2日には委員会会長に提出し、取り扱いについて話し合ったあと、あとは策定委員会での協議に移ります。
今日からお隣の集落で「ホタル祭り」が始まりました。まだ明るいうちから開会式があり、窓をあけて作業をしていたら、すぐ隣で話しているようにすべて聞こえてきました。
祭りの会場は、我が住まいのすぐ目の前。田圃を隔ててすぐ下になります。初日でもあり、人混みが嫌だったので見にはいきませんでしたが、知人の話では「今までで最高のホタルだった。数も凄かった」と話していました。
9時過ぎに家の前に出てみると、用水の上を2,3匹ピカピカと飛んでいましたよ。そのうちの一匹が何を思ったか、我が家の玄関先のレンギョウにとまって光っていました。
今のところはまだ人間に守られ、人口飼育されたホタルです。子どもの頃に裏の小川のほとりで見たように夏になれば無数のホタルが光るというのはもはや幻想なのでしょうか。しかし、沖縄では妻の実家の前に何匹も飛んでいましたから、農薬のない自然な環境ではいくらでも増える可能性があるということでしょう。
沖縄では、国の辺野古埋め立て申請書の縦覧が始まりました。
今日の沖縄タイムスの報道では、この申請書は埋め立ての必要性について「多角的に検討を行い、総合的に判断した結果、移設先は辺野古とすることが唯一の有効な解決策だ」と述べているらしい。辺野古に海兵隊基地をつくる理由としては、(1)中国の軍事力の近代化や活動の活発化(2)海兵隊の司令部、陸上・航空、後方支援の各部隊の一体的運用(3)潜在的紛争地域に近い・近すぎない地理的優位性(4)普天間を極力短期間で移設可能・・・などがあげられているとも。
埋め立ての際の大きな問題は、美しい海が破壊されるということはもちろんですが、その土砂をどこからどのように持ってくるのか、どんな土砂なのかです。業者から買えばアセスに引っかからないということらしいのですが、そんな馬鹿な話はないでしょう。
沖縄県は、辺野古ダム周辺の土砂を予定するという申請について、「市の同意がなければ採取できないと理解している」として同意しない方針だし、第一この埋め立てには2310億円かかり、それをすべて日本政府が負担するというのですから、私たちとしても絶対に認めるわけにはいかない。
参院選での自民党の公約を見てみましょう。自民党のホームページから「政策」をクリックすると、まず「日本を取り戻す」という真っ赤な文字がドッカーンと出てきました。誰でしたかね、「戦前の日本を取り戻す」と書いていたのは。
参議院選挙公約を開いてみると「強靭で機動的な防衛力と安全保障体制の構築」の項目にちゃんと「●抑止力の維持を図るとともに、沖縄をはじめとする地元の負担軽減を実現するため、『日米合意』に基づく普天間飛行場の名護市辺野古への移設を推進し、在日米軍再編を着実に進めます。」と書いてありました。
潜在的紛争地域に「近からず遠からず」ですか。結局この政党は、沖縄を捨て石にして「本土決戦」を叫んだ戦前の帝国日本の支配層と何ら変わらないじゃありませんか。「近からず」は東京から。「遠からず」は中国からということでしょうかね。
沖縄の辺野古に立って、海を見てみるといいでしょう。この海を埋め立てることがどんなに無謀なことか。どんなに自然を破壊し、ひいては人間そのものを傷つけることになるのか、自民党の方々は全く理解できない。
沖縄の自民党が「辺野古埋め立て賛成」と言った瞬間に、政治生命が絶たれるくらいになっていることに、自民党の方々は思い至らない。だから高市さまはぬけぬけと説得に出かけるのです。
いっそのこと東京湾をぜ〜〜んぶ埋め立てて、巨大な米軍基地と原発を作ったらいかがでしょうか。そうすれば、国土の面積も増え、電力も安泰だし首都の安全も守られる。沖縄に海兵隊がいたって役に立ちませんから。
私自身は、復帰前のきれいな海を知っているし、復帰の「おかげ」でどれだけ海が汚されたかも知っているし、さらに埋め立てで完全に沖縄が破壊されるのを手ぐすね引いて見ているわけにはいきません。というわけで、我々が沖縄に根拠を移す日も意外と近いのかも。