日が浅いこともあってか、結構トラブルが多いようです。ウエブサイトでいろいろ調べてみてもなかなかいいヒントがつかめなかったのですが、これも昨日多少ヒントになることがわかって、それなりに前進がみられました。今日はその経過について、メモ代わりに記録しておくことにします。

私が入手したチューナー・カードはI-O DATAのGV-MVP/HX
一つ目のトラブルは、視聴ソフトであるmAgicTV Digitalの初期設定ファイルを起動すると「問題が発生したため、mAgicマネージャDigitalを終了します」と出て、異常終了する問題。
I-O DATAのトラブルシューティングのページをみても、混乱するばかりです。ここでは「障害モジュール(ModName:)が”Indiv01.key”の場合」としか書いてありませんが、私の場合の障害モジュールはaudio関係。結局いろいろ探して、Roxioのライティング総合ソフトCreator2010の映像ソフトに含まれているプログラムのひとつとコンフリクトを起こしていることをつきとめ、全部削除。これでさきほどのトラブルは解消しました。しかしこれではCDやDVDの書き込みができないので、Eeasy CD/DVD Creatorの古いバーションでライティングソフトだけを入れようと思っています。
二つ目のトラブルは、ドライバソフトと視聴ソフトをアップデートしたときに現れる「TV視聴できません。空きデバイスがありません。実行するには録画を停止するか、チャンネルスキャン、EPGの作成を停止する必要があります」というやつ。これについても以前さんざん悩まされて結局解決できなかったものですが、AUTOMATICさんのサイトで次の記述をみつけました。

mAgicTV Digitalのインストールで、下記3個のWindowsサービスが増える。
【Capture Device Service】
・説明:Manages device arrival and removal event. This service is provided by InterVideo.
・実行ファイルのパス:C:\Program Files\Common Files\InterVideo\DeviceService\DevSvc.exe
【I-O DATA mAgicTV Digital(mAgicTVDigital)】
・実行ファイルのパス:D:\Program Files\I-O DATA\mAgicTVD\mtvdsv.exe
【IviRegMgr】
・説明:InterVideo Register Manager
・実行ファイルのパス:C:\Program Files\Common Files\InterVideo\RegMgr\iviRegMgr.exe
*c:\windows、c:\windows\system32 フォルダーにある場合はマルウェアだよ。

これ等を不要なサービスと判断。無効にしたのを忘れて居たっす。
この為、mAgicTV Digitalが空きデバイスがありません!と吐き起動できないのだ。早速、Capture Device Serviceを含む上記サービスを自動に設定(記事末の補足参照)。是により問題なくmAgicTV Digitalは起動!無事に地デジが映るようになりました。


「マイコンピュータを右クリック→管理→サービスとアプリケーション→サービス」で変更・管理することができるのを知らなかった。今度このメッセージがでたらやってみようと思っています。今のところこの問題は再発していません。
このカードに付属するドライバなどのソフトのバージョンは「gvmvphx103」。現在「gvmvphx134」「gvmvphx140」のアップデータがあります。先ほどのエラーはこれらをインストールしたらでてきたので、今回は試していません。やってみて、だめなら、もう一度OSを入れ替えますかね。そうすれば、クリーンインストールですから、今後のトラブルもさけられるでしょうから。

NeroやRoxioなどがサービス過剰で、いろんなソフトをいっぱい詰め込んだものをパックにして売り出しているので、デジタルTVチューナーのような新しいデバイスが出ると、そのドライバソフトと競合することが出てきます。OSもWindowsではXP、Vista、7と様々なものに対応しなければならないので開発する方も大変なのでしょうが、それをすべてクリアするのが開発者の仕事。
ウエブ上には、「これをよく製品として市場に出せるなと思いました」といったたぐいの、IOデータのドライバソフトや再インストールの仕方などに対する文句、不満があふれていますから、早く様々なトラブルに対応できるようにしてほしいものです。


  4月7日(水)
午前中は病院がよいです。今日は手術から2週間たったので、ようやく抜糸。腰の痛みを訴えると、いちおうレントゲンを撮っておきますか?と言われましたが、この症状は、ときどき起こることなので辞退して様子を見ることにしました。
その後一時間ほど待ってリハビリ。ぎっくり腰の前兆のような腰の痛みがあると訴えたら、ずいぶん丁寧にマッサージやら電気がけやらをしてくれて、ずいぶん楽になりました。とはいえ、まだ腰の曲がった「おじん」のような歩き方。明日には浴槽にも入れると言っていましたから、それだけが楽しみです。

夕方は今年度初の授業です。高2になった生徒たちが4人。眠い眠いを連発する子もいましたが、それでも熱心にやってくれて、また出だしは好調。これから仕事で塾通い(?)の毎日になります。
学校に着任する若い新卒が「イケメンだと期待していたのに、それほどでもなかった」とか、「課題をまだほとんどやっていないのでどうしようか」とか、まあ言いたい放題。
それにひきかえ、今年高校に入学した生徒たちは、さすがに初々しい。今日は英語の日だったので顔だけ見ましたが、高1ですでに7人いるので、これからが楽しみです。

話は変わりますが、今日名前が決まった例の新党、「みんなの党」の代表が党名を「立ち枯れ日本」と聞き違えた(わざと?)のはおもしろかった。ちまたでも「おじんばっかりじゃん。立ち上がってもすぐに倒れるんじゃあ・・・」という声も。名付け親があの石原さんとくれば、この党の依って立つ基盤も「国家主義的超右派」にしかなりようがありません。さて立ち上がって何をするんでしょうか。


  4月6日(火)
いよいよ明日からまた週6(休みは月曜日)の仕事が始まります。中2・中3の数学・理科、高校生の数学の担当。ちょうど5年間を終えて6年目に入ります。今年度いっぱいでやめさせてほしいと伝えてはあるのですが、「そう言わずに、高校生だけでも・・・」と言われており、ともかく早く後継者を見つけてほしいと頼んであります。

一方私の体調の方は全く冴えない。昨日の夕方から突然腰が痛くなり、ぎっくり腰の前兆のような痛み。腰をかがめて動かないといけないほどにひどくなり、昨夜は早々に布団に入ってしまいました。
それでも今日は観光協会にでかけて、新しい推進本部長と顔合わせなどをしてきました。帰ってもまだ痛みは昨日とほとんど同じ。ともかく早く体を休めて明日からの仕事に備えないといけません。
同時に、ファンクラブの仕事やウオーキングのマップ作り、町政研究会のデータ集めなど、いろいろピッチを上げてとりくむべき課題が山積。身体をまず最優先しながら、できる限りのことをやっていくことにしましょう。

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さて、NHKでは、ビジネスのグローバル化(実は企業の多国籍化)がすすむ日本で、いかに優秀なアジアの人材を確保するかという観点から「どう生かす、アジアの人材」という報道番組を放送していました。
それにしても、思い出すのは1998年に書かれたAndrew Horvatさんの「開国ノススメ Open up, Japan」という本(対訳です)。
彼は、日本で叫ばれている「国際化」というものの正体についてある例を挙げて皮肉っています。

アメリカの名門大学の日本語科を卒業、1988年日本ある大企業の東京本社に採用されたものの、「女だから」という理由で3年間お茶くみ以外ほとんど何の仕事もさせてもらえなかった。
その彼女の話では「長年勉強してきた日本語を生かしてキャリアがほしかったけれど、人事部の人間にとって私は"お飾り"外人程度でよかったみたい。大柄な外国人女性が会社の制服を着て、お客さんにお茶をつぐと、会社のトップたちは大喜びだった。彼らからみれば、他社に遅れをとらず自分の会社がちゃんと国際化の波に乗っているように映っていたに違いない」


ホルバートさんは、「開かれた人事政策のもとでいい思い出をもって帰国する青年もいないではないが『日本企業の国際化は幻ばかり、中身が何もない』という意見が支配的だ」と書いています。
前に引き合いに出した人とは別の女性は「お茶を出すようにと私にもっともプレッシャーをかけたのは、同僚の女子社員たちだった」と語ったというし、また一流企業での面接の際に「あなたのようなかわいい方が、うちの会社で英会話を教えたら、男性社員はさぞ熱心に勉強するだろうネ」と言ったという話も。バブルがはじけて真っ先に首にしたのは外国人社員だったということも指摘されています。そして次のように締めくくる。

I do hope I will be forgiven if I am unduly pessimisitic but it will not be too long before Japanese companies will experience the negative consequences of habing "played at being international."

私の独断と偏見かもしれないが、日本企業のこのような国際化ごっこのツケはかなり早いうちにまわってくるだろう。


この話は、わずか今から10年ちょっと前のことにすぎない。それから日本の企業はどれほど変わったのでしょうかね。企業の間では「グローバル化」、教育や政治の分野では「国際化」と称して、アメリカ中心の大企業の勝手なルールにそって進められてきた「海外戦略」はすでに10年前に見破られています。こうしたことを不問に付していくら外国語教育や「国際化」教育に血道を上げたところで、その底はすでに割れているということでしょう。
また、別のところで書いている次のような指摘にも、少しは耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

Were we living at a time when Japanese-speaking foreigners were still a rarity, it might be possible to explain in rational terms why many Japanese reject having to deal with foreiners. But in the latter half of the twentieth century in an era of international economic interdependence, the idea that one can still come across even a single Japanese who recoils in horror at the thought of having to deal with a foregners strikes is a scene straight out of scinece fiction. Only in a time warp can there still be left room for such a xenophobe.



  4月4日(日)
私のメインマシンのシステムがしばらく前から不調で、退院後自宅療養の時間を利用してWindowsXPのOSを全部入れ替えることにしました。
この入れ替えは昔から何度も繰り返しやっていることとはいえ結構大変で、昨日から今日にかけて一日半の大仕事になってしまいました。
一番の問題はデジタルチューナーのドライバが更新後全く働くなりテレビも見られないし録画もできない。これで半分ほど時間を使ってしまいました。原因は今も不明。昼頃ようやく一通りインストールが終了しました。果たしてこれでどのくらい持つのか。頻繁に使っているマシンだけに、やや不安なところがあります。

さて、昨日から今日にかけてのニュースの一つに与謝野衆議院議員の自民党離党、平沼・石原都知事らとの密談など一連の新党結成への動きがあります。自民党や民主党のあまりにもひどい内紛ぶりに苛立ったメンバーが「決起した」という印象を受けますが、所詮同じ穴のむじな。自民党の解体過程の一コマにすぎません。しばらくはいくつかの保守新党が乱立してあれこれ離合集散を繰り返したあげく自民に変わる新党へと収束していくのではないかと思われます。
マスコミはこうした場合、彼らを華々しくメディアに露出させることで、深刻さを増す格差や貧困問題などの根本原因やそれに対する政策から目をそらす役割を果たします。民放などに登場する「評論家」などと称する人々の顔を思い出してみるといいでしょう。
民主党も支持率は半年でとうとう30%まで下落。小沢さんはそれでも至って強気で、長野や静岡などで二人目の候補を擁立して地元から反発を受けています。若い女性を次々と口説いて選挙に立てていく彼の手法は国民の願いを実現するためにそうするのではなく、小沢牛耳る民主党政権の単独過半数による「独裁」確立への布石なのでしょうが、そううまくいくものではありませんね。
今日の生活苦や医療・福祉崩壊の原因がどこにあり、解決する財源はどこにあるのか。こうしたことについて、自民党や民主党の政策と日本共産党の政策とをあらためて比べてみるといいでしょう。メディアのまき散らす「目くらまし」のパフォーマンスにだまされないよう用心しましょう。

普天間問題を巡って、いよいよ最悪のシナリオに近づいているような気がします。とりあえずは沖縄や九州に分散配備し批判を当面かわしつつ、ホワイトビーチ沖に新しい大きな基地を作るという「苦渋の選択」などというものが出てくるのかもしれません。
今月下旬から現地に行ってじっくりいろんな人たちと話をして実情をみてくることにします。


  4月2日(金)
ようやく退院してきました。10日ぶりです。やっぱり家がいいですね。飼い猫のハルちゃんがやや不安そうに寄ってきて膝の上へ。しばらく甘えていましたが、そのうち側で寝てしまいました。安心したんでしょうかね。
帰ってから、入院中にやれなかったHP作成の仕事をあれこれやっているうちに夕方に。4月から5月にかけて恒例のウオーキング行事があるので、そのための作業を急ピッチでやっていたのです。これもまだ十分ではありません。私のホームページの扉の写真もまだ雪景色のまま。更新しようと思いながら写真を撮るヒマもなくそのままになっています。仕方がないので、ボチボチやっていきます。
トレッキングやウオーキングは今年は参加できそうにもなく、せめてホームページくらいはしっかり作っていかないと役割を果たしたことになりませんからね。

ところで、入院中にやっていた仕事が一つあります。それは、町づくりのビジョンを考えること。これまでずっとあれこれ暖めてきたことをまとめてみようと取りかかったのでした。当然まだ何の財政的な裏付けもあるわけでもありませんが、一つの考え方として一貫性のあるものを作ってみたかったので、試案のつもりで書き付けていました。単なる個人の思いつきですから発表できる代物ではありませんが、いずれ町政研究会の場でも検討してもらい、批判的に深めてもらえればいいかなと思っています。

さて、国会では「あり得ない」ことが起こって開いた口がふさがりません。今日届いた井上哲参議院議員からさっそく「自己崩壊」というタイトルでメルマガが。民主党も「学級崩壊」と揶揄され、収拾の付かない状態に。もともと、政策的には親和性のある両党のこと、根本的な解決の方法を何ら出せない根っこは共通なのです。では、そのメルマガを・・・・

驚きました。今日の午前中の本会議の冒頭、自民党の若林参院議員の辞職願いが読み上げられ、承認されました。
一昨日の本会議の際に、席を外した隣の席の青木議員の投票ボタンまで押したことが大問題になっていました。(中略)
しかし、国会議員としての投票のピンチヒッターは許されません。有権者の付託にもとづく投票は重い意味のある行為であり、1人が2票行使することは憲法にもかかわる問題であり、辞職は当然のことです。

昨年の衆院選挙後、自民党の参院議員は5人も離党しており、さらに若林氏の辞任です。
先日は衆院で鳩山元総務大臣が離党。予算案の採決の時の参院本会議の時には、反対討論をする舛添議員に自民党席から「離党するなよ」という自虐野次がとぶ有様でした。

さらに水曜日の本会議で、国直轄事業の地方負担金をなくす法案の採決の際、賛成した自民党の中から三人の議員が「造反」して反対にまわりました。政党として自己崩壊ともいえる状態にあります。

一方、民主党政権も普天間での迷走から逆送、郵政法案をめぐる閣僚間の「学級崩壊」ともいえる言い合いなどが相次いでいます。今朝の読売新聞は、「民主党に失望している」という人が69%に達したという世論調査の結果を報じていました。

「民主にがっかり、自民にこりごり」という国民の声が広がるなか、政治を前にすすめる日本共産党の姿をしっかり国民の前に示し、躍進するチャンス。
明日は午後から和歌山県田辺市で参院選挙勝利の演説会、夜は京都府知事選勝利の京都市内の演説会です。大いに訴えます。京都に向かう新幹線の車内からの発信でした。




  4月1日(木)
入院したのが先月24日で、手術を受けたのが25日。それから1週間以上が過ぎて、病院で月が変わってしまいました。
最初の2,3日は膝に熱を持って、歩行もなかなか難しかったのですが、リハビリも始まり、その後うまく歩けるようになったと思った矢先、今度は膝以外の足の筋肉や筋が痛み始めて、一種の神経痛症状で夜も満足に眠られなくなってしまいました。31日の夜がピーク。
昨日症状を訴えて、ついに痛み止めをもらったり、リハビリのやり方を変えたりして、夕べから今朝にかけてはかなり楽になりました。

昨年に続く不慮の入院生活を10日ほど過ごして、体の不思議を結構感じるようになっています。
20年ほど前、ぎっくり腰をやって2週間ほど自宅療養したときがありましたが、このときはトイレにさえ這って行かなければならないほどで、医者に行くのに100メートル1時間くらいのカタツムリ歩行。このときは、腰・背中の筋肉がどれほど強い力を持っているのか、ふだんそれを意識していないことに気づかされました。
今回は膝。膝につながる腱・筋肉がどれほど大きな役割をしているのか、どれほど強力かを思い知らされています。体重の何倍もの力を 支えているのですから、無理をしたり普段から手入れをしなければ壊れる道理でしょう。

さて、普天間基地問題について3月中に結論を出すとしていた鳩山さん、「腹案」を持っているとだけ表明して、交渉中だとしか言わないのはどうですかね。これほどアメリカになめられ続けているのに、なめられているとすら自覚できない民主党の面々に普天間基地をどうするかを議論する資格はもはやないと言うべきでしょう。
また、マスメディアも普天間基地の撤去・閉鎖という選択肢は初めからないものとして報道する姿勢。今日のNHKでも田中均 が言っているように「これは交渉ではない。日米安保の枠組みでこれをどう作るのかという共同作業なのだ@日米安保にひびをいれてはならないA住民の要望を100%容れると言うことはありえないB」などという論者を登場させていますから、世論誘導も甚だしい。日米安保がいかにゆがんだ軍事同盟であり、日本をアメリカの戦争に巻き込むものかという問題意識は皆無。
もっとも国民の闘いはそうした「安保絶対」論を乗り越えてどんどん進む時代に入っていますから、草の根からもっともっと議論を重ね、声をあげることが必要ですね。



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