松本での「こどもじゅく」(受験対応特別教室)が終わって外にでて、あまりの寒さに震えが来てしまった。ちょっと薄着をしていったこともあったのか、妻に言わせると「熱がある」のか、とにかく寒さが急速に加速しているような気がしました。
そういえば、行きがけに北アルプスの山々を見たら、常念岳から大天井岳、燕岳・・・と北側はすべて雪化粧。気圧の谷が通過して山々が雲で覆われる度に雪の量が増えていきます。
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下は今日の琉球新報の号外です。
安倍首相は「沖縄県民に寄り添う」という言い回しが、どれほど不誠実で県民を愚弄する発言かをおそらく一度も考えたことはないんでしょうね。いわば、「え〜本日はお日柄もよく」と同じレベルで前後の脈絡もなく発語された言葉。沖縄県が行った辺野古埋め立て承認撤回の執行停止を決定したことは、「寄り添う」とは寄り添って蹴飛ばし放置するという以外の意味を持たないことを示しています。
そもそも、防衛省が身内である国交省に行政不服審査法に基づく審査請求をすること自体、行政不服審査法の精神に全く背き、「憲法の保障する民主的地方自治を踏みにじる暴挙」(沖縄県内の研究者声明 30/10)、「一般国民のために作られた制度を、政府が『私人』と強弁して乱用するのは詐欺にも等しい行為」(琉球新報社説)なのですから。これをやったのが公明党から唯一出ている国交相の大臣であることをよく覚えておきましょう。
比較的浅い辺野古側の海の護岸工事を「一応」終えて、とにかくここに土砂を早く埋めて既成事実を作りたい政府・防衛局。その後のことは何年、何十年かかろうが知ったことかという乱暴な対応が現在の政府の態度だということを肝に銘じておきたい。
「何年、何十年かかろうが知ったことか」というのは、新基地工事の主要な部分は、辺野古側ではなく大浦湾側にあるからです。強襲揚陸艦が接岸するのは水深の深い大浦湾側であり、滑走路のV字が開いているのも大浦湾側だからです。ところが、この深い海の底は活断層が走ると言われ、そのためであろうマヨネーズ並の軟弱地盤が切れ込んでいて、仮に工事を続行するとしても工法の変更(知事は許可しない)が必要になるだけではなく、費用も天文学的になり、さらにいつ果てるともしれない工期が必要となります。それを知りながら、とにかく一部でも早く埋め立てて諦めさせようというのですから、悪質を通り越しています。
下の図は北上田氏のブログより。最近発行された岩波ブックレット「辺野古に基地はつくれない」(山城博治、北上田毅共著)に理由がくわしく書かれていますので是非お買い求めを。
勝負はこれから。土砂の積み出し港になる本部港での「積み出しをさせない」たたかい、新基地建設の是非をめぐる県民投票で圧倒的に反対の世論を結集するたたかい、そして、政府による県民分断をゆるさず玉城知事を支える取り組みなど、一つ一つが大事になります。腰が痛くなければ、妻と一緒に行きたいところなのですが・・・。