今日は五月晴れ、外は26度もあったようでした。この連休にほとんどの田んぼが田植えを終えています。まだ水がはいっていない田んぼもあるのでどうなっているのかはよくわかりません。
水が入った田んぼの逆さ富士ならぬ逆さアルプスの光景はまた素晴らしい。山はきれいだし、一年の中でちょうどいい季節ではないでしょうか。
テレビで連休の混雑状況をみていると45キロも渋滞しているとのこと。息子たちはこの連休は来なかったので、久しぶりにあちこちの催し物に参加しています。
3日は長野まで行ってきて、今日は安曇野市で有名な弁護士伊藤真さんの講演会があり出かけました。
会場に行くとき、何の気なしにいつもの道(わさび園の通り)にさしかかったとき、ふと連休だったことに気づきました。連休はわさび園に行く客で1キロ以上も渋滞するのです。
「しまった」と思ったときには渋滞の末尾についてしまったのですが、脇にそれる道があるところで迂回して何とか難を逃れました。以前渋滞にはまった経験があるので冷や汗ものでした。なぜかあの「わさび園」全国的に有名でほとんどの車が県外ナンバーです。
会場に着くと思ったよりも多くの人が来ていましたが、やっぱり中高年ばかり。若い人はどこかに遊びに行っているのでしょうか。何とか講師の伊藤弁護士は伊藤塾を開いていて大人から子ども向けのわかりやすい憲法の本も出しているので有名です。
写真で見る限りでは若々しく素敵な方でした。実際は少々お年を召していてイメージとは違った感じ(まったくミーハーです)。
折角東京から来たのに2時間一気に話してすぐにとんぼ返り。おそらく有名だから多忙、よく講演依頼の交渉が出来たと驚きでしたが、せめて次の電車にして質問時間も少しはとって下さればよかったのでは?まあ本人もそうしたかったとは思うけど。
「憲法改正は本当に必要か」〜かわったらどうなる、どうするの〜について話されて、2時間ばっちりの講演会でした。内容はパワーポイントのスライドで進行。早口で盛りだくさんでしたがわかりやすいほうでした。本当に盛りだくさん、言いたいことが山ほどだったのでしょう。
全くそうだと思ったことを列挙すると・・・
1.中学校時代ドイツ行った話は子供らしくて面白かった。
2.ベルリンの壁も崩壊したときは驚いたという。誰もがそうであったとは思うけど。
3.「相手との壁は向こうに仲間を作れば壁ではなくなる。それは意識の問題なんだ、
4.憲法を学ぶ意義〜私たちは政治や憲法に無関心ではいられても、無関係ではいられない。
5.ヒットラーを例に出して、言葉を巧みに使いこなすことは権力側の手である。
例えば「独裁」〜「決断できる政治」「戦争の準備」〜「平和と安全の確保」などなど。誰も反論できない言葉を持ち出して憲法を破壊する
(オリンピックの聖火リレーがヒットラーの考案だったとは初めて知って驚き)
・・・というように、日本国制定の目的、必要性、立憲主義と民主主義、個人の尊重などなど沢山でした。
伊藤さんの話には「憲法は国民が国を縛るのも、法律は国が国民を縛るもの」という解説があり、いつも強調されます。
5月3日の憲法記念日は長野で三上智恵さんの映画会と講演会があったので行ってきました。三上さん監督映画の第3弾、「標的の島、風かたか」と講演です。
普段沖縄では「かたかになる」という言い方はしますが「かじかたか」とはあまり言わない。
今回の映画は「標的の村」「戦場の止どみ」とは少々違っていて、八重山や宮古島の自衛隊配備反対闘争が加わっていて、また新鮮な見方が出来ました。