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  4月29日(水) 晴れ  九条のつどい、大江健三郎さん来県

昭和天皇誕生日から緑の日、今は昭和の日に改正されてどっちだったか迷うことがあります。
その29日、長野市の9条を守る会の結成5周年を記念して、大江健三郎さんを招き「9条を守る県民のつどい」が開かれました。
大江さんは沖縄戦の教科書問題で裁判闘争をしている方ですのでずっと応援をしています。ノーベル賞作家と言うより平和活動をしていらっしゃる印象の方が強いです。
一度は話を聞いて見たかったので休みを入れて予定していました。松川、池田はバスで出かけましたが会場に着いたときは超満員の状態で、座席はありませんでした。上でも下でも通路に座っている人が多いこと。主催者発表3000人、200人収容ですので100人があふれる状態。さすが長野県と感心してしまいました。

第一部の文化行事で長野東高校吹奏楽部が披露した演奏もよかった。指揮をしている男先生もかっこよかった。
大江さんの話はマイクの使い方が悪く、私のいた3階では聞きづらい部分もありましたが、なんとかわかりました。
憲法が好きで、教育基本法も好きで今も持ち歩いているのだそうです。
7人兄弟の下の方で家は貧乏、とても学問がしたいとは言えなかったそうです。しかし高校で勉強がしたくて、母親を憲法の条文を読んで説得したそうです。原点はいつも「憲法」だったようです。
昨年亡くなった加藤周一さんは大江さんの友人で彼との関係を話していました。加藤さんは英語やフランス語、ドイツ語が堪能だったそうでベルリン自由大学ではそこの国の言葉で講義をしていたそうです。凄い人だったのですね。
文学の話、沖縄戦の話、裁判の話など盛りだくさんで、ちょっと時間が足りないくらいでした。多くを語らない人と聞いていたけれど「おもしろい人」という印象を受けました。
最高裁の判決がもうすぐ出るそうです。「もしこの裁判に負けたら私は憲法に違反したことになる」と力強く言っていました。私も最後まで裁判を見守りたいです。

 憲法九条
@日本国民は、正義と秩序を基調とする
 国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と
 武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する
 手段としては、永久にこれを放棄する。
A前項の目的を達するため、陸海空軍そのたの戦力は、これを保持しない。
 国の交戦権は、これを認めない。



  4月28日(火) 晴れ     ニュース配布先に知人

今日は天気はいいのですが、寒い日です。こんな4月の時期、北海道では雪が降りました。桜前線も北上したので雪と桜が一緒に見られるなんていいですね。それにしても家では暖房を入れています。

昨日の忙しい中で思い出したことがあります。歯医者から帰る際に後援会のニュースを配ってきました。いつもは誰もいない家に入れるのですが、今日は天気がいいので洗濯物を干したり草むしりをしたりと何人かが外にいました。
「こんにちは」と声をかけてびっくりです。なんと同じ職場のレジにいる人でした。「あ〜ら」「あれ〜」と本当に驚きです。一度も会ったことがないので全く知りませんでした。
どんどん配って最後の一枚を入れた家でもこれまたびっくりです。事務所の方でした。この方とはいろんな事務手続きの関係で良く話をしますので本当に驚きです。この団地に3人も知っている人がいたなんて凄いです。義理で読んでいるのか本心はわかりませんが読んでくれているものと思っています。
職場の組合は民主党支持、選挙の時だけ宣伝に来ます。職場では政治の話なんて出来ませんが、このような機会を通じて少しでも話が出来ればいいですが。夫に協力してこの団地を担当していますが、こんなことくらいしか出来ないのでもう少し頑張ります。


  4月27日(月) 晴れ     夫の再検査入院

今日から夫が検査入院しますが私は歯医者に行くことにしました。前の検査結果の都合で延期してあった歯の治療をまた変更するのも言いにくく、受診する事にして夫は一人で行くことになりました。
夫は「子どもではあるまいし、一人で行けるよ」とは言ってくれましたが、一人で荷物を持って入院するのは寂しいですよ。夫が東京に行っている間に私も検査入院したし、肩の病気で手が上がらず長いこと入院もしました。こんな時に側にいてほしい人がいないのは本当に寂しいものです。夫にはそんな気持ちはあまりないのかもしれませんが、私はいてあげたいと思います。
この前の検査入院では、勤務の都合でそうも行かないのでお昼は一緒に食べようと昼食時間に病院に通っていました。多分今回も同じになるでしょう。でも今回は2〜3日の短い入院ですので嬉しいです。検査入院ではなく入院治療になった際は、多分長引くと思うので私も病院通いが始まります。

午後と夜に市民劇場のサークル会議があり、休みですので午後の部に参加することにしました。市民劇場も同じ大町ですので、3時過ぎに終了してそれから病院に出かけました。
夫は今日は何の処置もないのでリラックス、お隣のベッドの方とお話をしていました。その方は点滴をしていて鼻からも管などを入れてあって重病人に見えました。病気にどの病気がいいというのはありません。どんな病気も大変な思いをして克服をするのです。
今回は前の病室の隣ですが、方角が違うのでまったく外の景色が違います。四階から結構遠くの山も見え、山頂までドライブ出来る道も見えたので今度一緒に行こうと思っています。


  4月26日(日) 晴れ     味噌つくり2回目、少々自信も

昨日は予報通り雨でした。肥料を与えた野菜が息づいたと思います。
二日間に渡って豆の水替えなどをしながら柔らかくした豆を持って、朝から味噌つくりに出かけました。
昨年いっしょにみそ造りをしたグループと予定が合わず、私の方だけ急遽大町グループに入れてもらうことになりました。
急だったので豆と塩の準備は出来たものの、麹の注文がうまくいかず今日の10時に店に取りに行くことになりました。
今日の味噌づくりは私たちが10`、大町グループが10`と言うことでちょうどよかった。蒸し器が20`入りでしたので一回の蒸しで済みました。
蒸し上がるのに1時間掛かるのでその間はテータイムです。


私はその間に麹を取りに行ってきました。周囲が山ですので近くで山菜が採れるらしいのです。夫を含め山菜採りにいく人もありました。横の小川ではわさびも生えていて、少しなら採ってもいいと言うことでしたので夫はわさび、ゼンマイ、コゴミなど採ってきてありました。




今年指導してくれる人はこの地の出身で、味噌作りに精通している人でした。手際が良く20`が早く終わりました。
最初は大町組の人を終わらせ、最後にうちの10`になりました。今年は半分の5`が自家製の豆でしたのでなんだか感動でした。欲目ではありませんが買った豆より甘くて美味しいので、夫が鞘から一つずつ豆を選り分けた甲斐がありました。つまり厳選された豆ですので美味しくなりそうです。
昨年初めての味噌は少々堅めだったので今年は水を多くして練り、少々柔らかめにしました。昨年と違うところは「桶の周りを焼酎で拭く」「最後の仕上げに打ち塩をする」という2点でした。
塩と麹を混ぜ、丸めて桶に入れるとき「憎い人に当てるように力一杯投げ入れる」この動作は昨年は覚えがありませんが、これは空気を抜くために必ずするそうですのできっと忘れていたのでしょう。




みそ造りの施設のある八坂村には山村留学制度があり、今40名の子どもがいるそうです。その指導をしている若い女性が参考にしたいからといってお手伝いに来てくれました。奈良から来て8年になるそうです。その方に山村留学の話を聞きました。
都会から来ている子どもは小学校2年生から中学2年までで、一年の半分は研修館で集団生活をして残りは各家庭にホームステイをするのだそうです。今はちょうどホームステーをしているそうです。
活動の中で味噌つくりを初め田舎のいろんな物作りを経験するのだそうです。同じ村でも子どもたちには、時間は掛かるけど本来の味噌つくりの方法を教えているそうです。年に一度は保護者も来て一緒の活動もあるそうで楽しそうですね。白馬の方にその制度があることは知っていましたが、この辺でもあるのですね。
これは美麻の人に聞いた話ですが、大人の山村留学とでも言いましょうか、農家をしたい人が村が用意した家に住んで百姓を経験する制度があるそうです。ですから冬は都会に帰ってしまうのだそうです。冬場は村の人口が半減するそうです。何処でも村おこし方法を考えているのですね。





味噌つくりが早く済んだので近くのお蕎麦やさんでお蕎麦を食べて帰りました。その場所は蕎麦屋さんではなく、蕎麦打ち体験などもやっている体験館という名前の建物でした。村で一番美味しいと評判だけあって本当に美味しい蕎麦でした。
村で今蕎麦まつりが行われていて、横にいたお客さんは松本から来たと言っていました。安曇野の蕎麦を食べ歩きをしているそうで蕎麦好きな方でしたが、店の人が運びミス。その方が注文した大盛りが私たちに来て、その方の所に小盛りが行ってしまったのです。後から私たちの方に運ばれて来て判明。大盛りはやっぱり多いので隣の人に少々分けました。これで大盛りかと不思議だったそうです。忙しい時間帯ではありますが、注文ミスは困りますね。
今年は2回目の味噌つくりでしたが、新しい発見もありなんだか自信がついた気持ちになりました。美味しい昼食も食べて帰るとちょうど出勤時間でした。


  4月24日(金) 曇り     大きな桶で豆洗い

明日から大型連休に突入します(我が家には関係がありませんけど・・・・)。今年は例年にも増して海外旅行者が多いと放送していました。混雑する前に海外に行って来て良かった。
「子どもの日」も近いので所々で鯉のぼりが爽やかな風に乗って泳いでいます。この辺は旧暦で祝う習わしになっているようで多くは見かけませんが,その時期になると鯉より幟の方が大きいという珍しさです。
仕事の行き帰りに見かける桃の畑ではちょうど花が見頃です。車を止めて写真を撮ろうと思いつつ過ぎてしまいました。少々寒い日もありますが、新緑の一番いい季節ですね。
今度の休みは草むしりをすると決めていたので、今日は裏の畑にでました。
畑に出る前に日曜日の味噌つくりの準備をしました。豆を洗って水に浸して奥という作業で、5`ずつに分けて洗いました。昨年は5`だけでしたが今年はその倍、ちょっと大変です。
畑ではニンニクやラッキョウなどが草にまけてちょっと元気がありません。せっせと除草してもなかなかはかどりません。あっという間に午前中が過ぎたので昼食休憩後も続きをして、やっと終わりました。肥料をして軽く土あげをして根っこの呼吸を促進させました。天気予報では明日雨、これで少しは元気が出るでしょうか。
夫は体がだるいと言って昼食後少し休んでいましたが、暫くして出てきました。ニンニクの横に植えてあるイチゴの世話をしています。マルチをしてあるので草は少ないですね。伸び伸び大きく育っています。今年は露地栽培の方が期待できそうです。


今年は国産のニンニクと、沖縄八重山産のニンニクの両方を植えましたが、なんだか八重山産の方が特に元気がないように見えました。やっぱり寒さには弱いのでしょうかね。こんな事ってあるのでしょうか、いったいどうなるのか?収穫が待ち遠しです。
庭のニラも食べ頃になり、ニラ炒めをして食べています。アスパラは年数が経っている方は太めのものが出て来ます。うちのアスパラの食べ方は茹でてマヨネーズをつけて食べるだけ、シンプルで美味しいです。でもちょっと違う食べ方もしてみようかな。


  4月21日(火) 曇りのち雨        携帯機種変更

今日は休み、旅行から帰って4日間連続仕事だったのでゆっくり寝坊しました。
今回は長い旅ですので新聞一種は休止にしましたが、赤旗日刊紙は毎日入れてもらっていました。半月以上もたまってしまった新聞を読むのも大変です。とりあえず連載小説「夏空」と読者の広場、あと興味のある部分だけを読みやっと今日読み終えました。久しぶりにクロスワードにも挑戦しました。
後は暫く外仕事。花の種を植えたり鉢植えの花の植え替えをしたり、ラズベリーが横から沢山芽を出しているので一部鉢に移したりの作業をしていました。


降り出しそうにしていた空が午後から降りだしました。旅行中も雨には会わなかったので、久しぶりの雨です。気温が下がってまた寒くなりました。コタツ代わりの電機カーペットもなかなか片付けられません。
外の仕事をしていると、草の間からいろんなものが芽を出しているので夫が除草。アスパラが沢山出ています。あと2〜3日で食べられそう、太くてとても美味しそうです。ニラも沢山、毎日ニラ炒めになりそうです。
昨年植えた白菜が、残念ながら白菜になりきれず仕方なくそのまま放置してありました。今その白菜から菜の花が咲き、花と茎をゆでておひたしにして食べています。柔らかくて醤油だけでとても美味しい。菜食がスタートしました。


私の携帯が故障して電話帳もうまく開けない状態でしたので、午後から電話会社に行ってきました。故障しやすい同じ機種ですので二人とも機種変更をすることにしました。
いろいろ機能があり選べばきりがありません。いつものように簡単携帯、電話とメールの機能だけ、ワンセグの機能はあるだけ、多分使用しません。夫婦で色違いにしました。
操作は「ほとんど同じですよ」なんて言われたのですが、機種が変わると操作も多少ちがいます。帰宅していろいろやってみたのですが、慣れるまで大変。
メールは前より予想文字が沢山出るので楽になりそうです。

昨日は早朝に地元の病院の皮膚科を受診しました。ニュージーランド旅行から気分良く帰ってきたのですが、オマケに皮膚の発疹までついてきてしまいました。特に首がひどかったので空港で見つかったらどうしょうと余計な心配もしましたが無事に通過。
旅行の後半に、首にかぶれようの湿疹が出来ました。とても日差しが強い日だったのでネックレスにかぶれた(以前にも同様のことがあったので)ものと思いそのまま放置。しかしだんだん脇から胸、腹部へとポツポツと広がっていったので気になりだし、思い切って受診しました。
検疫病で隔離されたどうしょうと心配もしましたが、夫が何もなっていないので伝染病ではないでしょうと少々楽観。診察の結果はかぶれではなく、簡単に言えば「皮膚の風邪」だということです。原因は不明ですが、環境の変化でそのようになる人もいるという。自然治癒が見込める予後の良い病気だと言われ一安心しました。ひどい湿疹の割に自覚症状がないのでかゆみがひどい時はかゆみ止めなどの対症療法になるそうです。軟膏をもらってきて3週間後に再診予定です。やれやれ


  4月19日(日) 晴れ        外仕事が始まりました

ニュージーランドでせっせと書いていた日記。向こうでは日々の報告でしたが、ここ2〜3日は何となくぼ〜としていました。
16日の夜に帰ってきてホッとするのもつかの間、早速次の日から仕事に出ました。「こんな不景気なときに豪勢な旅行をするのは村さんだけ」なんて言われ放しでした、金持ちだからなんて適当に相手をして土産話をしていました。
20日も仕事を休むと浦島太郎同様、メニューも変わって手の込むものが増えていました。旅行中のんびりとして、肩のこりや腰の痛みも忘れていたのでまた職業病になりそうです。でもそんなことは言ってはいられません、楽しんできた分せっせと働かなくていけません。

さて日本に帰ってきて、テレビが見たい、お茶漬けが食べた〜いなんて思いは新宿で泊まったホテルで解決。やっぱり日本語に限る。お茶漬けも美味しかった。
向こうのワールドニュースでも日本のことは全く放送されないので(されていたとしても理解できませんが)、ニュース等で千葉県知事が森田健作になったということがわかり、どうなってるのとがっかりしました。暫くはテレビ漬けでした。

東京近辺は新緑。今年は桜が見られないかと思っていたら、長野県はやっぱり遅かった。中央線で帰宅する途中、諏訪湖当たりから満開の桜が目に入ってきました。
池田では、今年は山桜の方が早く咲き、町の中の桜は満開でした。向こうの秋からこちらは春。昨日・今日と北アルプスは最高の景色です。いろんな花が咲き誇ってやっぱり安曇野も最高です。
田んぼに水が入り、夜は蛙の大合唱でうるさい位です。もう暫くすると田んぼが綺麗にならされて、逆さに写る山の写真を撮りにくる人が多くなるでしょう。昨日も何人かの人が車を止めて、アルプスをカメラに納めていました。
昨日は富山から亡き弟の家族が来てくれたので、急遽仕事の予定を変更してお迎えをしました。暫くの時間でしたが一緒に食事をしたり、やや時期を逸した山桜を桜仙峡まで見に行きました。
天気がいいので結構沢山の客が来ていました。

暫く留守をすると庭や畑は草ぼうぼう、午前中少し草取りをしました。夫も検査入院するまでは頑張ってイチゴの手入れをしています。すぐに入院手術と思い、今年の畑は「頑張れよ」なんて言われていたので予定が狂い、内心「助かった」という思いです。しかし今後の事を考えると少々不安が・・・。
冬越しをするため地面に埋めてあった大根がまだ残っていて、中には「す」が入っていましたが、周りの部分だけ切り干し大根にして干しました。前にも同じ事をしたことがあったので干すと結構美味しくなります。これから毎日草との戦いが始まります。


  4月14日(火) 晴れ   16日目 オークランド

今日は最後の日で特に予定をしてなく、チェックアウトをしてから考えましょうと言うことになり地図とニラメッコしました。
オークランドの北の半島に行ってないので、列車があることに気づき列車で行くことにしました。列車の時間を見て北までは時間がかかり、計画は二転三転、途中の動物園がある町まで行くことにしました。
ここの鉄道は地下2階に始発駅ブリトマート駅があり、いつも通っていた建物でしたが気がつきませんでした。
発車してからも日本の市電感覚なのかのんびり走っているので利用客もあまりいません。鉄道をあまり宣伝していなくて、バスの方が幅を利かせています。


駅はほとんどが無人駅。プラットホームだけで駅舎さえありません。駅が無人駅だからか各車両に一名ずつ車掌さんが乗っているのも驚きの一つでした。途中で乗った人は車掌から切符を買うのです。降りるときはそのまま何にもチェックなし。
30分程で予定の駅に着いたのですが、人一人いない田舎の無人駅でした。降りて暫く歩いていましたが民家ばかりでタクシーなんてある訳もなし困った困った。




そんな時夫が「おなかが痛い、ぐじぐじする」と言い出し、これまた困った。トイレも見つかりません。駅に戻って休んでいると少しよくなったので町まで逆もどり、何をしに行ったのかわかりませんでした。

その後、映画を見に行こうと言うことになり、クインズ・ストリートのはずれにあるメトロまで行ってみました。
そこは一階がいろんな食堂などがあるホールになっており、2階が沢山の小さい映画館の集まったホールに。お目当ての映画の時間がずっとあとだったので、あきらめて帰ることにしました。この映画館では竹中直人やジャッキーチェンのでている日本の「新宿事件」という映画も上映されていました。

そのあと、町をぶらぶらして日本のラーメン屋で昼食。前にも来たことを覚えてくれていたので「さよなら」を言って来ました。今日は日本の客で満員でした。美味しいラーメンだから結構流行っているようでした。


明日の早朝いよいよ帰国です。暗いうちに空港へ向かわなくてはならないので、近くのホテルへ移動しました。バスが通らないところですので一旦空港までバスで行き、そこからタクシーで10分くらいのところでした。
何もないところだと予想されたので市街地で夕食を買い込んで来ました。素泊まり客が多いようですので買ってきて正解でした。


2週間以上もこんな旅行なんてこれが始めてです。夫に引っ付いてきて、夫に何もなくて本当によかった。
コーヒーショップで買い物をするにしても、一つ覚えの英語を言っても何か言い返されたら全く駄目、こんな状態では旅行は出来ません。夫に感謝、感謝の旅でした。
早く帰りたい気持ちと、離れるのが少し寂しい気持ちが入り混じっています。


  4月13日(月) 曇りのち晴れ   15日目 オークランド

いよいよオークランド最後の日、何処へ行こうか地図上で調べて結果的には近くの島巡りをすることになり、ホテルの近くの遊覧船乗り場まで行きました。
切符売り場の人と話していると島には何もなく、ウオーキングならいいけどお茶を飲む場所もないとのこと。勧めてくれてのがオークランドシテーの向かいの半島の町です。
車で行くと遠くから橋を渡り行けますが、ここからだと船で10分のところです。結局そこに決めました。
ニューランドは飛び出た半島が多くあり、デヴォンポート言う町も半島の港町になっています。船が住民や観光客の足になっていて行ったり来たり、ただ人を運ぶだけです。多くの客で賑わっていました。


一時間のバスツアーがセットになっていて、港に着いたら小型のバスに乗り町を案内してもらうのです。
運転手さんはかなりの年配の方ですが、一生懸命説明をしながら案内してくれましたがいつものことながら意味はわかりません。
町の中に茶碗を伏せたような山が二つありそこからはオークランドの町が一望できます。違う場所から見るオークランドシティはさすがに大都会。周辺もカラフルな町並みで綺麗になっていました。




花盛りのハイビスカスの大きい木も目立ち、街路樹はオリーブの木で実が沢山ついていました。色づいた実を食べてみたらまずい。
案内が済み暫く町の中を散策中に大きいスーパーを発見。入ってみると品数豊富な大型店。池田周辺ではもちろん、松本でもないくらい桁違いの品そろえでした。
早速明日の朝食の買い物をしました。レジも半分は自動で、そこではカードでの買い物ができるようになっていました。


3時過ぎに一旦ホテルに帰り休憩。部屋が掃除もされてなく、そのままになっているのでまた驚きでした。ただ遅かっただけなのか後で清掃に来ましたが結局バスタオルの交換だけにしてもらいました。
水道の栓も水の出方がおかしいので見てもらったら、「他の部屋もこうなっているので・・・」とまったく暢気なホテルです。

夕方は土産を買いに出かけました。昨夜もちょっと下見をしていたのでいろいろある中で結局「大橋巨泉の店」にしました。スタッフ全員が英語と日本に対応できる人になっていて、若い日本の方も沢山いました。巨泉らしく日本流に気を使っているので買い物がしやすくなっていました。こういうところでは結構日本人に会います。今頃はツアー客ではありませんが個人客ですね。

夕食は寿司の店でウドンを食べました。昨日のチャーハンを今朝も食べて胃のもたれがなかなか取れず、昼食はコーヒーやアイスクリームで済ませたのです。
この店は日本料理店と言う名前ではなく、すしやウドン、どんぶりなど日本料理を扱っているのですが、日本人がやっているのかははっきりしませんでした。
寿司はくるくる寿司でした。スタッフは日本人が多く日本語です。客は地元の客が多く、なれないお箸で日本酒を飲みながら食べていました。
ちなみに私たちは天ぷらウドンを注文、お皿に入っているお寿司を注文したつもりがお刺身が来ました。メニューは全部横文字ですので間違えて大笑いしました。
今日のウドンはちゃんとした日本のウドン。珍しく汁が多くウドンが泳いでいました。(ウドンは一玉の半分くらい)。
私たちの携帯電話は海外通話可能ではなく、二人とも時計代わりに持っているだけです。「圏外」という赤い文字が目立ちます。その携帯が見えなくなり、大騒ぎして探した結果かばんの下から出てきてほっとしました。なくしても使えないので大丈夫ですが、パスポートでなくてよかったね〜と二人で一安心。


  4月12日(日) 晴れのち曇り   14日目 クイーンズタウンからオークランドへ

今日は最後の移動日、大げさに言えば南の果てから北の果てまで。乗換えなども含めて半日以上かかりました。
朝ホテルで頼んでおいたタクシーを待っているとシャトルバス(10人乗り)のようなタクシーが来たのでどこかの団体さんが乗るものだとばかり思っていたら私たち用でした。二人だけでゆったりと空港に向かいました。
来るときもプロペラ機に乗っていたのでそんなに怖くはなくなり比較的楽に乗れ、写真を撮る余裕もありました。
帰りは反対側の景色、はげ山の山並みが続きサザンアルプスとは違う景色でしたがこれもまた見ごたえがありました。


男のフライト・アテンダントが乗っていて親切に「あれがマウントクックです」と教えてくれました。
誕生日の男性が拍手に送られて操縦席に移って行ったので、どうするのだろうと思っていたらどうも最後まで操縦席の隣に乗ってのフライトだったのでしょう。数えて見ると68席だったので、小さいからのんびりといろんなサービスがが出来るのですね。

クライストチャーチで飛行機を乗り換えてオークランドに向かうのですが、ここからはセキュリティが厳しくなります。
ここからは140人位乗りの中型でほぼ満員でした。両方ともフライト時間は約1時間、この人数に沢山のサービスも大変ですよね。


飛行機に乗っていて毎日びっくりすることがあります。今日は子どもが飴を配っていたので、またスタッフの子どもかと思っていたらどうもお客さんだったようです。
天気は両方とも晴れていたのですが、オークランドに向かう飛行機は気持ち悪くて、どうも酔ってしまったらしい。なんとか良くなり無事にオークランドに到着。
2週間ぶりのオークランドで見覚えのある空港や景色が懐かしい。
10日も過ぎると少しは寒く感じました。日に日に秋が深まって来るのでしょう。
ホテルは前回と同じ系列ですぐ近くにありますが、中身が全く違う(サービスが悪い)のでびっくりしました。

午後2時過ぎにホテルに到着してチェックイン。暫く休憩をしてから昼食に町へ出ると、ほとんどの店が閉まっています。今日はイースターの祭日にあたり、どこでも休む店が多いのだと聞いていましたが実際にそうでした。
お目当ての日本人ラーメン屋さんも閉まっていました。日本人店は関係ないのかと思っていたら、張り紙があって「イースター祭」で11日〜13日まで休むのだそうです。そこまではうっかり計算に入れていませんでした。
いろいろ探していると中国料理やさんが開いていたので、やむなくそこに入り2種類の違う具のチャーハンを注文しました。
そこでまたまたびっくりです。安くてモリモリ、最初に私のものが来て驚いているところへもう一つ。どれも日本の二人分は確実に入っていました。お隣でパックに入れて持ち帰りをしているお客さんがいたので、私たちも一人前を持ち帰りました。夕ご飯もいらないくらい食べて、明日の朝の分もたっぷりあります。今日の食事代は安く上がりました。
あとは大橋巨泉が経営しているというお土産やさんが開いていたので、お土産のチェックをして帰りました。





  4月11日(土) 曇りときどき晴れ   13日目 クイーンズタウン、アロータウン

こちらでは一日長くいられるので気分的にもリラックスしています。
昨夜は日本料理店で夕食を食べてレジの方と久しぶりにおしゃべりをしました。「ニュージーランドでも北よりも南のほうがニュージーランドらしくていいですよ、治安もいいですし」と言っていました。
日本人はあまり見ないのでいなのかと思えば日本食店には結構来ますね。こんな小さな町にも日本料理店はあるので知っておくべきですね。(夫に放り出されてもこんな店に助けを求めて駆け込む・・笑い)。こんな素晴らしい景色の町でのんびりと生活できるなんて羨ましいですね。
以前、バリ島へ行ったとき「住みたい国一位」でしたがこちらは次に入ります。そんなクインズタウンの今日の天気は朝曇っていて少々寒く感じましたが、だんだん暖かくなりました。
町の人たちの服装は私たちみたいに着込んでいる人から半袖の人、真夏みたいな格好さまざまでした。私はジャケットを脱いだだけでしたが。

近くの公園を散歩して行ったアロータウンと言う町は、バスで40分位の距離。乗ったバスはコネクタといういくつかの小さい村などを結ぶことが目的の乗り物のようでした。空港前にも停まり飛行機を利用する客が沢山降りました。
ニュージーランドの季節は今秋ですが、クインズタウン以外は暑くて秋と言う感じがあまりありませんが、アロータウンは紅葉が始まっていてここでは「秋だな〜」と実感しました。日本では帰ればすぐ花の季節、楽しみです。




こちらの方も観光バスで結構来ていました。常時観光客が多いのか、衣服屋や宝石店が目立ちました。
建物はレトロなものが多く、ポストや電話ボックスなど面白い格好があり、なんでも写真に収めています。ポストなんかは赤い色はしていますが、日本のものとのちょっと違います。大都会のポストはまた違って、国内用と国際用が並んで立っています。




ゴミの出し方も違い、所変われば違いがいろいろで面白いです。
感心したのは、どこの町の公衆トイレにも必ずトイレットペーパーがあり綺麗です。観光客が多いと言ったって桁が違うからでしょうか、使う人も綺麗に使っています。この点は見習うべきですね。夫とは違いつい生活面の細かい面にも目をうばわれてしまい可笑しいですね。

私たちが夕食を食べに行くデパートの地下の食堂街は安いので結構沢山の客が来ています。「どんなものを食べて入るのかも興味があり、観察していると日本食(中国人がやっている店)の焼きウドンも結構食べられていました。ジャガイモの丸焼きも売っていてびっくりです。パンが多いのですが、米を食べている人もいて食べ物はやっぱり好き好きです。

新しい町も今日が最後ですので,寂しい気もありますが早く帰りたい。夫の病気のこともありいますが、なにしろテレビが見られない(見てはいるが意味がわからない、ストレスです)、
久しぶりに「久子通信」を見ました。暫く忘れていた池田のことを知り懐かしくなりました。何日も遊び呆けています。もう暫く楽しんできます。











  4月10日(金) 晴れ   12日目 クイーンズタウン

寒さはだんだん緩んできて午後からは少ジャケットを脱ぐまでに回復しましたが、日が沈むとまた寒くなりそうです。
天気には本当に恵まれ、良い週末になりました。旅行をしていると曜日の感覚もなくなりますが、日本ではハナ金ですよね。この小さい町にも今日は凄い人だかりです。どこから来たのかしらと言うくらいの人が出てきました。

今日の予定はまず目の前にある「ワカティプ湖」という凄い大きい湖を遊覧船で回ることです。
早速切符を買いに出かけえたところ12時が始発でした。まだ時間に余裕があったので近くのコースもまわることにしました。
向かった先は標高790mのボブスヒルという山で、ゴンドラで7分上ります。傾斜37度、世界有数の急勾配だそうで、上りよりも下りが怖い。
山頂は凄い景色です。もう少し上まで今度はリフトがありますが、ここからはパラグライダーが飛び立つ場所になっていて沢山飛んでいました。雄大なサザンアルプスに囲まれた湖、クインーズタウンの町が一望できる場所を気もちよさそうに飛んでいる姿をみると若さが羨ましくなりました。
山頂までは徒歩でも上がれるようになっているようです。ゴーカートのコースも広く取ってあって大人から子どもまで楽しんでいました。


最高の景色を堪能して今度は遊覧船のコースへ急ぎました。小さい町ですので歩く距離は短いので昨日から助かっています。
遊覧船も大変な人気、時代を代表する蒸気船だそうです。船のデッキはさすがに寒く、みなさんは中から景色を楽しんでいました。


遊覧船のコースですと行って戻るだけですが、途中の高原牧場のある対岸に上陸すると、牧場の体験などをして約3時間楽しめるようになっています。したがって金額も高くなります。
折角ですから少々リッチ気分を味わいました。お昼時でもあるのでバーベキューコースと農場コースに分かれていたらしく私たちは農場コースにしました。
まず羊の飼われている場所に案内され、羊と遊ぶ時間がり、犬が羊を追うショーや、羊の毛皮を目の前で刈るとるのも見せてもらいました。


テータイムもあり、コーヒーや紅茶、お菓子などが振舞われ昼食代わりになりました。その後は鹿(トナカイ)やちょっと変わった動物の見学コースがありました。一生懸命説明をしていますが、わからず名前もわからない動物もいました。
ここから眺める景色も最高。この地方はどこからでも絵になる景色でついつい写真を取りまくりました。夫は写真の整理に大変でした。


3時間楽しんだあと、次の船が到着して降りる人と入れ変わりに帰ってきました。船中ではピアノのサービスがあり行きも引いていましたが、帰りは歌の本が配られみんなで合唱をしていました。メロデーはわかる歌もありましたが、英語の文句はさっぱいです。
近くに日本人らしき女性たちがいたので声をかけたらやっぱりそうでした。夜出かけようかと話していた日本料理店「南十字星」の店員をしているそうです。夕食はそこへ行ってきます。


  4月9日(木) 曇りのち晴れ   11日目 クライストチャーチからクイーンズタウンへ

昨夜から降り続いた雨が今朝もまだ降っていました。とうとう雨になったかと思いました。しかし今日は移動日です。向こうの天気はどうなるの気になるところでしたが、空港に着いた頃からすっかり晴れました。

9時半にシャトルバスがホテルに迎えに来て空港まで行くのですが、このバスは日本のタクシーのようなもので各家庭までも送り迎えをしてくれるのです。乗り合いバスのようなもので、乗り合わせた人数で値段も決まり、比較的安くて手軽なバスです。結局来た時もまた帰りも利用してしまいました。

空港では待つこと1時間、空港内を回っている際に私たちが乗る飛行機がプロペラ機であることがわかりました。びっくり、急に怖くなりました。しかも搭乗する際の検査もなく、乗るのも飛行機のところまで歩いてタラップを上るのです。40年も昔、帰郷する際初めて乗った飛行機もタラップを上って行ったのですが、プロペラ機ではありませんでした。聞くところ揺れるという話でしたので心配になり「どうか無事で」と祈って乗ったのですが、上空は天気がよく揺れもなく快適です。サザンアルプスの山並みが綺麗で、圧倒されて怖さも忘れての空の旅でした。


このプロペラ機は定員80名くらい、結構沢山乗っていました。小さい飛行機ですがサービスは今までの国内線で一番でした。
席が一番前でしたので外の見晴らしもよく写真もよく取れました。多くの飛行機ではカメラも使用できませんがこの飛行機はこれもまたOKでした。
到着して降りる際、操縦士と一緒に子どもが降りてきたのでまたびっくりしました。おそらく子どもを連れてちょっと行ってくる、といった具合の楽な会社でしょう。ですから何のチェックもなく簡単に乗り降り出来るし。人の命をあずかる仕事ですから楽なことはいいけど安全チエックはしっかりやってほしいものです。


山並みに見とれているうちにクイーンズタウンに到着、空港も山間にある小さな空港です。
こちらもまた沢山のシャトルバスが待ち受けていました。10人くらいで満員になるバス、乗ること20分でクインズタウンに到着しました。小さなこじんまりした綺麗な町です。


クライストチャーチもチャイニーズが多かったのですが、こちらにも多くいます。同じホテルで一緒に降りた人もそれらしき人でした。南の外れまで来てしまいましたが、日本人には会いませんね。

時間がまだ早かったのでホテルの近くの湖の辺を散策しました。レストランがあったので遅い昼食にスパゲッテーを食べたのですが、日本の乾麺のウドン麺でした。味付けは私好みでとても美味しくいただきました。
この町に来て第一印象は「綺麗」でした。どこを見ても綺麗な景色ばかり、明日からの行動が楽しみです。旅行最後の地、一泊多いので少しはゆっくり出来そうです。





  4月8日(水) 曇りときどき晴れ   10日目 クライストチャーチ

昨日は夫の調子がなんとなくおかしくてハッとしました。申し訳ないが病気のことをすっかり忘れて楽しんでしまいました。急に心配になり休むように勧めたのですが、薬を飲んだから大丈夫というので少々安心しました。もしかしたら本来なら来られなかったところ、良くここまで来ることが出来たということかもしれません。欲は言いません、夫の体調に合わせて行動します。

ニュージーランドに来て10日目、明日はいよいと最終目的地へ移動します。
これまで日中雨にあったのは一日もなく恵まれていました。ついた初日も夜雨が降った気配がありましたが、昨夜も結構凄い雨が降っていました。夢うつつに水道の蛇口が水漏れしているのかと思って止めようとしたところ、実は雨の音でした。私はそれくらいこちらに来て体調も良すぎて、よく眠れます。良く寝て、よく食べて夫に呆れられています。多分(人気も知らないでと・・・)本当に嘘みたいに今まで痛かった場所も気がついたら痛くない。いったいどうなったの、楽しているからか?

朝になると雨もあがり、夫の調子も良くなったので出発しました。昨日行くはずだった「大聖堂」。遠いと思ってタクシーで行ったらなんと5分。昨日は見当違いのことばかり。普通ならこんなミスはしない夫が、余程調子が悪かったのが伺えます。私も夫任せにしているので反省しました。


この町の名前を「神さまの教会」という通り大聖堂も大きな教会でした。
バージンロードを花で飾り、いろんな催しが行われるようです。広場ではチェスをする場所もあり、いろんなテントの店が立ち並び賑やかでした。
大聖堂前の広場の横からトラムという電車に乗ったのですが、この乗車券は何日間か乗れる券になっているので何回乗ってどこで降りてもいいのです。私たちは植物園に行くのに乗車して、電車が信号待ちで停車している所を電停だと思い、間違って降りてしまい車掌さんに注意されてしまいました。(客がびっくりして見ていた、すみません。旅の恥は掻き捨てでした)


植物園を回っているとエイヴォン川をゆったり川くだりをする船が見えました。後で乗り場へ行ったら結構予定が入っていて飛び入りは駄目でした。
何回も同じ事を書いていますが、どこの公園にも大きな木が多く驚きの連続です。「パインツリー〜パイナップルがなっているような松の一種」が至る所にあるのですが、松ぼっくりがちょうど熟している時期で、木の下にいくつか落ちていました。(日本の2〜3倍の大きさ)。
高いところに実が沢山あるので見上げながら歩いていた時、大きい実が一個凄い音で落ちてきました。びっくり、ちょうど通りかかった若い外人二人も驚いていました。頭に当たったら大怪我をしますね。
植物園の前の博物館にも結構見物客が入っていました。公共施設が無料で入れるので、ここでも小学校の低学年の児童が見学学習をしていました。


昼時、中心街に戻り昼食場所を探していたところ、「sushi」と言う文字が目に入り、よく見ると「日本料理店」でした。ご飯が食べたくて入ると日本人ではなく中国人がやっている店でした。
入ってしまった以上、仕方がないので弁当を注文。種類もいろいろで夫はA,私はcの弁当を注文しました。違いはお寿司と白飯、味噌汁と蕎麦の汁物で、あとは天ぷらと刺身がついて豪華版。私はやっと食事ができた気がして美味しい。夫は寿司がイマイチだったとかでがっかりしていました。

この町にはさすがに日本人が多い、何組かの人に会い彼らが話している日本語に会いました。
今度は本当の日本料理店「倉敷」と言う店を見つけ、夕食を食べに行ってきました。「いらっしゃいませ」、日本語でした。
定食を食べ、漬物も美味しく満足しました。また生ビールががないので地元のビールを味わって見ました。アルコールが日本よりも弱くあまり酔いませんでした。
本を見ると3軒日本料理店があるようです。こんな所まで来て日本料理を探す・・・。私たちばかりでなく他にも何組かありました。お茶漬けを食べたくなります。

夕方からちらちら降ってきた雨が、私たちがホテルに戻ってから大降りになりました。お天気にはついていました。





  4月7日(火) 曇りのち晴れ   9日目 ウエリントンからクライストチャーチへ

私にとって英語漬けはストレス以外の何者でもない、もう飽きたと思っていたところへ「こんにちは、お元気ですか」と声が聞こえた。空港まで頼んだタクシーの運転手が日本語で挨拶をしてくれたのでした。片言の日本語でもホッとする。聞けばトルコの方で友達の奥さんが京都の方だそうで日本語を習っているのでしょう。楽しい方で夫のと会話も楽しそうで、あっという間に空港へ着きました。


今日は南の島へ移動日、早起きしての出発です。ウエリントン最後の日は雨です。
風の心配も何のその、飛行機は飛ぶのが当たり前、お客は満員でした。こちらの人は時間ぎりぎりに来る人が多く、早くつき過ぎた私たちは少々待ちくたびれました。
空港で人を見ているだけでも楽しい。実に国際的、いろんな人種の集まった国だとまた思い知らされました。
見送りにきた人が別れに「ハグ」をするのですが、チュッとキスもする人もあり、実に面白い。
この空港は小規模の国内線空港ですが、オーストラリアなど近くの外国にも出ているのでしょう。チェックインは自動機が主流で、立っていたら親切な係員から声がかかり扱い方を教えてくれました。皆さん親切な人が多いです。
客商売は外国人にも多少気を使うのか、搭乗係の人から「こんにちは、さようなら」とまた声がかかりなんだか楽しく笑ってしまいました。
飛行中は思ったより揺れが少なく、一時間足らずでクライストチャーチへ到着したのでほっとしました。

クライストチャーチの天気は晴れ。気温は20度とのことで暑い。空港近辺は広い平地ですが、遠くには南アルプス?の山々が連なっています。
この空港は日本からも来る国際線、さすがに人が多い。やっと日本のツアー客を見ました。「・・・ご一行様」と書いた案内の紙を見ると懐かしい。「さあ行きましょう」との添乗員さんの声、やっぱり日本語がいい。
こちらは、小型のシャトルバスでホテルまで乗せてもらいました。個人でも玄関まで送ってくれるバスがあるのですね。

ホテルは一階建てで、町の中を流れるエイボン川のすぐ傍にある静かな所です。川の周りは大きな木が多く、流れは安曇野のワサビ園を思わせ、鴨が沢山泳いでいました。
暑い日で空を見ると夏の空、木の下は枯れ葉が舞って秋です。爽やかな風が吹いてとってもいい季節です。


ホテルに着いたのは12時半、近くを散策するため外出したのですが、今日はなんともはや、ただ歩くのみでした。
最初は方向を間違えて反対側に行ってしまい、あわてて戻って一休み。今度はしっかり歩くも目的地まで意外と遠い。夫の体調もあまりよくなっかたようで途中でやめて帰りました。
お花が多く、珍しい街路樹も多くそれらを見るだけでも価値ある散歩でした。


  4月6日(月) 曇り      8日目 ウエリントン

ウエリントンは風が強い町と聞いてはいたがなんとすごい風です。
二日目、朝も風の音で目が覚めました。ホテルのすぐ横は大きな道路、ひっきりなしに車が走って行きます。
簡単な朝食を済ませて出かけました。昨夜夜景を見ていたので全体の様子はわかりましたが、今日は個々に見学をします。


ホテルの前をバスが通っていたのを昨日見ましたが、乗り場、降り場がわからず結局また歩きです。
植物園に行こうとしてケーブルカーに乗ろうとして地図を持って歩いていてなんだか様子がおかしい。ちょっと道に迷った様子です。再度立ち止まり地図を確認していると若い男性が近づいて来て「夫訳〜何かお手伝いをしましょうか」と夫と暫く話込む。「案内するからついて来なさい」と言って結局乗り場まで案内してくれました。親切な爽やかな青年でした。気持ちがよくて嫌なことも忘れさせてくれました。
ケーブルカーに乗ったら座席の向かいの気の良さそうなおばあちゃんが声を掛けてきました。夫と楽しそうな会話をしています。お隣のご夫人も一緒に聞いていて笑っていました。上っている途中景色のいい場所ではお隣のご夫人が手招きで教えてくれ皆さん親切な方ばかりでした。

公園の中は広くて回るのに大変でした。オークランドからこちらへ来るときにも感じたのですが、日本では「アガパンサス」という花が街路樹ならぬ街路花になっていて沢山植えてありました。富山にいた時庭に沢山咲いていたので懐かしくどうしてこちらにこんなにあるのか不思議なくらい、この公園にもいっぱいありました。


ベゴニアも花壇にいっぱいあり、ローズガーデンには沢山の八重咲きがあって見事でした。
公園内を走っている人が多いこと、体操をしている人など体力つくりはこちらも盛んですね。




帰りもケーブカーで降り、今度は中心街を回りました。ウエリントンはニュージーランドの首都ですが、オークランドより人口は少ないです。しかし海岸沿いに立ち並ぶ家を見ていると人口が多いように錯覚します。小高い山にまで民家が集中しています。全体が都会に集中しているのでしょうか。なにしろここは首都らしく高層ビルも立ち並ぶ大都会です。国会議事堂やコンベンションセンター、国立図書館などはこの町にあります。
大きいビルには日本の企業も目立ちました。
海がすぐそばにありますが、風は潮風ではありません。さっぱりとした風です。至る所に広い公園があり、住民の憩いになっています。
最後に訪れたテ、パパという国立博物館の近くの公園ではお弁当を食べたり、親子づれが昼のひとときを楽しんでいました。
海鳥も多く、弁当を食べている人のすぐ前に止まって食べたそうにしている、休憩しながら私たちもこんな光景を見て楽しんでいました。
テ、パパを出てホテルまで一旦戻り、歩き疲れて少々休憩。(町を回っている間も何回も休憩、年のせい?)。

7時にはマイクが来るはずなので(ちなみにマイクはこの町に仕事のため滞在、週末にパーマストンノースに帰宅)、その時間まで食事でもと町に向かって歩いている最中に、早めに来てしまったマイクにばったり。夫が「今度はこの道を行こうか」とい言ったお陰で彼に会えたので「予感がしたの?」と驚きました。
彼は祖母宅に滞在しており、夕食はそちらで食べると私たちの夕食の誘いを断りました。残念ですが、レストラン街まで送ってもらってそこで再開を約束してお別れをしました。(マイクさんお世話になりました)。

何を食べようかといろいろ探しながら歩いているとマックの大きな看板を見つけました。中に入ってみるといろんな食堂が集まった広い大衆食堂になっていました。
中華、アラビア、インド料理、マックなど沢山の店が並んでいて、好きな店で好きな料理を注文して、その後中央のる広い場所で食べる方式です。
中華料理のセルフ方式(ホテルのバイキング方式をアレンジしたようなもの)の店があり、お皿の大・中・小だけで値段が決まるのです。その決めたお皿に好きなだけ盛って食べていいのです。
最初様子を見ていたら、若い女の子がてんこ盛りにした皿を持って出てきたのでびっくりしたのですが、店の人に聞いて納得です。
私たちが注文したのは隣のちゃきちゃきチャイナおばちゃんお勧めの店。夫と何やら喋っていて、夫が日本から来たと言ったらなにやら変な動作をして笑っています。何だろうと夫に聞いたら「日本の女性は男性の後ろからチョコチョク歩く」と言ったそうです。夫は「それは昔のこと、今は違ってあなたと一緒です」と言い返したそうです。なんと傑作なおばちゃんでした。
あそうそう、私たちも中皿でてんこ盛りで食べました。満腹過ぎてホテルまでまたまた歩きました。
明日は早々に移動です。今度はバスではなく南の島に飛行機です。風が強いので少し心配です。





  4月5日(日) 晴れ      7日目 パーマストン・ノース

昨日まででサマータイムが終わって今日から時間が一時間遅くなりました。こんな経験って始めてですのでよくわかりませんが、時計を直しながらマイクが一時間余計に眠れると笑っていました。これで日本との時差は3時間になりました。

昨日は遅くまで話し込んで眠る際に星を見ました。毎日綺麗な星空で天の川もはっきり見えます。一昨日は南十字星がどれかよくわからなかったのですが、昨夜はっきりしてすっきりしました。夫も満足そうでした。星がはっきりすぐそこに見えるので、日本に帰ってからも観察したくなりました。

今日もいいお天気です。午後からはおいとまをするので、残り少ない時間を有効に過ごすために早起き・・・ではなく、寝室の時計を直していなかったので間違えて早起きをしてしまいました。
へジョン(奥さんの名前)が朝ごはんに沢山の韓国料理を作って下さいました。家庭菜園で取れた野菜の味噌汁も作ってくれて日本にいるような気分でした。
ちなみにキムチもよく食べるそうです。子どもたちも大好きで風邪を引かない元気の元はキムチかなと笑っていました。

毎週土、日曜日は野菜の朝市があるそうです。今日はお母さんも一緒に買出しにいく日になっているそうで、私たちも見学に一緒に行きました。
市場はインターナショナルと言っていいくらいいろんな国の人が集まって賑わっていました。沢山の野菜、見たことがない野菜もありますが、多くは日本と同じです。季節的に梨があったり、スイカもまだありました。


今まで野菜畑を一度も見たことがなく、いったいどこで作っているのかと思うほどの野菜が集まっています。この野菜は中国の人が作っているそうで、畑は道路よりも奥のにあるので見えないと言っていました。店の主人も中国人らしき人が多かったので自分で作ったものを持ち寄っているのでしょう。2時ごろまでには完売するそうです(土曜日は違う場所でもっと大量で種類も多いとか)。
お母さんもヘジョンも沢山買い込んでいました。卵も30個入りで日本円にすると250円くらいで安いと感じました。豆腐もここでしか売っていないので今日は豆腐が食べられと言っていました。ちょっと不便ですね。

その後、お泊りに言っていた子どもたちも一緒に、官庁街を回ってダウンタウンの中心の公園でソフトクリームを食べました。


お昼になり、家に帰ってきてまた賑やかになりました。
私たちは帰り支度をして休憩をしている間にヘジョンは何やら作っています。お手伝いをさせてと言っても「お客さんだから」と言ってなにもさせてもらえません。本当に手際がよく、ぱっぱっと作ったものは野菜を卵で絡めて焼いたものとマヒ−ンでした。
手つくりの最後のランチをいただき2時ごろにお別れをしました。本来ならバスで持った早くにウエリントンへ移動するところですが、マイクがウエリントンに行く予定を一日早めて車で送ってくれることになり、こんな時間までお邪魔していたのです。
最後に子どもたちが「バイバイ」とハイタッチをしてくれました。もう最高でした。
2時間半位で到着したニュージーランドの首都ウエリントンの町は海に面した町でとっても賑やかそうです。3番目に大きい町だとか。
今日も高い町を一望できる場所に案内してもらい素晴らしい夜景を見ることが出来ました。明日からまた楽しみです。マイクありがとう。





  4月4日(土) 晴れ      6日目 パーマストン・ノース

夫の友人、マイクの家に来て一夜が明けました。久しぶりの再会で大歓迎を受けました。昨夜は彼らの友人の婚約パーテーが予定されていたとの事で早々に出かけたので十分に話が出来なかったので今日からが本番です。
夫婦が出かける時は子どもたちを実家に預けて行くのは日本と同じでした。今日は私たちも一緒に子どもたちを迎えに行きます。

いろいろ行動する中で助かったのは、何よりマイクの奥さんが日本に長い事いたので日本語が上手だったことです。とても気さくで損得を計算しないような方で高感度一位です。
実家に行く前に町の中を何か所か案内して下さいました。山の上に風力発電の風車が立ち並んでいたのがバスの中から見えたので、その近くまで連れて行ってもらいました。


今日は風が強かったためか、ほとんど全部の風車が回っていました。全部で55機あるそうで真下から見るのは初めてでした。
マイクのお父さんが趣味でやっているラジコンの飛行機の場所も見せてもらいました。やっぱり風が強いので今日は飛ばすのには向いていないとのことでした。

緑豊かなニュージーランドは景色の綺麗な場所が多いのでそんな所にも案内してもらって今日は車で楽チン、楽チンです。町を一回りして実家に着きました。
ここはマイクが住んでいる場所とは違う閑静な住宅地といった感じの場所でした。周りを眺めてもりっぱな住宅ばかりです。
お母さんがランチの準備をして待っていて下さいました。スコーンというこちらのパンの焼きたてをご馳走になりました。
野菜でちょっと変わっていたのは赤カブの一種ですが、柔らかい漬物ようなものが美味く感じました。
同じ野菜でも料理法が違うのがお国自慢ですが、こちらはサンドにはさんで食べるのは同じでした。飲み物はコーラが多いですね。いろいろご馳走になり子どもたちを連れて帰宅しました。


可愛い3人の子どもたちを見ていると、お相手を出来ないのがもどかしいというか、じれったい思いでした(長男がお話が上手なので、聞惚れていました。当たり前とはわかっていても感心します)

夜はご両親が見えてディナーを一緒にいただきました。お父さんがワインを持参したので話の相手は夫が、ワインの相手は私がしていました。お話はゆっくり話してくださったのでわかりやすかったそうです。楽しいひと時が過ぎてお帰りになられる際に、子供たちはまた御泊りに行きたいと言って上の二人が一緒に出かけました。それからは私たちの時間、つもり積もっていた話をして懐かしい昔に戻っていました。私は東京での彼と彼女の話はあまり知らないので一緒に聞いていました。東京での話し、韓国での話しなどなどいろんな話を夜更けまでしていました。彼女の方がだんな様をリードしている感じが至る所に見えて若いのにしっかり家庭を守っている様子が伺えて人事ながら安心しました。この地域の生活の事、学校の事いろんなものがわかりました。5歳で入学して高校まで義務教育だそうです。教科書もなく家では勉強はしなくてもいいそうですのでそれだけは羨ましく間感じました。顔形や言葉は違っても日常の生活の中でのごたごたはここでもあるそうで、これはどこも同じだと痛感しました。





  4月3日(金) 晴れ      5日目 ロトルアからパーマストン・ノースへ

今日から3つ目の街に移動します。ここロトルアはあまり人のいない街というイメージが強く、外食にも行かなかったので多分それほど思い出に残るかどうかという感じです。しかしあまりにもよく歩き、また先住民マオリ族発祥の地、間歇泉ということで言えばしっかり頭に刻まれたのは間違いありませんね。
10時にチェックアウトして早速バスターミナルへと歩きました。11時25分のバスでファーマストンノースへ出発です。この町に夫の友人が住んでいるのでやっと会えるのです。


バスは直通ではなく、1時間くらいでタウポという街に着きそこで乗り換えになります。交通手段はやっぱりバス。鉄道はあるようですが、一箇所の範囲しか通っていなくて不便です。ですから移動に時間がかかるので今日もほとんど一日移動に費やしました。
なんと今日のバスにはトイレが付いていたのでほっとしました。ロトルアまでもそうでしたが、こちらのバスも客が少なくガラガラ状態です。
ロトルアには湖が2つあって昨日行ってきたのが小さい湖、今日バスが通っていくタウポの道沿いに2つ目の大きな湖がありました。海のように広くとっても綺麗な湖でした。夏はボートが出たりいろいろやっているようですが、今の時期はなにもなく静かでした。


その湖を通過すると家もなんにもない平原地帯、遠くには高い山も見えましたが、道路の周囲はだだ広く砂漠の中を通っている感じでした。
ここでも牧場はたくさんあり、今日は牛よりも羊の方が目立ちました。

タウポを出て2時間位で休憩になり、小さい地名も分からない小さな街でやっと人家に会いました。トイレとお菓子や飲み物などのショップが一件、その他の土産物屋が一件あり何となく寂しい場所でした。
アイスクリームでも食べようと思ったところへ2台のバスが到着。中からどやどやと女子高校生?が一斉に降りて店を占領してこちらの入る場所がありませんでした。
すこしウツラウツラしながら4時45分予定通り目的地に到着しました。友人のマイクさんが二人のお子さんを連れて迎えに来てくれていました。何年ぶりの再会でしょうか?もう3人のお父さんになっていました。
10分くらいで家に到着、大きなイヌが出迎えてくれてびっくり、でもおとなしいイヌです。
お子さん達は女の子が4歳、男の子が2歳半、下が生後7ヶ月の女の子です。子どもたちに話したくても英語が話せないのが残念です。
奥さんは韓国出身で長く日本にも住んでいたので日本語は通通ですからよかった。長いこと日本語は話していないのでと言うことでしたが、ちょどよかった日本語を使ってくださいとお願いしました。
夕食は韓国の料理とこちらの料理とミックスでしたがキムチとチジミがとても美味しかったです。食べ慣れているからでしょうか。今日から2泊3日お世話になります。





  4月2日(木) 晴れ      4日目 ロトルア見学

昨晩のバス停での寒さは何処へやら、今日は暑い日になりました。
今日も2カ所、見学コースが決まっています。夫くらい言葉が通ずれば、私なら何でもホテルの人に聞いて行動するのにと思いますが、夫にしてみれば「やっと喋っているのに、緊張しているんだよ」と地図を頼りに行動です。そんなものかなと付いていくだけです。
はじめに「テ・プイア」という間欠泉が出る場所を見学に行くのですが、地図上でみるとホテルから遠く感じました。まず足慣らしに昨日バスが着いたターミナルまで歩きました。30分から40分間かかります。そこで入場券を買い、バスで行くつもりが、時間が合わなかったのでタクシーにしました。タクシーはホテルを通り越して暫く行ったところで止まりました。直接来た方が早かったねと大笑いしました。

このテ・プイアは結構広い範囲で間欠泉が出ていて至るところから煙が上がっていました。なんと凄い「ボコ、ボコ地獄の釜」の音でした。
今日は中国人や地元?の観光客が結構来ていました。それでも邪魔をされずに写真を写せるくらい静かな雰囲気です。

12時過ぎから先住民族マオリ族のショーがあるのでそれまで隅々まで見学、こちらでも歩き疲れました。
先住民族のショーは始めは何かを喋りながら儀式から入るのですが、ちんぷんかんぷん、やっと踊りが始まりました。沢山写真を撮りましたのでアップします。
終了後一旦ホテルまで歩きました。車ではすぐでも、歩くと暫くかかりました。




休憩後午後の行動に移りました。タクシーもなかなか来ないのでまたまた歩き。バスターミナルを越えて湖まで行きました。
こちらにも地元のお子さんづれが来ていました。近くに公園もあり、ゆっくりしていました。海鳥や珍しい黒鳥がゆったり泳いでいて気持ちのいいところでした。シーヘリも飛んでいてどこかの島へ行くのでしょうか。時間があったら乗りたっかった。

帰りは岸辺にあるガバメント公園によりました。こちらはまだ綺麗な花が沢山咲いていました。沖縄に多いカンナ、ホウセンカ、ハゲイトウなど見覚えの花ばかりでした。
建物も洋館風も大きい建物で地元の人たちの憩いの場所になっているようでした。ここにも「ボコボコの噴煙」が見られました。
ニュージーランドは間欠泉を商売に利用しないのが良いところですね。テ・プイアではこんないい場所、「温泉卵でも作って売ればいいのに、また足湯を作って休憩場所に」とか日本流のあくどい考えが出て夫に笑われました。
帰りも結局ゆっくりホテルまで歩きました。今日は何キロ歩いたのでしょうか。足のまめがつぶれそうでした。夫は慣れてのか、今日は足も痛くないと元気そのものでした。車がないので歩くしかありませんね。







  4月1日(水) 晴れ      3日目 ロトルアへ移動

今日は4月1日。日本では「エイプリルフール」なんて誰かをだましたりする・・・ふと日本を思い出しました。ハルちゃんはどうしているでしょうか。
オークランドはまだ暑く、丸二日を過ごしたら近辺の店も少しは分かるようになりました。日本食の店も何軒かあり握りもありますが、ほとんどがテイクアウト用の巻寿司が多いように思いました。
昨晩は近くにある日本料理屋さんで夕食をたべました。この店は本格的な和食料理屋さんでした。
ここでもまた驚いたことがありました。寿司握り定食と、お刺身定食を頼んだらお寿司の定食にご飯が付いてきました。つまり握りはおかずのようなのもです。店の人曰く、「こちらの方は食べられますよ」とのこと。
サンドイッチなどを注文してもとにかく「でっかい」。水なども1リットルサイズのものを持ち歩いているので、こちらのみなさんはよく食べてよく飲むのかな。
午後から次の滞在地へ移動するので、午後1時のバス時間まで荷物を引っ張りながら町中を散策しました。
マックの店はこちらでも相変わらず賑わっています。商品は日本とほとんど同じ、遅い朝食を食べながら人の動きを観察していました。ローマ字だらけの中に寿司とか、ラーメンとか日本食品とか日本語の看板を見るとほっとします。
日本の緑茶と言うのを購入したところ、甘いのにはこれまたびっくり。中身はこちらの人向きにアレンジされているのでしょうかね。

午後1時15分長距バスに乗って「ロトルア」という町に向けて出発しました。4時間かかりますが、こちらのバスにはトイレがありません。途中2時間走って休憩するらしいのですが途中で行きたくなったらどうするのだろうかと気になりました。
乗ってみると日本のように飲んだり食ったりは禁止でした。ですからビールを飲んでしきりにトイレに行く日本とは違うことがわかりました。
今日はほとんど車窓からの感想になりますが、まず高速道路がなくすべての道路がハイウエイ並みです。道路が5車線になっていてどの車も全部スピードを出して走っています。
オークランドを離れていくと町並みも変わって来て、大きな建物もなくほとんどが平屋の民家で、静かに並んでいました。
途中にハミルトンという町がありましたが、ちょうど2時間地点でトイレ休憩。こちらの町は工業地かと思われるような工場らしき建物がみられました。
そこからだんだん静かな地へ、道路は一直線。周りは広い牧場が続いており、牛が沢山放たれまるで北海道を走っているような感じでした。牛ほどではないけれど羊の群れも見られました。牛のえさのトウモロコシの茎は沢山見られましたが、人が食べる野菜や果物などは何処にも見あたりません。いったい何処で作っているのか気になりました。
運転手さんが途中説明をしているような感じでしたが意味がわかりません。
ちょうど4時間で目的地へ到着しました。降りた途端、風が強くちょっと寒いけれど静かな綺麗な街でした。
車だと5分もかからないところにホテルはありますが、外食をしようと思っても何もない静かな所です。仕方がないのでホテルのバイキング食になりそうです。バスに乗ろうにも様子がわからないので、またこちらでもウオーキングになりそうです。









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